前回の「余市蒸溜所見学(前編)」に引き続き、今回も余市蒸溜所見学の記録です。まだお酒のレビューはほぼ出てきませんので、お酒レビューを見にきた方はスミマセン、、。
今回はニッカウヰスキー余市蒸溜所の製造工程見学がメインの内容となっています。
それでは早速見学しましょう!
蒸溜棟を出てガイドさんについていきながらコースを進みます。途中にリタハウス(リタ夫人の家。カフェやウイスキー研究も行われていた)や旧事務所、竹鶴邸、銅像などを見ました。竹鶴邸や旧事務所は一部中に入って見ることができます。帰りの際に各自自由に見ることになります。


1番上にあるのは余市1986と余市1987。お値段をネットで調べるとぶっ倒れます。他に昔のシングルモルト余市である北海道12年、少し前終売となったザ・ニッカ12年。他にキングスランドや旧スーパーニッカなど歴史を感じる棚です。

氷や水、常温水、炭酸水はセルフサービスで、色々な飲み方で楽しむことができます。
私はスーパーニッカをハイボールで、他はストレートでいただきました。シングルモルト余市だけはちょびっとしか入っていないのでチビリチビリと楽しみました。工程をひとつひとつ見てから味わうウイスキーは、より美味しく感じます。
「シングルモルト余市」 「スーパーニッカ」はそれぞれレビューを書いているので是非ご覧ください。
今回はニッカウヰスキー余市蒸溜所の製造工程見学がメインの内容となっています。
それでは早速見学しましょう!
- 余市蒸溜所見学開始
まず最初に向かったのは乾燥棟(キルン棟)というところです。発芽した大麦を乾燥させてウイスキーのメインとなるモルトを作ります。無煙炭やピート(泥炭・草炭とも)という自然の堆積物を燻して乾燥させます。余市ウイスキーの独特なピート香はここでつけられているんですね。ニッカウヰスキー創始者の竹鶴氏が、余市を建設場所に選んだのは、ピートが入手しやすいという理由もあります。現在は原料となる麦などはスコットランド産のものも使用しています。
写真は本物のピートです。塊、、、って感じでした。
次に向かったのは発酵棟です。糖化した麦汁(マッシング)を濾過し、酵母を加えて発酵させます。そうすると糖分がアルコールへと分解されて、アルコール度数7〜8度の発酵液「もろみ」ができます。味はビールからホップを抜いたような感じだそうです。
このエリアに入るとビールや焼酎のようなお酒の匂いがぷ〜んと漂っています。
前回見学時は工事中で、このエリアには入れませんでした。
屋内のもろみタンクを見ることもできました。ガラス越しですがたくさんの大きなタンクが並んでいて迫力があります。
ここで私が前回見れなかった、石炭直火蒸溜の様子が披露されました。伝統的ですが、手間などの関係で今はほぼ見かけない方法です。そのため現在だと石炭直火蒸溜をしているのは世界でも余市だけだそうです。見ることができ感激です。
奥から順々に蓋を開け3回ほど石炭を中に放り込みます。見学者が来るたびに行っているのでしょうか。
蓋を開けると中は煌々と眩しく燃えています。熱波がブワッと溢れ出ます。この日の気温は12℃前後、寒かったのでこの熱がありがたかったです。
蓋を開けると中は煌々と眩しく燃えています。熱波がブワッと溢れ出ます。この日の気温は12℃前後、寒かったのでこの熱がありがたかったです。

一号貯蔵庫に到着しました。たくさん並ぶ貯蔵庫の中の一つです。静かでひんやり、少し埃っぽい樽の香りがしています。樽貯蔵をすると木材の呼吸により少しずつ中の原酒が揮発します。20年貯蔵すると半分くらいに減るそうです。これを「エンジェルズシェア(天使の分前)」と言います。
余市には1番古いもので1945年から貯蔵されているものがあるそうです、、、どんな味になっているんでしょうか。
この後、無料試飲場で解散となります。あとは各自お土産や有料試飲、ニッカミュージアムなどを楽しみます。
- 無料試飲を楽しむ

1番上にあるのは余市1986と余市1987。お値段をネットで調べるとぶっ倒れます。他に昔のシングルモルト余市である北海道12年、少し前終売となったザ・ニッカ12年。他にキングスランドや旧スーパーニッカなど歴史を感じる棚です。

アルコールを飲むか飲まないか入場の際に確認されます。私は試飲のためにバスで来たのでもちろん飲みます。前回は1つしか選べなかったのですが、今回はスーパーニッカ、シングルモルト余市、アップルワインを全て楽しめます。嬉しい!ちなみにアルコール飲まない人はリンゴジュースを楽しむことができます。
氷や水、常温水、炭酸水はセルフサービスで、色々な飲み方で楽しむことができます。
私はスーパーニッカをハイボールで、他はストレートでいただきました。シングルモルト余市だけはちょびっとしか入っていないのでチビリチビリと楽しみました。工程をひとつひとつ見てから味わうウイスキーは、より美味しく感じます。
「シングルモルト余市」 「スーパーニッカ」はそれぞれレビューを書いているので是非ご覧ください。
アップルワインは予想以上に甘口でした。蜜りんごに追い蜂蜜をしたようです。これは結構酔っ払いそう。
次回、お待ちかねのお土産屋さん、ウイスキーミュージアム、有料試飲と怒涛のクライマックスです。「余市蒸溜所見学(後編)」へと続きます。
コメント
コメント一覧 (4)
アップル🍎ワイン🍷は飲んでみたいです。
林檎🍎は大好きなので❤️。
しかし庭の手入れも素晴らしいですね…我が家はモチノキが伸び放題です…専門の植木屋さんがいるんでしょうね。横道それでスミマセン。
2022/06/06 月曜日に投稿しました。
カイ太郎
が
しました
むかし「天使のささやき」という歌を、アメリカ🇺🇸の黒人女性コーラスグループ…スリーディグリーズが歌っていて大好きでした❤️。
しかしお腹が空いている時には「天使の笹焼き」に聴こえて、天使の笹焼き私はいま〜食べている〜。と歌っていました…ニッカウヰスキーを盗んで呑んだ天使達は、ウイスキー🥃の味がして、さぞかし美味しい事でしょう。
天使の歌〜私は今、聞いている〜。が正しい歌詞だったと思います。
真面目な話になりますが、貯蔵庫のなかは気化したアルコールで充満しているんですね。
酒屋さんの前を通っただけで、酔っ払ってしまった下戸の人の話を思い出しました…多分落語です。
そう言えばウイスキーボンボンで多少酔います…大好きなんですけれど❤️。
2022/06/08 (水)午後虹過ぎに投稿します。
カイ太郎
が
しました