本日のお酒はこちら!

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オールドパー12年です!

 先日久々に旅行に行きまして、その際にとある田舎町にフラリと寄りました。そこでオールドパーくじなるものがやっていて「オールドパー12年、オールドパー18年、オールドパースーペリアのどれかが当たる!」という内容のものでした。オールドパーはちょうど欲しかったので購入して宿泊先に着いてから部屋でひとり開封。もちろん当たったのはこの12年でした。


  • オールドパー12年の概要


・種類:ウイスキー

・カテゴリー:ブレンデッド スコッチウイスキー

・価格:3800円前後

・定価での入手難易度:やや低い

・アルコール度数:40度

・特徴:オールドパーシリーズはマクドナルドグリンリース社1800年代末頃から発売を続けるブレンデッドスコッチです。その中でもオールドパー12年は最も馴染み深く、ブランドを代表するボトルとも言えます。

 オールドパーはグリーンリース兄弟により試行錯誤されつくられました。いつまでも愛されるウイスキーをとの願いをこめ、イギリスの伝説的人物トーマスパーから名前をとりました。
 このトーマスパーは152歳(1483〜1635年)まで生きたと言われる人物です。実在したかは不明ですがオールドパーのボトルにはこの生きていたであろう年が記されています。長寿と長熟をかけたりした意味もあるそうです。

 オールドパーのキーモルトはホワイトホースのキーモルトでもあるクラガンモア。他にはグレンダランなどです。どちらもスペイサイド地方のシングルモルトです。クラガンモアは近いうちに飲みたいなあと最近偶然思っていました。
 熟成年数は最低12年以上と年数表記があり少しリッチな気分。

 ちなみに1873年に岩倉使節団の岩倉具視が日本に持ち帰ってきて明治天皇に献上したのがオールドパーで、日本に初めて持ち込まれたウイスキーなんて言われています。


  • オールドパー12年 実飲
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 ラベルに浮かぶお爺さんはトーマスパーです。キャップはスクリューキャップでボトル表面はボコボコしています。液色はしっかりめのゴールド。

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 ご存知の方も多いと思いますが、オールドパーのボトルはこうやって斜めに立たせることもできるんですよね。この様子は倒れない、右肩上がりなど縁起の良さをイメージするため多くの政治家などが愛飲しています。

  • オールドパー12年の香り
 りんご、熟したみかん、蜂蜜。少し和を感じる柑橘香が印象的です。これらフルーティーな甘さが煙たく充満しますね。

  • オールドパー12年の味
 まずは熟したオレンジの甘さと苦さ。ややスモーキー。しばらく口で揉むとピリッとアルコール刺激を感じますが比較的すぐ静かになりました。余韻はベッコウ飴、オランジェット、やや焦げた印象のビター。いろいろな味がしますがネガティブな要素はなく安心して飲めます。
 加水をするとフルーティーさの他に穀物の甘い香りもフワリ。刺激も落ち着いてシンプルに飲みやすく。これはロックもいけますね。

  • オールドパーハイボール
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 真っ赤なりんごのようなフルーティーと仄かで上品にただよう蜂蜜のような味わいのハイボール。味の芯が割としっかりしているので余韻まで気持ちよく香り続けます。シンプルながら良ハイボールといった印象。


  • オールドパー12年の感想


香り:★★★★★☆

味:★★★★☆☆

ハイボール:★★★★☆☆

面白さ:★★★☆☆☆

デザイン:★★★★☆☆

コスパ:★★★★★☆

宅飲みオススメ度:かなり高い

総合点:★★★★☆☆

カイ太郎コメント:宅飲みの質を高める文句のないウイスキー

  • 感想
 なんだろう。特有の柑橘味、フルーティーで飲みやすく且つ深みを感じる味わい。それに飲み方を選ばない万能さ。良いウイスキーですね。
 めちゃくちゃ印象に残るというよりそこにオールドパー12年がある安心感。自宅に1本置いておきたくなりました。
 全く別物ですが、そのデザインや味わいの傾向からサントリーオールドが好きな方にはオールドパー12年も楽しめるのでは?と思いました。
 価格は少しずつ上がっているような気もしますが大幅なものではないのでこれからも踏ん張ってほしいです。
 王道すぎて中々飲む機会がないボトルの一つでしたが、ぜひ私と同じようにオールドパー飲んだことがないよって人はハズしたくない日に試してみて欲しいシリーズです。

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 オールドパーくじを買ったお店の近くの景色です。ここがどこだか分かったらすごいです。






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