本日のお酒はこちら!

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六(ROKU)ジンです!

 かなり前にお酒くじで当たったのがこの六ジンでした。開けるのが勿体無くて他のジンを飲み切ってからにしようと思っていたら数年経っていました。それでは開けちゃいましょう。


  • 六ジンの概要


・種類:ジン

・カテゴリー:ドライジン

・価格:4000円前後(700ml)

・定価での入手難易度:低

・アルコール度数:47度

・特徴:六(ROKU)ジンはサントリーが誇るジャパニーズクラフトジンです。日本を彩る四季の恵みを詰め込んだ一本を、というコンセプトのもと作られています。
 名前の六という数字は材料に使われているボタニカルの種類に由来します。その6種類は日本の四季に着目した季節を代表する和素材が選ばれています。

春:桜花、桜葉
夏:煎茶、玉露
秋:山椒
冬:柚木

 そしてベースには、ジュニパーベリー、コリアンダーシード、アンジェリカルート、アンジェリカシード、カルダモンシード、シナモン、ビターオレンジピール、レモンピールの8種類を使用して本格ジンを作っています。

 サントリーのスピリッツ・リキュール工房という場所で原料を厳選し、製造しています。そこには4種の形が違う蒸留器があり、それぞれの原料と蒸留器の相性を吟味しながら蒸留されます。アルコール度数は47度とやや高め。
 ラベル裏に以下の文書が記載されています。

「ROKUは日本人の繊細な職人技で完璧なバランスわ追求したジャパニーズクラフトジンです。日本らしい6種の素材を中心につくられた複雑で繊細な味わいをお楽しみください。」

 六ジンはスーパーやコンビニに置いてあるほどポピュラーな存在ですよね。個人的には同じサントリーの翠ジンと兄弟的なイメージで見ていました。
 海外のBARなどの動画でこの六ジンが使われているシーンをしばしば見かけます。日本のお酒が海外でも楽しまれているのはなんだか嬉しくなりますね。
 それでは日本の四季を飲んでいきます。


  • 六ジン 実飲
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 綺麗なボトルですよね。ラベルは和紙で、六のデザインは書家、芸術家でもある萩野丹雪氏による筆文字です。

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 六角形のボトルには先程の6種のボタニカルが彫り込まれています。スゲー。


  • 六ジンの香り
 桜葉などの影響か軽い塩を帯びた感覚。茶葉、山椒がその後に現れて緑が強く見えます。全体の奥にドンと居座り続ける柚木。これは見事に6種のバランスがとれてますなあ。

  • 六ジンの味
 予想より上品でおとなしい味わい。味わいはより葉の緑を感じ、ゆずの酸味。結構スパイシーなニュアンスも強いです。余韻にはほのかな甘さも広がります。飲み込みづらさなどはなくラベルの紹介通り非常に繊細で透き通った味わいです。ご紹介は省きますがオンザロックでも輝きます。

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 同じく代表的なジャパニーズジンである「季の美」との違いを調べていきます。香りは季の美がかなりスーッとハッカのような感覚やスパイシーなニュアンスが強いです。対して六ジンは桜葉や山椒がよく香るのでやはり森林や茶畑を感じます。
 味は季の美がドライで徐々に消えていく味わいに対し、六ジンはハッキリした甘さやボタニカルの味があり余韻までも強く味わい続けます。これはどちらもそれぞれ良いですねえ。
 この後ソーダにして飲み比べましたがやはり印象はそのまま。シャープでドライ、余韻にスパイスが香る季の美。まったりとした香味豊かなほんのり甘い六ジン。どちらも美味い。

  • 六ジンのオススメカクテル
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・六ジンソーダ
 まずは試そうジンソーダ。癖もなく優しい甘さと複雑な香りが良きです。もちろん和食にも合います。ソーダにしても何かが特出して強いとかがないのがまたすごい。

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・六ジントニック
 普通につくったジントニックに生姜を細長く刻んで七本ほど入れました。これはサントリー六ジンのHPでオススメされていた方法です。生姜をこんなに入れちゃって辛くなったりしないかなと思いましたがそんなことはなく。程よく引き締まりスパイシーさがちょうど良いです。もちろんそのままトニックで割るのも美味いですよ。

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・六ジンバック
 辛口ジンジャーエールで割りました。普通に作るとジンジャーエールに繊細さを飲み込まれてしまうのでジン多めの割合。更に仕上げに六ジンをフロートすることでようやく満足できるジンバックになりました。久々に飲んだけどなかなかイケるなあ。


  • 六ジンの感想


香り:★★★★★☆

味:★★★★★☆

カクテル:★★★★☆☆

コスパ:★★★☆☆☆

デザイン:★★★★★★

宅飲みオススメ度:かなり高い

総合点:★★★★★☆

カイ太郎コメント:ボトルデザイン然り、ガラス工芸品のようなジン。

  • 感想
 非常に繊細な味わいなのですが、耳をすませば(?)その中に和のボタニカルが一つ一つしっかり存在している芸術的なジンでした。味の濃いものを使ってカクテルを作ると少し壊れてしまうのでその時は六ジンを多めに使うと良いかなと思います。逆にソーダやロックなどだと六ジンそれぞれの味わいパーツが浮き上がりとても満喫できます。
 200mlボトルがスーパーやコンビニに売っていることがあり、試したい時にすぐ試すことができるのも素晴らしいですね。ただ、やはり少しハードルを感じる価格のため買い時が難しい気もしますね。ただ思い切って買っても後悔はしないでしょう。ジンを使った宅飲みをワンランク押し上げてくれます。




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