本日のお酒はこちら!
ブラッドノック ヴィナヤです!
先日、実家の近くにある割と新しい酒屋に行きました。ハッキリとは決めていなかったのですが最近オススメされた「花と動物シリーズ」の何か、クラガンモア、他私が欲しかったオルトモアのどれかを買って帰ろうと思っていたのですが、、、クラガンモアとオルトモアは売り切れでした。そのため花と動物シリーズのどれにしようか迷っていた時に近くにあったこのブラッドノックが気になったのです。
で、こうなりました。こういう予想外の出会いがあるから酒屋巡りはやめられないですね。そしてお金は貯まらないですね。
ブラッドノックは最近10年が終売になり話題になっていましたね。
パッと見ネットでは結構評判が良い銘柄っぽいです。ボトルデザインも何か惹きつけるものがありますし、価格もこのヴィナヤはブラッドノックのラインナップ中1番お手頃でした。そして何よりローランド地方のウイスキーを私はまだ1種類しかご紹介したことがなかったのです!!ということで購入に踏み切りました。勢いで買ったのでドキドキしますがしっかり勉強したいと思います。
・種類:ウイスキー
・カテゴリー:シングルモルト スコッチウイスキー
・価格:7500円前後
・定価での入手難易度:普通
・アルコール度数:46.7度
・特徴:ブラッドノック蒸溜所は1817年に創業したスコットランド最南端の蒸溜所です。オーナーが次々と変わっていき、蒸溜所の閉鎖も繰り返されてきたことから中々安定した生産ができず取り壊しの予定もありましたが、2000年には少量ながら生産が再開。また一度稼働停止しましたが2015年にはオーストラリアの資産家であるデヴィット氏がブラッドノック蒸溜所を購入し、設備も一新され2017年に稼働が本格的に再開されました。現在はようやく落ち着いてきた感じなのでしょうかね?
ブラッドノック蒸溜所は「ローランド地方」と呼ばれるハイランド地方の南に位置する地方にあります。ローランド地方はグレーンウイスキー発祥の地でもあります。エディンバラやグラスゴーなどの大きな都市部もあり、アイルランドの影響からモルトウイスキーは3回蒸留で作られている蒸溜所もローランドには存在します。ローランドのウイスキーは都会的でクリアなどと評されることもしばしば。
今ではグレーンウイスキーの生産がメインな地域となっていますが、かつてはハイランドと鎬を削るモルトウイスキーの競争をしていました。
現在有名なハイランドのモルトウイスキーといえばオーヘントッシャン、グレンキンチー、ローズバンクなどでしょうか。
今まで当ブログでは200種類くらいのお酒をご紹介してきましたが、ローランドのウイスキーは「オーヘントッシャン」しかご紹介していませんでした。しかもかなり序盤に。別にローランドのウイスキーを毛嫌いしているわけではないのです。ローランドウイスキーファンの皆様許してください。
ブラッドノックは「平たい低地」という意味で、比較的暖かく水源が豊かな土地で作られています。仕込み水にはブラッドノック川のお水が使われています。発酵槽にはオレゴン松材の桶が使用されています。
長期熟成モノの中には熟成庫にずっと保管されていた原酒を新しい樽に詰め直して作られる(リカスクと呼ぶことも)ものもあります。
ちなみにブラッドノック蒸溜所のマスターディスティラーはマッカラン蒸溜所でもマスターディスティラーを務めていたことがあるニック博士。マネージャーはディーンストン蒸溜所で務めていたニール氏というビッグネームが揃っていたりします。
新生のブラッドノック蒸溜所に2019年ヴィジターセンターがオープンしましたが、その開館式にはウィリアム国王(当時は皇太子)が列席されていました。
