本日のお酒はこちら!

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デュワーズ8年
フレンチスムースです!

 ようやくこのシリーズの新弾が発売されました。前回のジャパニーズスムースから約1年間アタシずっと待ってたんだよ!という気持ちで発売日にイオンに突撃していました。今回は箱ないんですね?
 さて、果たして今回もアタシを満足させてくれるのでしょうか。期待と緊張を胸に開封していきます。下調べなどしていないので的外れな感想を話していたらスミマセン、、!


  • デュワーズ8年
フレンチスムースの概要


・種類:ウイスキー

・カテゴリー:ブレンデッド スコッチウイスキー

・価格:2500円前後

・定価での入手難易度:やや高

・アルコール度数:40度

・特徴:アメリカを中心に世界的人気を誇るブレンデッドスコッチのデュワーズ。バーテンダーからも絶大な人気がありデュワーズホワイトラベルは主にハイボールで居酒屋などでも多く提供されていますね。今回のボトルは2021年から始動した8年熟成「カスクシリーズ」第五弾です。4弾と5弾の期間が少し開いたように感じましたね、、、。

 デュワーズは1880年代から続くブランドで、キーモルトは主にアバフェルディオルトモア​、クライゲラヒロイヤルブラックラマクダフなどが挙げられます。

デュワーズは過去にいくつかレビューしています。このカスクシリーズも順にご紹介していますので是非「デュワーズ」のタグからご覧ください。

 デュワーズといえば毎回同じお話をしているのですが、特徴の一つとして「後熟」という技術が挙げられます。デュワーズはブレンデッドウイスキーなので各地のモルトウイスキーやグレーンウイスキーをブレンドしますが、さらにブレンドしたものをまとめて樽で半年ほど熟成させます。デュワーズはこれを「ダブルエイジ製法」と呼んでいます。今回のカスクシリーズはそんな後熟に着目したシリーズです。

 早く飲みたくてここまでかなり以前の記事のコピペをしてしまいましたが、これまでのカスクシリーズを一度振り返ってみましょう。
 まず第1弾として登場したのは「カリビアンスムース」です。これはラム酒を熟成した樽が使われていましたね。今飲み返すとしっかり甘いフレーバーが着いています。
 次に出てきたのは「イリーガルスムース」。こちらはメスカルというお酒の熟成に使用した樽を再利用しています。メスカルはメキシコの蒸留酒でテキーラに近いイメージで大丈夫です。個人的にはこれ結構好きで珍しいテーマながらも美味い面白いの要素を兼ね備えているんですよね。
 第3弾「ポルトガルスムース」でした。これはポートワイン樽で後熟したデュワーズですね。ポートワイン樽自体は結構色々なウイスキー熟成で使われていますが、この価格帯と若さでジューシーな果実味を表しているのがお見事でした。
 前回の第4弾はおそらく1番話題となった「ジャパニーズスムース」です。日本特有の樽、ミズナラ樽を後熟に使用しています。これだけすぐ売り切れましたし転売価格も倍くらいするんですよね。愛国心が強いのかミズナラ樽が人気なのか不明ですが日本っぽい響きは人気が出ますね。こちらも優しい甘さで心地よい味わいでした。

 これらは以前にレビューしていますので同じくデュワーズタグからぜひご覧ください!

 そして2024年5月に国内で発売開始された第5弾。今回はフレンチスムース。りんごの蒸留酒、つまりアップルブランデーを熟成した時に使用していた樽がテーマです。その中で特にフランスのノルマンディー地方にあるカルヴァドス県とその周辺で作られるカルヴァドスと呼ばれるジャンルがあります。厳しい基準が定められていてアップルブランデーの最高峰のような立ち位置にいますが、このデュワーズ8年フレンチスムースはカルヴァドスカスクフィニッシュとなっています。
 本ボトルは8年表記のため、最低8年の樽熟成を経ています。そのうち数ヶ月をカルヴァドス樽で追加熟成。アルコール度数は40度です。数量限定発売のためご購入の際はお早めに、、!

