本日のお酒はこちら!

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ボウモア12年です!

 最近、北海道は長袖でも寒い日がありました。しかしようやく今日から夏らし日暑さがやってきました。時期的にもこのまま夏突入かしら。
 夏といえばやはりキャンプですね、とキャンプの光景を思い浮かべていましたが、ふと当ブログではまだこのキャンプの香りがする超有名シングルモルトをレビューしていないことに気づきました。この次やろうやろうと思って完全に忘れていました。
 それでは早速概要へ!


  • ボウモア12年の概要


・種類:ウイスキー

・カテゴリー:シングルモルト スコッチ

・価格:4500円前後(700ml)

・定価での入手難易度:低

・アルコール度数:40度

・特徴:ボウモアはスコットランドのアイラ地方(島)を代表する蒸溜所の一つです。1779年から創業開始され、アイラ地方最古参の蒸溜所でもあります。

 ボウモアはゲール語で「大きな岩礁」という意味です。町の名前から取っています。名前の通り海抜0mの蒸溜所で、貯蔵庫の一部は潮飛沫がかかるほどの波打ち際に面しています。
 また、ボウモア蒸溜所では現在でも伝統的な「フロアモルティング」という工程を行っています。これは、原料である大麦に水を含ませた後、広い倉庫の床一面に均一に敷き詰める方法です。これにより発芽なども均一となる効果が得られます。麦芽の根が絡んだりしないように定期的に作業員が撹拌しなければならないなど手間のかかる方法で、この方法を採用している蒸溜所は近年減少しています。
 この際に麦芽を乾燥させるためにピートを焚きます。ボウモアはアイラならではのクセと磯の香りが合わさる何とも個性的な香りと味を持つボトルです。

 また、ボウモア蒸溜所にはエリザベス2世女王が訪問したこともあります。ボウモアは甘く女性的な味わいだということもあり「アイラの女王」の異名を持ちます。

 ボウモア12年はラインナップ中レギュラーに位置するボトルです。主にバーボン樽で熟成され、一部シェリー樽が使用されています。表記の通り最低12年以上の熟成が行われています。

 それでは早速いただきましょう。


  • ボウモア12年 実飲
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 ラフロイグやマッカランなどもそうなのですが、この白ラベルに黒文字のシンプルで古くさいデザインが良いですね。家に飾りたいボトルのひとつです。液色はやや深みがありますね。

  • ボウモア12年の香り
 しっかりとしたピート、まだスモークウッドに火がついているような温かさと燻煙。程よいフルーティーは熟したオレンジに近いです。蜂蜜黒蜜、嗅ぎ方によってはキャンプファイヤーで炙るマシュマロのような甘い香りもします。

  • ボウモア12年の味
 味はオランジェット、燻製、黒蜜の甘さ。ボトルは開けたてですが刺激は丁度良いレベル。 お水を少し足すとビターチョコのコクがさらに増します。トワイスアップくらいにお水を足すと刺激はほぼなくなり、後半爽やかな果物畑の風を感じます。

  • ボウモア12年ハイボール
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 香りは同じくオレンジ系。お味はしっかりとしたスモーキーさと黒糖の甘さ。甘味と旨味がギュッと詰まったハイボールです。


  • ボウモア12年の感想


香り:★★★★★☆

味:★★★★★☆

ハイボール:★★★★★★

面白さ:★★★★☆☆

デザイン:★★★★★☆

コスパ:★★★★★☆

宅飲みオススメ度:高

総合点:★★★★★★

カイ太郎コメント:味良し、飲み方良し、飽きなし、コスパも良し。

  • 感想
 個性的なウイスキーにチャレンジしてみたい方には是非一度踏み出してほしいアイラのシングルモルトでした。ウイスキーのスモーキーさについてはボウモア飲まずして始まらない気すらしてしまいます。
 味わいや飲み方の多様さ、コスパなど特に文句がなく、このまま安定して供給していただきたい限りです。多くのウイスキーが最近また値上がりし始め、ボウモアの上位ラインナップも徐々に入手困難になってきました。状況が落ち着くまではこの12年を美味しく楽しもうかと思います。
 とりあえず、完成されたシングルモルトとして家に常備したいボトルの一つとなりました。350mlボトルもよく見かけるのでご購入の際はぜひそちらもご検討ください。










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