本日のお酒はこちら!

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アードベッグTENです!


 前回の投稿でもお話しした通り、引っ越しをしたため背景が変わりました。今は殺風景ですが、少しずつ変わるかもしれません。

 新天地での最初の1杯は、アードベッグにしました。このボトルをいただくのは実は初めてではなく、何度も楽しんできました。今回はこの慣れ親しんだボトルで乾杯したいと思います。


  • アードベッグTENの概要


・種類:ウイスキー

・カテゴリー:シングルモルト スコッチウイスキー

・価格:4500円前後

・定価での入手難易度:やや低

・アルコール度数:46度

・特徴:強烈な個性を持つことで有名なアードベッグシリーズ。TEN(10年)はラインナップ上スタンダードに位置するボトルです。

 アードベッグ蒸留所は「アイラ地方(島)」に位置します。アイラのウイスキーは強いスモーキーさなどが特徴的ですが、その中でもアードベッグは特筆すべき強い癖があります。

 アードベッグ蒸留所は200年以上の歴史を持ちますが、創業の停止や再開が繰り返されたり、経営者が何度も変わったりと不安定な時期もありました。
 現在のように安定して生産ができるようになったのは2000年前後辺りと最近のことです。

 アードベッグTENは名前の通り10年以上熟成をされたもので、主にファーストセカンドフィルバーボン樽が熟成に使用されています。
 特徴である強い癖は、ヘビリーピーテッド麦芽由来のもので、フェノール値(ピート香を数値化したもの)はおよそ55ppmを誇ります。フェノール値が全体的に強いアイラ島のウイスキー達でも25〜40ppm位のものが多く、ここまでの数値を持つウイスキーはかなり珍しいです。
 ただ、フェノール値はあくまで目安程度で、一概にクセの強さや香りの強烈さを示すものではありませんので、よろしくお願いします。

 アードベッグはノンチルフィルタードという製法で、製造の際に発生した澱を冷却濾過せずそのままボトルに詰めています。その澱にも旨味があるということで、敢えて取り除かないそうです。
 何か浮いていても多分澱なので大丈夫です。多分、、、!

 ちなみにこのアードベッグは熱狂的なファンが世界中にいて、アードベギャンなんて呼ばれます。アイラ島で開かれる年に一度のアードベッグデーと呼ばれるお祭りや、その際発売される限定の記念ボトル等、話題性にも欠かない銘柄ですね。

 以下、裏ラベルに記載されている文章です。

「最もピーティーかつスモーキーで、複雑な味わいを持つ『究極のアイラモルト』として世界中のファンから愛されるアードベッグの蒸留所は、アイラ島南部の『小さな岬』(ゲール語でArd-beg)にあります。強烈なスモーキーさと、モルトの繊細な甘さが完璧なバランスを誇る独特の味わいは『ピーティー・パラドックス(矛盾)』として愛されています。」

  • アードベッグTEN 実飲
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 ボトルデザインは独特なカッコよさがあってかなり好きです。
 液色はとても薄く白ワインに近いです。しかし注いだ時点、はたまた開栓した時点で感じる香りとは真逆な印象を受けます。

  • アードベッグTENの香り
 当たり前ながら強いピート。強い燻製と、それを炙る火、、、というより燃え尽きた灰。しかしどこか甘く、美味しそうに香ばしく漂うバニラクッキーや、優しめのレモンなどを感じられて、ただただクサいとは思えません。あまり強く嗅ぐと咽せてしまう刺激もあります。

  • アードベッグTENの味
 かなりしっかりしたバニラ系の甘味、覆い被さるような燻煙と焚き火。中盤からビターチョコレートの甘苦さと香辛料のピリ辛さが強く、余韻に向かうにつれてチョコレート感と磯っぽい香りがじんわり残ります。
 かなりビリビリとした刺激がありますが、少量のお水を足すとかなり落ち着きます。かなり加水をしても強い癖は健在で、多様な楽しみ方ができます。

  • アードベッグハイボール
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 今回は珍しく「バキバキの強炭酸水」ことザ・ストロングスパークリングを使用しました。ちなみにですが漫画「バキ」に出てくるドイルというキャラクターはBARで故郷の酒としてアードベッグを注文していました。ドイル曰く「癖のあるスコッチだが慣れるにつれヤミツキになる」とのこと。
 さて、ハイボールにすると色はさらに薄く水のよう。ただ味わいや香りはしっかりとアードベッグの良さが出ています。元々の甘さが主体で、更にこの癖と爽快感は良く合います。


  • アードベッグTENの感想



香り:★★★★★☆

味:★★★★★★

ハイボール:★★★★★★

デザイン:★★★★★☆

コスパ:★★★★★☆

宅飲みオススメ度:高

総合点:★★★★★★

  • 感想
 珍しく総合点は満点となりました。特に贔屓するつもりはありませんでしたが、何度飲んでも飽きない旨さがあります。あぁ、アードベッグが飲みたいなあと、ふと思うほど印象的で、ハマれば私のようにお気に入りのボトルとして挙がることもあると思います。
 コスパ面でも年数表記のシングルモルトとしては決して高すぎず、多様な飲み方を楽しめる点からも宅飲みでもオススメできます。
 刺激的で、強い癖もウェルカムな方は是非飲んでみてほしいです。
 もちろん癖はかなり強く、苦手な人の気持ちも分かります。ウイスキーまぁまぁ今まで飲んできたなあと思ったら、まずは1杯、どこかで口にしていただきたく思います。




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