本日のお酒はこちら!

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グランツ トリプルウッドです!

 前回に引き続きこちらも三角柱型のボトルです。ボトルの形以外は中々地味な印象があり話題に上がることは少ないため、低価格帯ですがこのウイスキー飲んだことがないって人も結構いそうです。

 今回はそんなグランツは宅飲み向けなのかどうか等レビューしていきたいと思います。


  • グランツ トリプルウッドの概要


・種類:ウイスキー

・カテゴリー:ブレンデッド スコッチウイスキー

・価格:1400円前後

・定価での入手難易度:普

・アルコール度数:40度

・特徴:1887年創立ウィリアムグラント&サンズ社が贈る世界的ブレンデッドスコッチ「グランツ」のレギュラーラインナップです。


 スコッチウイスキーの売り上げベスト3銘柄は毎度「ジョニーウォーカー」「バランタイン」「シーバスリーガル」が独占していましたが、2016年に急遽シーバスリーガルを退けてベスト3入りを果たしたのがこのグランツです。 まだ新しい話題だからか、そこまでグランツを見かけることもなかったので意外性はありました。

 ボトルの形状から見てわかる通り、前回投稿した「グレンフィディック」と似ています。それもそのはず、同じウィリアムグラント氏がグレンフィディック蒸留所を創設しています。
 ブレンデッドウイスキーという売り上げを期待できるジャンルに賭けてグランツを販売し、経営難だった会社を立て直そうとしたイメージです。そして、それはグランツのおかげでうまくいったようです。

 この三角ボトルはウイスキーの要でもある(麦や泥炭)、を表しているそうです。
 そして商品名にもあるトリプルウッドとは、ファーストフィルバーボン樽バージンアメリカンオーク樽(新樽のこと)、リフィルアメリカンオーク樽の3種類での樽熟成を示しています。

 キーモルトはやはりウィリアムグラント&サンズ社が所有している蒸留所

・グレンフィディック
・バルヴェニー
・キンヴィ
・アルサベイ

がメインで、他ハイランド地方等にある25の蒸留所から提供された原酒をブレンドしているそうです。

 せっかくなのでグレンフィディックをちびちび飲みながらグランツもいただきます。


  • グランツ トリプルウッド 実飲
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 グレンフィディックのボトルと比較すると背が低くずんぐりとしています。グランツトリプルウッドの前身であるグランツファミリーリザーブというラインナップもあり、それが見た目そっくりなのでご購入の際はよくご確認ください。

  • グランツ トリプルウッドの香り
 甘いオレンジの香り、酸味系のコーヒー。どこかスモーキーさも漂います。アルコールのスッとした感じもありますが思ったより深みのある香りで重いボディです。

  • グランツ トリプルウッドの味
 メープルシロップを染み込ませたビスケットを感じますが、直後に強い苦味が現れます。コーヒーっぽさと薬品っぽさが混在して独特です。余韻は野草のようにワイルドな味わいをチラつかせます。刺激はまあまああります。
 加水をすると随分まったりした味わいですが、メープルシロップなどの良い部分が変化して山菜のような独特なスッとした感じが現れます。うーん、どちらが良いのだろうか。

  • グランツハイボール
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 ハイボールにするとオレンジに加えて少々リンゴも現れてフルーティーです。ただ何となく薬品感が残り独特のエグさもある一長一短な感想です。



  • グランツ トリプルウッドの感想


香り:★★★★☆☆

味:★★★☆☆☆

ハイボール:★★★☆☆☆

面白さ:★★★☆☆☆

デザイン:★★★☆☆☆

コスパ:★★★☆☆☆

宅飲みオススメ度:普通

総合点:★★★☆☆☆

カイ太郎コメント:ネガティブ要素ごと愛せるかで評価が変わってきそう。


  • 感想
 面白いな!という香りや味はするのですが、同時にネガティヴな要素も感じ少し勿体無さを感じました。個人的には意外とストレートが好きでした。また、開栓したて、注ぎたての方が美味しく感じたので、サッと飲んじゃうのがオススメです。
 メジャーなはずの売り上げながら、どこにでも売っているというわけでもなく酒屋さんや大きめのスーパーなどに行かないと入手ができないと思います。価格的にもお試し気分で購入、もしくは友人宅にあったら一口ちょうだいとお願いするのも良いかと思います。
 ちなみにグランツのボトルを家に置いてる知人を今のところ見たことないです。








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