今回ご紹介するのはブラッドノックヴィナヤ。ヴィナヤはサンスクリット語で感謝の意。ブラッドノック蒸溜所を築いてきた先人達へ敬意を込めて作られた1本になります。
少量生産されていた2009年頃に蒸溜したシェリー樽熟成原酒(熟成期間は約8年)と、設備を一新した2015年以降に蒸溜されたバーボン樽熟成原酒(熟成期間は約5年)を混ぜて作られています。ノンチルフィルタード(冷却濾過をしていない)で無着色です。
サンフランシスコスピリッツコンペティションではダブルゴールドを受賞しました。
さてさて中々に長い前置きになりましたがいただきます。
うーむ本当に華やかだし意外とフルーツ感もハッキリしていて面白いですな。
加水をすると白桃のような爽やかな甘さがより前面にて広がります。
味:★★★★☆☆
ハイボール:★★★★☆☆
面白さ:★★★★☆☆
デザイン:★★★★★☆
コスパ:★★★☆☆☆
宅飲みオススメ度:やや高い
総合点:★★★★☆☆
カイ太郎コメント:結構イイ!なんだか新しい出会いで嬉しくなっちゃう1本。
ストレートも加水もロックも、ハイボールに至るまでそれぞれ良いところありました。その中でもハイボールは1杯で満足しちゃう系の味わいですので、今日はハイボール1杯でいいやって晩酌の日には結構オススメですよ。
個人的にはシェリー樽の力がこのボトルの肝だなあと感じていて、おそらくそこからくるフレッシュなベリー感が飲み飽きない味わいを出してくれていると思っています。逆にバーボン樽熟成のみのブラッドノックや年数表記のものも飲んでみたくなりましたよ。
というわけでこのジューシー+華やかな感じが妙にクセになる面白いウイスキーでした。機会があれば他ラインナップも試してみたいです。
※ご指摘やご意見などがございましたらお気軽にコメントいただけると助かります。
ブラッドノック ヴィナヤです!
先日、実家の近くにある割と新しい酒屋に行きました。ハッキリとは決めていなかったのですが最近オススメされた「花と動物シリーズ」の何か、クラガンモア、他私が欲しかったオルトモアのどれかを買って帰ろうと思っていたのですが、、、クラガンモアとオルトモアは売り切れでした。そのため花と動物シリーズのどれにしようか迷っていた時に近くにあったこのブラッドノックが気になったのです。
で、こうなりました。こういう予想外の出会いがあるから酒屋巡りはやめられないですね。そしてお金は貯まらないですね。
ブラッドノックは最近10年が終売になり話題になっていましたね。
パッと見ネットでは結構評判が良い銘柄っぽいです。ボトルデザインも何か惹きつけるものがありますし、価格もこのヴィナヤはブラッドノックのラインナップ中1番お手頃でした。そして何よりローランド地方のウイスキーを私はまだ1種類しかご紹介したことがなかったのです!!ということで購入に踏み切りました。勢いで買ったのでドキドキしますがしっかり勉強したいと思います。
- ブラッドノック ヴィナヤの概要
・種類:ウイスキー
・カテゴリー:シングルモルト スコッチウイスキー
・価格:7500円前後
・定価での入手難易度:普通
・アルコール度数:46.7度
・特徴:ブラッドノック蒸溜所は1817年に創業したスコットランド最南端の蒸溜所です。オーナーが次々と変わっていき、蒸溜所の閉鎖も繰り返されてきたことから中々安定した生産ができず取り壊しの予定もありましたが、2000年には少量ながら生産が再開。また一度稼働停止しましたが2015年にはオーストラリアの資産家であるデヴィット氏がブラッドノック蒸溜所を購入し、設備も一新され2017年に稼働が本格的に再開されました。現在はようやく落ち着いてきた感じなのでしょうかね?
