本日のお酒はこちら!

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シングルモルト 山崎18年です!

 実は今日(2月3日)でカイ太郎の晩酌日記ブログ開設1周年でした。いつもご覧いただきありがとうございます。1年はあっという間だな〜と毎年思っています。
 ということで今回は記念に贅沢なウイスキーを飲んでいこうと思います!
 以降、名前は「山崎18年」で統一したいと思います。


  • 山崎18年の概要


・種類:ウイスキー

・カテゴリー:シングルモルト ジャパニーズウイスキー

・価格:25000円前後
    実際は14万円前後

・定価での入手難易度:ほぼ不可

・アルコール度数:43度

・特徴:大阪府にある山崎蒸溜所のシングルモルトです。サントリーの誇る代表的なウイスキーの1つでもあります。山崎18年はNV、12年の更に上位に位置するラインナップです。

 山崎は過去にNVや12年をレビューしてきましたので是非「山崎」からご覧ください。

 1923年から創業された山崎蒸溜所は日本でも最古参級であり、実は初代所長にあの竹鶴政孝氏が任命されていたこともありました。

 山崎は多種多様な原酒があり、発酵や蒸留、樽熟成などの工程で作り分けています。ノーマルの山崎NVなどはホワイトオーク樽ワイン樽
などがメインで、一部ミズナラ樽が使われています。
 今回の山崎18年はシェリー樽ミズナラ樽がメインで熟成に使用されています。
 貴重なミズナラ樽の割合が大きく増し、その味わいを山崎18年ではぐっと強く感じられるようになっています。また、シェリー樽原酒とミズナラ樽原酒を混ぜ合わせたあと再度まとめてシェリー樽に入れ熟成させるというシェリー樽ファン垂唾モノな徹底っぷり。

 世界的な多くの賞を受賞し、ニーズが激増した影響で原酒不足になり供給量も激減しました。終売ではありませんが近年お店で見かけることはあまり無くなりました。


  • 山崎18年 実飲
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 実はこれが我が家にあるお酒の中で現在一番高価なボトルです。現在の半分くらいの価格の頃勢いで購入していました。
 色合いは黒みがかった赤褐色、濃厚そうですね。ボトルにシリアルナンバーが書いています。私のにはNo.304725と書いてあります。

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 グラスは違いますが山崎12年(左)と色を比較してみました。一目瞭然ですね。

  • 山崎18年の香り
 これは素晴らしい、、苺ジャム、カスタードクリーム、少し黄桃、赤系のフルーツが山盛りに香ります。ただ途中から落ち着いた木香、葡萄畑がそばにあり、古樽が並んでいる薄暗い倉庫をうろついてるような気分になります。濃厚ながら落ち着く荘厳で優雅な香りがします。

  • 山崎18年の味
 意外とフレッシュな赤葡萄。苺のタルト、いきなりモワッと古樽な煙が口に広がります。後半は蜂蜜の甘さを感じつつ余韻に独特なお香を纏いながらややビターにレーズンとカカオ。この余韻もかなり長く続きます。息を何度も吐いているのに山崎18年の香りがプンプンします。 印象的な部分はそれぞれの樽感。ミズナラ樽の味わいについては、今までご紹介してきたボトルだと微かに存在するものを探すようにしていました。しかし、この山崎18年ではボーンとミズナラ樽にぶち込まれたかのように強く味わうことができました。ようやくミズナラ樽を使うとこういう味わいになるんだなと知れたような気になりました。
 お水を足すと黄桃感が増しますが中盤以降はややビターで渋くなります。加水は慎重にするのがオススメです。

  • 山崎18年ハイボール
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 もれなく山崎18年もハイボールにします。贅沢なハイボール。いつもストレートで飲んでいたので初の試みです。色はやはり濃いめですね。
 味わいは山崎18年の骨をそのまま残すことができています。濃厚な先述したフルーツの味わいと甘く煙る樽香。特に余韻はハイボールなのにフワ〜っと長く重く香る、珍しいほどヘヴィーなハイボールです。
 美味しいんですが背徳感があります。


  • 山崎18年の感想


香り:★★★★★★

味:★★★★★★

ハイボール:★★★★★☆

面白さ:★★★★★★

デザイン:★★★★★☆

コスパ:★★☆☆☆☆
    (定価の場合は★★★★★☆)

宅飲みオススメ度:普通

総合点:★★★★★☆

カイ太郎コメント:頼む、また売り場に並んでくれ。

  • 感想
 香り味ともに最高でした。ジャパニーズウイスキーの一つの完成体だと思います。昨今のジャパニーズウイスキー事情を今まで私は愚痴っていましたが、それを含めて「なんて美味いんだろう」と素直に感動しました。ボトル残量も三分の一くらいになってしまいました。このボトルを飲み切ったらもう飲むことがないかも知れません。この感覚を大切にしたいと思います。山崎25年はもっと○○だよ、○○の~~年は更に味わいがこうだよ、のような意見は無限に出てくるかも知れませんが、私は山崎18年は素晴らしく上質な味わいであると確信しています。
 シェリー樽好きにはもちろんのこと、ミズナラ樽ってどんな味わいになるのかな?と思ってる人のための勉強にもなるウイスキーだと思いました。個人的には加水なしのストレートが好きでした。
 おつまみは豆大福やポテチのうす塩が個人的にはオススメです。
 ボトル買いにつきましては、ちょっと難しいかなぁ思っています。偶然定価で売っていたのを見つけた方や、ボトル1本に10万円をサッと出せる方にはオススメです。BARなど飲食店でも口にする機会も減ってきていますが、何かのお祝いでお酒を飲む際には、是非山崎18年の存在を思い出してみてください。

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 というわけで次のお祝い事の時までパラフィルムを巻いて、山崎18年はまた封印しておきます。






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