本日のお酒はこちら!

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響12年です!


 こちらのお酒は結構値段が安い時期に入手したもので、今の価格をみて飲むのが怖くなりました。でも開けてしまったので味が落ちないうちにいただきたいと思います。


  • 響12年の概要


・種類:ウイスキー

・カテゴリー:ブレンデッド ジャパニーズウイスキー

・価格:定価5000円前後(700ml)
    実際は60000円前後

・定価での入手難易度:とても高

・アルコール度数:43度

・特徴:サントリーを、そして日本を代表するブレンデッドウイスキー「響」。12年はラインナップ上、中間辺りに位置するボトルです。

 「響」については過去にジャパニーズハーモニーをレビューしています。今後も他の響をいただく予定なのでぜひチェックしていただけると嬉しいです。
 現在のスタンダードラインナップは「響 ジャパニーズハーモニー」ですが、少し前まではこの12年がその位置にいました。

 長い間、響17年が販売されていましたが中々に高級品のため、より手軽に響を楽しめるようにと販売されたのが今回の響12年です。2009年から販売を開始して2015年終売となりました。
 販売期間の短さや、コンセプトや出来の良さで人気が高いため個人的には響17年や21年より店頭で見かけづらいボトルだと思います。

 響12年の特徴はなんと言っても梅酒樽で一部熟成されていることです。梅酒が好きな方ならサントリーの山崎蒸溜所が作る梅酒をご存知かと思います。多分その梅酒樽なんだろうなあと思いますが、どのような味わいかがとても気になります。
 また、30年近く熟成された原酒もブレンドされています。何だか気軽に飲めるお酒じゃないような感じがしてきます。ああ、響30年一度飲んでみたいです、、、。

 以下、響12年の裏ラベルの文章です。
「プラムやラズベリー、蜂蜜などを想わせる芳香が甘く華やかなハーモニーを奏で、口いっぱいに豊かなコクがやわらかく広がります。梅酒貯蔵樽で熟成したモルト原酒や30年超貯蔵の希少な原酒を隠し味に効かせた〈響12年〉は、日本の風土と日本人の感性にして初めて創り得る一品として世界の注目を集めています。かつてなかったユニークな12年ものーその最初の1杯はぜひ、ストレートでお愉しみを。」


 もちろんまずはストレートでいただきますとも!

  • 響12年 実飲
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 響のボトルは本当にかっこいいですよね。ただ重く注ぎ口も広いのでやっぱり難しいです。

  • 響12年の香り
 とても甘〜い香りです。蜂蜜やドライフルーツ。ベリージャム系。バニラ、若干南国感が漂います。意外と余韻に年季のある樽っぽさがあり高級感があります。

  • 響12年の味
 味は甘酸っぱい、、いや甘い?となるように一口目は確かに表記されていた甘めのラズベリーシロップ感があります。その後に滑らかな蜂蜜がきます。ただこれが長期熟成原酒のパワーなのか、余韻にかけて力強く押してくるような木香の煙があります。凄いですなあ。刺激はかなり落ち着いています。
 加水をするとサラサラな口当たりで、少しビターになりますが深みは変わらず楽しめます。

  • 響12年ハイボール
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 昔はこれが普通の光景だったのでしょうか。今では中々できないですね、、、。
 香りからかなり衝撃を受けるようなフルーティーさと爽やかさで、お味はプラム、桃やマンゴーに蜂蜜を垂らしたようなハイボールです。そこにスッとしたハーブのような爽やかさと、木の煙たさが合わさり何とも、、、いいとこ取りというか複雑なお味です。


  • 響12年の感想


香り:★★★★★☆

味:★★★★★☆

ハイボール:★★★★★★

面白さ:★★★★★☆

デザイン:★★★★☆☆

コスパ:★★☆☆☆☆

宅飲みオススメ度:やや低

総合点:★★★★★☆

カイ太郎コメント:どうやって飲んでも美味えし値段も高え。

  • 感想
 当時は12年表記で気軽にみたいな登場の仕方だったそうですが、それが恐ろしく思えるほど美味しかったです。特にそのようなコンセプトだと響12年ハイボールも当時は人気だったのだろうと予想しますが、それが手軽に飲めたなんて滅茶苦茶に羨ましいです。
 コスパに関しては定価での入手が不可能という前提で考えました。ここまで素晴らしい味わいでも流石に10倍以上の値段になるとコレクターズアイテム感は否めません。
 そのため、宅飲みで響12年を飲もう!とは中々言えません。私もできません。
 私にとっては、どこかお店や家で響12年を目にした時は「ちょっと1杯飲んでみようかな(飲ませてもらえるかな)」と考えてみるくらいの、夢の中に現れるようなお酒です。




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