ブラッドノック蒸溜所は「ローランド地方」と呼ばれるハイランド地方の南に位置する地方にあります。ローランド地方はグレーンウイスキー発祥の地でもあります。エディンバラやグラスゴーなどの大きな都市部もあり、アイルランドの影響からモルトウイスキーは3回蒸留で作られている蒸溜所もローランドには存在します。ローランドのウイスキーは都会的でクリアなどと評されることもしばしば。
今ではグレーンウイスキーの生産がメインな地域となっていますが、かつてはハイランドと鎬を削るモルトウイスキーの競争をしていました。
現在有名なハイランドのモルトウイスキーといえばオーヘントッシャン、グレンキンチー、ローズバンクなどでしょうか。
今まで当ブログでは200種類くらいのお酒をご紹介してきましたが、ローランドのウイスキーは「オーヘントッシャン」しかご紹介していませんでした。しかもかなり序盤に。別にローランドのウイスキーを毛嫌いしているわけではないのです。ローランドウイスキーファンの皆様許してください。
ブラッドノックは「平たい低地」という意味で、比較的暖かく水源が豊かな土地で作られています。仕込み水にはブラッドノック川のお水が使われています。発酵槽にはオレゴン松材の桶が使用されています。
長期熟成モノの中には熟成庫にずっと保管されていた原酒を新しい樽に詰め直して作られる(リカスクと呼ぶことも)ものもあります。
ちなみにブラッドノック蒸溜所のマスターディスティラーはマッカラン蒸溜所でもマスターディスティラーを務めていたことがあるニック博士。マネージャーはディーンストン蒸溜所で務めていたニール氏というビッグネームが揃っていたりします。
新生のブラッドノック蒸溜所に2019年ヴィジターセンターがオープンしましたが、その開館式にはウィリアム国王(当時は皇太子)が列席されていました。
今回ご紹介するのはブラッドノックヴィナヤ。ヴィナヤはサンスクリット語で感謝の意。ブラッドノック蒸溜所を築いてきた先人達へ敬意を込めて作られた1本になります。
少量生産されていた2009年頃に蒸溜したシェリー樽熟成原酒(熟成期間は約8年)と、設備を一新した2015年以降に蒸溜されたバーボン樽熟成原酒(熟成期間は約5年)を混ぜて作られています。ノンチルフィルタード(冷却濾過をしていない)で無着色です。
サンフランシスコスピリッツコンペティションではダブルゴールドを受賞しました。
さてさて中々に長い前置きになりましたがいただきます。
- ブラッドノック ヴィナヤ 実飲
- ブラッドノック ヴィナヤの香り
- ブラッドノック ヴィナヤの味
うーむ本当に華やかだし意外とフルーツ感もハッキリしていて面白いですな。
加水をすると白桃のような爽やかな甘さがより前面にて広がります。
- ブラッドノック 感謝のハイボール
結構甘いし、しかも味の伸びが長いです。熟した赤肉メロンや赤りんごのようなフルーティーもいるような気がします。高級感漂う貴族のハイボールといった印象。
個人的には料理に合わせるよりもケーキとかと紅茶のように合わせる方がオススメのハイボールです。
- ブラッドノック ヴィナヤの感想
香り:★★★★★☆
味:★★★★☆☆
ハイボール:★★★★☆☆
面白さ:★★★★☆☆
デザイン:★★★★★☆
コスパ:★★★☆☆☆
宅飲みオススメ度:やや高い
総合点:★★★★☆☆
カイ太郎コメント:結構イイ!なんだか新しい出会いで嬉しくなっちゃう1本。
- 感想
ストレートも加水もロックも、ハイボールに至るまでそれぞれ良いところありました。その中でもハイボールは1杯で満足しちゃう系の味わいですので、今日はハイボール1杯でいいやって晩酌の日には結構オススメですよ。
個人的にはシェリー樽の力がこのボトルの肝だなあと感じていて、おそらくそこからくるフレッシュなベリー感が飲み飽きない味わいを出してくれていると思っています。逆にバーボン樽熟成のみのブラッドノックや年数表記のものも飲んでみたくなりましたよ。
というわけでこのジューシー+華やかな感じが妙にクセになる面白いウイスキーでした。機会があれば他ラインナップも試してみたいです。
※ご指摘やご意見などがございましたらお気軽にコメントいただけると助かります。
コメント
コメント一覧 (2)
いつも更新ご苦労様です。
ローランドモルトははグレンキンチーとオーヘントッシャンくらいしか認識できていませんでした🙇♂️
グレンキンチーだけは2年ほど前にボトルを買って飲んだのですが、飲みやすいけれどもう少し複雑さが欲しいなぁといった印象を持っていました。
でも私が知らないだけでローランドにもたくさんの銘柄があるんですよね〜🤓
ブラッドノック…お店にあったら飲んでみようと思います🥃
余談ですが、最近私が買ってみたレッドブレスト12年も購入候補に入れていただけると幸いです。
アイリッシュのシングルポットスチルウイスキーなのですが、とても美味しいのでオススメです。
(私的な感想ではありますが…)
カイ太郎
がしました