本日のお酒はこちら!

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ボウモア18年です!

 最近日本のウイスキーだけでなくスコッチやバーボンの流通が少なくなり、値上げが著しいです。ボウモア18年も例外ではなく今現在入手が困難なボトルの一つです。私は去年の末くらいにこれを開けましたが、最近入手困難ということで味が落ちる前にご紹介しようと思いました。
 それでは早速概要へ。


  • ボウモア18年の概要


・種類:ウイスキー

・カテゴリー:シングルモルト スコッチウイスキー

・価格:9500円前後
    実際は25000円前後

・定価での入手難易度:高

・アルコール度数:43度

・特徴:ボウモア蒸溜所はスコットランドのアイラ地方(島)に古くから存在する蒸溜所です。今回ご紹介するボウモア18年は12年や15年に続く上位ラインナップです。

 ボウモアについては前回の「ボウモア12年」でご説明しています。よろしければ是非ご覧ください。

 ボウモア18年は名前の通り最低18年以上樽熟成をされたら長熟モルトウイスキーです。15年からシェリー樽で後熟されたりと上位ラインナップになるとシェリー樽熟成の割合が増えてます。18年も同じくシェリー感が強い一品です。スパニッシュオークのシェリー樽バーボン樽で熟成されています。
 
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 左がボウモア18年、右が12年です。光の当たり方もありますがやはり18年の方が赤みがかった色をしています。
 2022年現在、ボウモア18年と最上位のボウモア25年が休売ということになっています。コストパフォーマンスに優れていたボウモア18年ですが値上がりが著しいためある程度様子見が必要かもしれませんね。

 それではいただきます!


  • ボウモア18年 実飲
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 12年のボトルと大きなデザインの違いはありません。えんじ色っぽいラベルがシェリー樽欲を掻き立ててきます。液色も先程比較した通り赤く深みのある色です。

  • ボウモア18年の香り
 強いグレープフルーツやクランベリー。徐々にレーズンへと深みのある香りに移り変わります。背景にあるピートがしっかりと存在感を持っていて熱すら伝わってくるような感覚です。

  • ボウモア18年の味
 口に運ぶ時にフルーツの香りが爆発します。クッキーの甘さ、コゲ、IPAビールのようなホップの苦味、ジューシーなグレープフルーツ。フルーティーなビターと心地よいピートのバランスが見事です。
 少し加水をすると香りはより甘酸っぱく、フルーティーさが増強されます。

  • ボウモア18年ハイボール
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 うっすら硫黄、焦げた苦味、グレープフルーツ、プラム、樽、松脂のような独特の余韻。ハイボールにするとある意味ボウモア12年より癖の強いハイボールになります。


  • ボウモア18年の感想


香り:★★★★★☆

味:★★★★★☆

ハイボール:★★★★☆☆

デザイン:★★★★☆☆

コスパ:★★★☆☆☆
(定価の場合は★★★★★★)

宅飲みオススメ度:やや高い

総合点:★★★★★☆

カイ太郎コメント:スモーキーシェリーの一つの理想型。

  • 感想
 非常に満足できる一本でした。たまに無性に飲みたくなってしまうようなフルーティーな苦味が印象的でした。
 オススメの飲み方はストレートで、少しお水を足しながら変化を見るのが楽しかったです。
 満足な味わいですが、やはり今年から休売情報があり価格がみるみるうちに上がっていることがショックでした。一万円以内で楽しめる長熟モルトがまた一つ消えてしまったと、、。しかし再販の可能性もあるので気長に待ちたいと思います。
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 休売前に18年と25年を買っていたのでギリギリセーフでしたが、逆に飲むタイミングを失ってしまったような気がします。25年のご紹介はまだ先になってしまうかと思いますが、皆様も機会があれば様々なボウモアを是非BARで1杯などお試しください。少し癖のあるウイスキーがイケる方には特にオススメです。




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