本日のお酒はこちら!

IMG_4053
シングルモルトあかし3年
酒カスクです!

 新年初ウイスキーはこちらにしました。初ウイスキーは何か和を感じるウイスキーにしています。去年は「エッセンスオブサントリー ライスウイスキー」をお正月に飲んでいました。
 今年はまず酒カスクを冒険してみましょう!


  • シングルモルトあかし3年
酒カスクの概要


・種類:ウイスキー

・カテゴリー:ブレンデッド ジャパニーズウイスキー

・価格:6500円前後(500ml)

・定価での入手難易度:少し高

・アルコール度数:50度

・特徴:あかしウイスキーは兵庫県明石市の小さな蒸溜所「江井ヶ嶋蒸溜所」で作られた地ウイスキーです。
 最近話題になってきた印象がありますが、蒸溜所の操業開始年は1919年と国内最古参のひとつに挙げられます。

 「あかし」については別の記事でレビューしていますので是非ご覧ください。

 あかしウイスキーは多くのこだわりがありますが、その中で特に印象的なのは樽への挑戦です。あかし○○カスクというシリーズは多種多様でオロロソシェリー樽バーボン樽のようなメジャーな物からコニャックビールカルヴァドス芋シェリーテキーラの樽など味の想像がつかないような変わり種も多いです。ある意味実験的な商品も多いと思います。

 今回はそんな変わり種の一つである酒カスクです。つまり日本酒樽です。日本酒を貯蔵していたオーク樽を使い、3年間原酒を熟成させたそうです。貯蔵していた日本酒には乳酸を加えて風味を強めたそうです。
 英国産モルトのみを使用したシングルモルト、冷却濾過はせず(ノンチルフィルタード)、無着色です。加水も控えアルコール度数は50度となっています。
 以下箱裏、ボトル裏の文章です。

「瀬戸内海を望む兵庫県明石の小さな蒸溜所で造ったモルト原酒を、日本酒を貯蔵した樽に3年間貯蔵しました。」

 今回のウイスキー、味の想像が全くつきません。それでは恐る恐るいただきましょう!


  • シングルモルトあかし3年
酒カスク 実飲
IMG_4054
 私、日本酒は最近ようやく少しずつ飲めるようになってきた初心者です。そのため日本酒の知識は全くないことを前提とさせてください。
IMG_4049
 ホワイトオークあかしと並べてみました。酒カスクのボトルは蓋がちょっとゴツイです。残量の差はありますが酒カスクの方が褐色ですね。ピンクラベルのあかし、なんだか可愛いですね。箱は紙箱にラベルを貼っただけな感じでちょっと雑な印象です。

  • シングルモルトあかし3年酒カスクの香り
 ふわりと甘酸っぱい香りがします。甘さはバニラ、少し粉っぽさ、マシュマロ。酸っぱさはリンゴ酢や桃のような感覚です。鼻を近づけるとクラッカーのような香ばしさもあります。

  • シングルモルトあかし3年酒カスクの味
 ん〜?複雑です。なんと形容すれば良いのか悩みます。ドライフルーツのチョコ、お白いのような粉感、対照的に甘さのみの傾向としては樹液のようなネトつく感覚。香りが口に残ります。やはりスナック菓子のような香ばしい味もします。焼酎っぽいアルコールに余韻はやけに華やかな香水。意識すると感じる酒由来のライチっぽさ。ただしかなり微かです。思ったより酸っぱさは控えめに感じました。刺激はビリビリときますが50度なので納得です。  
 お水を多めに足すと刺激は素直に落ち着いて、味わいは酒カスク特有のニュアンスが分かりやすくなったように思います。花の香水、白粉、餅、微かに白桃のような。この独特な感覚全体が酒カスクパワーなのでしょうか、、。
 ちなみに私のオススメはロックです。あかし酒カスクの風味を最大限に美味しく活かしてくれます。

  • あかし酒ハイボール
IMG_4056
 これハイボールにして飲む人いるのでしょうか。あかし酒カスクは4年や6年など実は種類が多いんですよね。それらを使うときは名前を考えなくちゃ、、。
 さて、ハイボールにしましたがストレートで書いた特徴が見事そのまま炭酸になった感じです。やや濃いめにつくったということもあるかもですが、あかし酒カスクの特徴を知るにはハイボールにするのも手だなあと思いました。


  • シングルモルトあかし3年
酒カスクの感想


香り:★★★★☆☆

味:★★★☆☆☆

ハイボール:★★★★☆☆

面白さ:★★★★★☆

デザイン:★★★★☆☆

コスパ:★★☆☆☆☆

宅飲みオススメ度:やや低

総合点:★★★☆☆☆

カイ太郎コメント:面白さはあかしの素晴らしい特徴。

  • 感想
 非常に難しいボトルでした。というのも味わいを言葉にしにくいというか、酒カスクならではの感想をレビューできなかったのが本当に申し訳なく思います。
 たしかに個性的な味わいはありました。ただ日本酒感が強いかと問われるとそうではなく、新しいウイスキーの味わいだと感じました。
 試験的なウイスキーではあると思います。日本酒樽での熟成なんてそうそうお目にかからない希少性がありますが、500mlで6500円。750ml換算すると1万円近くなります。これはお金に余裕のある方か、ウイスキーマニアの方でないとこのボトルを買おうと決断するのには壁を感じます。
 個人的にはロックとハイボールが好きでした。しかし上記のようにボトルを購入して家で飲むというシチュエーションはやや難しいと思います。
 もしBARなどで見かけ、気になった際はロック。味わいが気に入ったらハイボールというような流れで注文することを個人的にはオススメします。
 500mlのうち3〜4杯この記事で飲んだので、あとはチビチビと味を探りながら飲んでいきたいと思います。



※Amazonでは今回ご紹介した商品が見つからないためリンクは貼りません。ご了承下さい。

※ご指摘やご意見などがございましたらお気軽にコメントいただけると助かります。