本日のお酒はこちら!

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アラン10年です!

 こちらは最近話題になることの多い銘柄ですね。ボトルなどがリニューアルされてから注目度がグンと上がり、結構希少性が高くなりました。
 今回はその旬なスコッチをいただきます。


  • アラン10年の概要


・種類:ウイスキー

・カテゴリー:シングルモルト スコッチウイスキー

・価格:4200円前後

・定価での入手難易度:やや低

・アルコール度数:46度

・特徴:スコットランド南西部にある小さな島々、アラン諸島にある割と新しいアラン蒸留所のスタンダードボトルです。

 スコットランドの地方でいう「アイランズ」に分けられます。過去に「スキャパ スキレン」をご紹介しましたが、あれもアイランズ地方に分類されます。
 アイランズといってもスコットランド周辺に散らばる小さな島々で個性はそれぞれ全く異なります。
 今回のボトルはアラン島唯一の蒸留所でもあったアラン蒸留所で作られています。つい2年くらい前に、大元が同じ「ラッグ蒸留所」がアラン島にできました。今後が楽しみですね。
 アラン島は小さいながら穏やかで豊かな自然が広がり、上質な湖水もあります。ウイスキー作りには良い環境と言えるでしょう。昔こそアラン島にはたくさんの蒸留所がありましたが、税金などのウイスキーに厳しい時代でほとんど消えてしまいました。
 色々ありましたが1995年頃にアラン蒸留所が設立されます。私とほぼ同い年だったのか、、、。

 麦芽は新しめの品種であるオプティック種の麦芽を使用し、スコットランドの気候に適したものとなっています。
 効率より優先して香りと味を強く残す単式蒸留器を採用し、熟成用の樽はフレンチオーク樽を主に使用します。
 アランは限定ラインナップを始めとして様々なワインやシェリー系統の樽も使用し、それが最近評判も良く話題を呼んでいます。

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 ちなみにこんな感じのパンフレットが入っていました。アラン島の新蒸留所「ラッグ蒸留所」についても書かれています。


  • アラン10年 実飲
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 2019年にデザインが大きくリニューアルされました。昔の方のボトルは今度レビューしたいと思います。
 アランといえばこのボトル、中々にオシャレですね、、、。

  • アラン10年の香り
 穀物に砂糖を振りかけたような甘い香ばしさ、その後すぐにアッサリとした洋梨や酸っぱい柑橘、レモンやライムなどを感じます。香りなキレは良いですね。

  • アラン10年の味
 かなり若いリンゴにシナモンシュガー、バナナトッピング。やはり柑橘の酸味苦味、香水のように強い香りが口内に広がります。独特な緑を感じるような爽やかさがあり、森林の香りとも言うべきか、、、難しい!
 アルコール46度ということもあり結構ピリッとした刺激があります。
 少し加水をすると味がかなり変わり飲みやすいです。少し粘度を増した甘さやマスクメロン、ハチミツレモン、優しい樽香も素敵です。

  • アランハイボール
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 爽やかな口当たり、意外とハイボールで映える甘やかな樽香、余韻を引き締める苦味とスリーステップ。良いところが崩れることなく、確かな味わいのハイボールです。


  • アラン10年の感想


香り:★★★★☆☆

味:★★★★☆☆

ハイボール:★★★★★☆

面白さ:★★★★☆☆

デザイン:★★★★☆☆

コスパ:★★★★☆☆

宅飲みオススメ度:やや高

総合点:★★★★☆☆

カイ太郎コメント:砂糖系の甘さが個性的。ハイボールが最強格。

  • 感想
 優等生なボトルでした。全体的爽やか属性なのですが、どうも形容が難しく複雑なお味でした。
 飲み方はさほど選ばないタイプのボトルでしたが、個人的にはストレートに少しずつ加水をするか、ハイボールにして爽快にガブるのが好きです。

 あとやっぱりこのボトルは家に置きたくなります。値段も4000円少々なのでやや良心的かと。
 違う樽熟のアランや長期熟成のアランがどのような味わいになるのかとても気になるので、またいつか他のアランモルトもいただきたいと思います!







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