今回はハイボールについてです。

IMG_3336
 前回は「ロックでお酒を楽しむ」をそれぞれ投稿していますので、是非そちらから読んでみていただけると幸いです。

 今回も普段のレビュー時にどうやってハイボールを飲んでいるかのご紹介となります。かなり雑な所もあるかもしれませんが、よろしくお願いします。


  • ハイボールでお酒を飲むということ

 ハイボールとは、ウイスキーを炭酸水で割ったものを指します。実際は蒸留酒などを炭酸飲料で割ったもの全般をハイボールと呼んだりもするのですが、今回お話しするものは「ウイスキーハイボール」であることを前提とします。

 ハイボールという名前の由来は諸説あります。ゴルフボールが高く(ハイ)打ち上がる様を由来としたり、アメリカ鉄道のボール信号(ボールが上がっていれば進行、下がっていれば停止を意味する)というものが関係している説など様々です。どれが正解とかはなさそうですね。

 ハイボールブームというものが日本では何度か叫ばれていて、近年になってから注目度が上昇してきている様子です。
 一昔前はウイスキーの炭酸割りを「オヤジくさい飲み方」と言われるほどで今とは印象が異なります。
 低アルコール飲料の需要増加や、若者のビール離れなどの傾向。ウイスキーに対するイメージの壁などを改めるためにサントリー主導で2008年頃から「ハイボール復活プロジェクト」を始動させたようです。同社の看板商品である角瓶を主にハイボールタワーと呼ばれるサーバーを大量に飲食店に導入したり、宣伝に力を入れたり、、、そうしてハイボールはお酒の場で欠かせない存在になりました。

 私はその頃完全に子供だったのでお酒の状況は知りませんでしたが、ハイボールは昔あまり飲まれていなかったのかぁと少し驚きでした。

 最近では、ハイボールは糖質や添加物などがないウイスキーを炭酸で割っているだけなので、ダイエット向けだとされ注目されていますね。


  • ハイボールのお酒の飲み方
(カイ太郎式)

 今回も、やはり器についてから考えます。大抵はタンブラーと呼ばれる背が高めのグラスが使われているかと思います。一時から流行り出した、キンキンに冷えるステンレスタンブラーも良いですね。

 私はビジュアルや、色合いを楽しむためにガラスのタンブラーにしています。うすはりグラスのため厚さが薄く、これだけでかなりハイボールの味わいが進化します。オススメです。

 皆様が使用されているコップは形状や大きさが様々だと思います。容量などが変わるため何を○mlなど詳しい指定ができないので、ハイボールは結構アドリブ要素が強いイメージがあります。


  • 作成手順1「氷を入れる」
IMG_3319
 大きめの氷を、グラスから少し頭を出すくらいまで入れます。ここは氷組みとも言われていて、後で炭酸水を注ぐときにポイントとなるので小さい氷を多用するのは気をつけましょう。
 もちろん使用する氷は「ロック」でもご紹介したように、かち割り氷などにしたいところです。

  • 作成手順2「グラスを冷やす」
IMG_3320
 何も注がない状態で、少しクルクルとステアします。水を少し入れる人もいます。目安としてはグラスが全体的に白く曇るくらいです。
 この手間を入れることで氷の表面の霜が取れたり、グラスそのものが冷えてくれます。
 氷から出た水は捨てちゃいます。氷をしっかり押さえて気をつけて水だけ捨ててください。

  • 作成手順3「お酒を入れる」
IMG_3321
 お酒を入れて、再度混ぜます。ウイスキーをしっかりとここで冷やしましょう。ウイスキーと炭酸水の温度差があると炭酸が抜けやすくなってしまいます。

 ウイスキーの分量ですが、大体1ジガー(45ml)であることが多いです。私のコップは大きめなので目分量、指2本半分くらいいつも入れています。
 ここら辺は好みのような気がします。


  • 作成手順4「炭酸水を入れる」
IMG_3326
 ウイスキーの液に、冷えた炭酸水が直撃するように静かに注ぎます。最初の氷組みは、この炭酸水の通り道を作るために行われます。

FullSizeRender
 このようにマドラーなどを駆使して道を作りましょう。どうしても難しい場合は少ーしだけ炭酸水を足して傘増しし、一旦かき混ぜてから、再度直撃を試みて炭酸水を注ぎましょう。

 一般的にウイスキーと炭酸水が1:3、もしくは1:4の割合で作られます。

  • 作成手順5「仕上げ」
IMG_3327
 よくハイボールを作った後、マドラーでガラガラガラーっと激しく混ぜている場面を見ますが、あまりオススメできません。無駄に炭酸が抜けてしまいます。

 ウイスキーは水よりも比重が軽いので、ほぼ手を加えなくても自然に混ざり合います。炭酸水を直接当てるように注いだのは、わざわざ手動で混ぜる必要性を無くすためです。
 少し混ざってなさそうな雰囲気がある時には、写真のように氷を持ち上げるような形で1〜2回程度優しく上下させます。もうそれで十分です。


  • 作成手順6「いただきます」
IMG_3328
 これで出来上がりです。殆どの場合、ハイボールのアルコール度数は5〜10度くらいだと思います。
 レモンをしぼったり、稀にブラックペッパーや山椒などを振りかけることもあります。レビューの際は基本的に私は何も足していないです。
 ちびちび飲むも、ガブガブ飲むも自由です。ただ、あまり炭酸が抜けず、薄まっていない内に飲むのが吉です。
 濃い薄いは、飲みながらお酒や炭酸水を足して調整しても大丈夫です。


  • ハイボールをより美味しく楽しむ
 ハイボールの要は、「冷え具合」「炭酸の爽快感」だと考えています。いかに炭酸を抜けないように、爽快感あふれるハイボールを作れるかで味わいが大きく左右されます。上手にできると普段飲み慣れたはずでも「ハイボールって美味いなぁ」と改めて思うことが多々あります。
 上記のような作成手順を見て、皆様の独自の美味しいハイボールを作っていただきたいと思います。


  • 最後に
 いかがでしたでしょうか。レビューではハイボールは毎回個別に登場しています。ハイボールとは言っても、ウイスキーをロングカクテルにしているため、当然かも知れませんがかなり味わいが変わってきます。ストレートは苦手だけどハイボールにすると好きということもあります。この暑い季節は特にハイボール欲が高まります。色々なお酒をハイボールにして楽しんでみましょう!
 是非、他にハイボールの美味しい作り方などがありましたら教えていただきたく思います。




※ご指摘やご意見などがございましたらお気軽にコメントいただけると助かります。