本日のお酒はこちら!

IMG_5995
サントリーオールドです!

 オールドはあちこちで見かけるお酒ですよね。メディア作品でもちょくちょく見かける「おじさんのお酒」みたいなイメージがあります。そんな長年愛され続けているならきっと魅力的なんだろうと思いいつか買おう買おうと思っていました。ようやく買うことができたので早速開封、いただきましょう。



  • サントリーオールドの概要


種類:ウイスキー

カテゴリー:ブレンデッド ジャパニーズウイスキー

価格:2000円前後

定価での入手難易度:低

アルコール度数:43度

特徴:サントリーが1950年から発売を続ける歴史ある日本のウイスキーです。ボトルのビジュアルからかダルマなどと呼ばれることもあります。
 当初は山崎蒸溜所で作られていてとても高級品でした。実際、1940年にはすでに登場していましたが、戦時中ということもあり認知度もなく販売も停止。そのため1950年から販売を開始しました。
 1950年代後半からの高度経済成長期にはサントリーオールドは大人気となりました。当時はまだウイスキーが一般的なお酒扱いされていなかったのですがサントリーの販売戦略などで飲食店、特に日本食の店にも多く並ぶこととなりました。
 1981年のサントリーオールド出荷数は1億3000万本以上とされ、国内にあるウイスキーの3割以上を占め、サントリーの売り上げの半分以上がオールドによるものでした。
 しかしここまでスゲーと思うことを書きましたが当時は酒税法が緩く、添加物が入っていたりと現在から見たらウイスキーとは呼べないようなものでした。
 1980年代後半になると酒税法が改正され、海外からスコッチウイスキーなどが多く輸入されたことにより売り上げが減少。これを「オールドショック」なんて呼んだりします。

 現在は添加物などはなく、モルトとグレーンのみを原材料とし、山崎蒸溜所のシェリー樽熟成原酒を多く使用したりと改良が重ねられています。
 ボトル裏に以下の文章が記載されています。

「1950年誕生以来、漆塗りを想わせる漆黒のボトルは『だるま』や『タヌキ』の愛称で永年親しまれてきました。深く華やかな香り、芳醇でまろやかな口当たり、柔らかで心地よい後味。多彩な原酒を厳選してブレンドしたサントリーのウイスキーづくりの伝統と叡智の結晶がここにあります。」

 それでは早速いただきます。


  • サントリーオールド 実飲
IMG_6017
 ようやく我が家でこの光景が見られるようになりました。どんどん有名なウイスキー飲んでいかないとなあ。
 あ、液色はご覧の通り結構濃いです。

  • サントリーオールドの香り
 濃いめの樽香、レーズン、バニラビスケット。鼻にやや刺さり気味なアルコール。 

  • サントリーオールドの味
 レーズン、黒いベリー系果実、少し黒蜜。中盤から樽香が強まり、その後苦味、刺激を感じます。確かにほんのりシェリー樽感はあります。
 加水をすると穀物系とベリー系の甘い香りがバランスよく強まります。お味はブドウからのレーズン。ビターなカラメル。舌に残る甘さと苦さですね。更に水をたしていくと香りは整っていきます。お味は苦味が結構目立つようになっていきますね。
 ただ、ロックにすると結構いけます。良い部分がたち、悪い部分がおさまるというか。

  • オールドハイボール
IMG_6020
 どうでしょうかこの晩酌風景。乾杯したくなりますよね?ガブつきましょう。
 あー甘苦ハイボール?飲み慣れると気にならないのですが最初はその甘苦さがやや人工的に感じました。余韻には香ばしさが結構長引きます。


  • サントリーオールドの感想


香り:★★★★☆☆

味:★★☆☆☆☆

ハイボール:★★★☆☆☆

面白さ:★★★☆☆☆

デザイン:★★★★☆☆

コスパ:★★☆☆☆☆

宅飲みオススメ度:普通

総合点:★★☆☆☆☆

カイ太郎コメント:懐古用ウイスキー?

  • 感想
 少し厳しめに評価してみました。刺激やネガティブな要素が少し気になってしまったというのが正直な感想です。もちろんシェリー樽由来のほのかな味わいが魅力的だとは思うのですが、、。
 ハイボールもなんともコメントが難しく感じました。個人的にはロックが光るなあと。
 2000円という価格は結構激戦区なのでオールドショックは今も感じます。
 昔から馴染みのある人が飲み続けるタイプのウイスキーなのかな?と思いました。これから値上げ予定もある中、数十年後にオールドの売り上げはどうなっているのか。



※ご指摘やご意見などがございましたらお気軽にコメントいただけると助かります。