 今回はカートンの箱がないんですよね。今までは箱に香りや味を表現するイラストとかが書いてあったんですけどね。公式にはアップルやシナモンのような味わいと書かれていました。

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 左からカスクシリーズ第1弾〜第5弾までを並べてみました。カラフルで綺麗ですね。液色の違いにも注目してみましょう。
 ボトルにはIWCで91ポイント獲得!と書いてあるシールが貼ってありました。優秀ですね。前回のジャパニーズスムースにも91ポイントのシール貼っていたような気が、、。

 さて、1年間待ち侘びていましたよ。早速いただきます。



  • デュワーズ8年
フレンチスムース 実飲
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 これ買った時、ノベルティでデュワーズのブロンズミニトレー(コースターとしても使用可)が着いてきたんですよね。結構嬉しいです!
 絵画のようなラベルでオシャランですね。液色は結構しっかりしたゴールドです。

  • デュワーズ8年
フレンチスムースの香り
 かなり甘い香りが先にきますね。カスタード、うっすらキャラメル。その後にリンゴの甘酸っぱさが結構酸味の部分まで詳細に香ります。熟したリンゴというよりはフレッシュなリンゴといった印象。

  • デュワーズ8年
フレンチスムースの味
 お味の方はすぐさまリンゴが来ますね。少し揉むと木材感というか樽香というか木の香りが結構します。その後カカオのようなビターが包んでくる、全体で見たとき意外と甘さ控えめなんですよね。香りからの印象とはまた違う味わいです。シナモンが香るとすれば深く息を吐いた時の余韻ですね。
 加水をするとさらに甘さは抑えられてリンゴの渋さや爽やかな香りの方がメインになっていきます。液全体が少しだけ舌をすぼめてくるようです。ワイン用のブドウが食べるのには適さないように、ブランデー用のリンゴはこういう味わいなのでしょうかね?


  • デュワーズフレンチハイボール
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 氷が入ってないように見えますがドデカ棒氷が入っています。
 どうなるのかな?と思いながら飲みましたがややひめリンゴのような甘酸っぱい味わいが全体的にありますが、そこまで癖もなくよく言えば飲みやすい、悪く言えば普通のハイボールといった域に感じました。


  • デュワーズ8年
フレンチスムースの感想


香り:★★★★☆☆

味:★★★☆☆☆

ハイボール:★★★☆☆☆

面白さ:★★★★☆☆

デザイン:★★★★☆☆

コスパ:★★★★☆☆

宅飲みオススメ度:普通

総合点:★★★☆☆☆

カイ太郎コメント:リンゴの詳細な部分に耳を澄ませて、、、。

  • 感想
 うーんどうなんでしょう?1年間バチバチに期待していた私の先入観などもあると思いますが、意外と「普通」路線なウイスキーでした。このデュワーズのカスクシリーズは名前の通り後熟に使用した樽を個性的に面白く表現しているシリーズだと思っています。確かに今回のフレンチスムースもリンゴの甘さだけではない様々な面を感じられることができますがインパクトがあったかと聞かれるといささか微妙です。
 デュワーズってもともとリンゴのニュアンスが強いと思っているのですがどう思いますかね?特に赤リンゴのような要素を感じるデュワーズ12年と主に飲み比べをしてみました。そうするとこのフレンチスムースは甘酸っぱさやキュン❤︎とする渋酸っぱさをより感じられましたが、ただ熟していない馴染んでいないという感想になる人もいるのではと考えています。そうすると単体のウイスキーとしていかがなのかなとも思います。もうちょっとリンゴの要素を期待している人(主に私)は多いのではないでしょうか?ハイボールも楽しみにしていましたが案外特徴を掴みづらいスッキリ安定ハイボールでした。

 とは言ってもウイスキーの1ボトルとしては飲みやすく、問題なく一本を飲み進めることができると思います。飲み方はお好みで良いかと思いますが、加水で新たなリンゴを感じるのもオススメです。あ、あとお湯割もまったりしたリンゴが楽しめるので良いと思います。結構甘いツマミと組み合わせてみてください。

 と、いうわけで、ああだこうだと色々誰かと話し合ってみたくなるウイスキーでした。こういうところはカスクシリーズ共通ですよね。皆様もああでもないこうでもないと呟きながらぜひ一緒に乾杯しましょう!




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