本日のお酒はこちら!
加水をすると甘さが主体的になり、よりシンプルな味わいとなります。そこまで大きな変化は感じられません。
柑橘系なフルーティーさを感じつつモクモク香る土っぽい癖のある燻製香がハイボールにバッチリ合うんですよ、、、。若干柑橘とはまた違った焦げのような苦さも感じますが、全体的に完成された美味しいハイボールです。
※ご指摘やご意見などがございましたらお気軽にコメントいただけると助かります。
こちらのお酒は、まだ私があまりウイスキーに触れたことがない時に飲んだことがあります。珍しくBARへ足を運んだ時、ちょうど
「アイラウイスキーは危険だけど素晴らしい」
みたいな記事をネットで見ていて、強すぎる個性で苦手な人は飲めないけどハマる人はハマりすぎて危ないアイラウイスキーの沼みたいに語られていました。
私はアイラのウイスキーを飲んだことがなかったため
「アイラウイスキー飲んだことがないんですけどオススメありますか?」
とそこのバーテンダーさんに質問すると、このカリラ12年が出てきました。
、、、そこから約1年が経ち久々にカリラ飲みたいなあとなってボトルを購入しました。
今回はそんな思い出深いお酒をレビューいたします。
- カリラ12年の特徴
・種類:ウイスキー
・カテゴリー:シングルモルト スコッチウイスキー
・価格:5000円前後
・定価での入手難易度:やや低
・アルコール度数:43度
・特徴:スコットランドのアイラ地方にあるカリラ蒸留所は1846年に創設しました。カリラ12年はラインナップ上ではスタンダードな位置にいるボトルです。長い歴史を持つカリラですが今回ご紹介するようなシングルモルトとしての「カリラ」を発売しだしたのは2000年代前半からと新しめのラインナップなのです。
今までアイラ地方のウイスキーをいくつかご紹介してきましたが、今回のカリラはアイラ島内で最大の生産量を誇ります。
さらにブレンデッドウイスキーの原料となるモルトウイスキーも多く提供しているためブレンデッドのスモーキーさを演出してきた役者でもあります。「ジョニーウォーカー」シリーズのキーモルトとしても有名です。
カリラ蒸留所はアイラ島とスコットランド本島との海峡に面していて名前のカリラは「アイラの海峡」というそのまんまな意味を持ちます。
また、蒸留所近くに新日家おばあちゃん1人と猫2匹が住む家がありそれも有名でした。おばあちゃんと猫1匹は亡くなり、残った1匹はカリラ蒸留所で飼われたらしいです。
余談ですが蒸留所は猫が飼われていることがしばしば。ウイスキーキャットとも呼ばれネズミ避けにもなるみたいです。
カリラはやはりアイラモルトとして例外なく強いピートが特徴的で35ppm前後のフェノール値です。フェノール値については「キルホーマン マディラホグスヘッドY'sカスク」で触れていますのでご参考までに。
2日以上かけじっくり発酵させて、鋭い角度と真っ直ぐ伸びた蒸留器をつかって作ります。今回は12年以上リフィルバーボン樽で熟成させたものとなります。リフィルとは1度他のウイスキーを熟成させ2回目以降に使いまわされた樽のことです。詳しくは「グレンリヴェット12年」の回でご説明しています。
それではいただきます!
- カリラ12年 実飲
- カリラ12年の香り
- カリラ12年の味
加水をすると甘さが主体的になり、よりシンプルな味わいとなります。そこまで大きな変化は感じられません。
- カリラハイボール
柑橘系なフルーティーさを感じつつモクモク香る土っぽい癖のある燻製香がハイボールにバッチリ合うんですよ、、、。若干柑橘とはまた違った焦げのような苦さも感じますが、全体的に完成された美味しいハイボールです。
- カリラ12年の感想
香り:★★★★☆☆
味:★★★★☆☆
ハイボール:★★★★★☆
面白さ:★★★☆☆☆
デザイン:★★★☆☆☆
コスパ:★★★☆☆☆
宅飲みオススメ度:かなり高
総合点:★★★★☆☆
カイ太郎コメント:初めてのアイラはカリラ12年をオススメしよう。
- 感想
私もまだアイラウイスキーを全て飲んだわけではありませんが、カリラは初アイラにもオススメだなあと感じます。
このカリラの軽い感じが、案外飲むシチュエーションをあまり選ばず万能な戦士なので宅飲み用にもオススメです。
私は家で「何飲もうかな〜スモーキーなやつがいいなあ」と迷うといつの間にかカリラを手に取っています。
※ご指摘やご意見などがございましたらお気軽にコメントいただけると助かります。
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