本日のお酒はこちら!
タリバーディン
タリバーディン
バーガンディカスクフィニッシュです!
こちらも結構一期一会な感じで出会いました。ワイン樽系のウイスキーが家に不足してきたなあと思い特に何を買うか決めず酒屋に向かいました。そこで説明を読んで気になったのがこちら。しかもネット価格よりもお安く買えました。結構マニア向けイメージなウイスキーを今回も冒険してみましょう。
- タリバーディン
バーガンディカスクフィニッシュ
・種類:ウイスキー
・カテゴリー:シングルモルト スコッチウイスキー
・価格:5000円前後
・定価での入手難易度:普通
・アルコール度数:43度
・特徴:タリバーディンは1949年に創業したタリバーディン蒸溜所で作られるシングルモルトです。バーガンディカスクフィニッシュはその中でもカスクフィニッシュシリーズと呼ばれるシリーズラインナップの一つです。
タリバーディン蒸溜所の稼働開始は1949年からと他の老舗スコッチに比べるとそこまで昔のことではありませんが、1900年代にスコットランドに新設された蒸溜所はタリバーディンが初だったりします。前身として建っていたビール醸造所があり、16世紀から1947年まで続いていたと言います。この醸造所こそがタリバーディンの歴史の起源ともされています。
タリバーディン蒸溜所はスコットランドのハイランド地方にあります。南側のローランド地方に近く、両方の土地の特徴を兼ね備えているとも評価されることもあります。
序盤は経営が不安定で稼働と停止が繰り返されていましたが2011年にフランスのピカール社という会社がタリバーディン蒸溜所を買収しました。このピカール社は元来ワイン商の会社であるため、この影響からもタリバーディンは上質なワイン系の樽を熟成に使用することが多くなりました。
このピカール社はその後ブレンデッドウイスキーのハイランドクイーンも買収したため、現在ではタリバーディンはハイランドクイーンのキーモルトに使用されています。
仕込み水にはダニー川の水を、麦芽はコンチェルト種などの品種をノンピートで使用します。ネック部分に膨らみがある蒸留器(ポットスチル)で蒸留されます。
今回ご紹介するタリバーディンバーガンディカスクフィニッシュは名前の通りバーガンディワイン樽で追加熟成されたものです。ブルゴーニュワインを英語読みしたものがバーガンディワインとなります。
タリバーディンリブソンというファーストフィルのバーボン樽熟成で作られたスタンダード品があるのですが、それをベースに使用し、シャサーニューモンラッシェのブルゴーニュ赤ワイン樽で約1年追加熟成をしています。
熟成年数の表記はないNA品で、アルコール度数は43度です。
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バーガンディカスクフィニッシュ 実飲
- タリバーディン
バーガンディカスクフィニッシュの味
最初にバニラのような甘さがありますが、液が口の中に広がると同時に赤ブドウのジューシーと渋さが充満してきます。口の中で揉むことで更に甘く香ばしく。飲み込んだ後にキャラメルやブドウガムみたいなネチャッとした後味がありますが、更にその後息を吐く頃にもう一波違う余韻がきます。やや土くさいブドウと種と焼きとうもろこしのような、、、なに、この香ばしさ。刺激は並程度で、しっかり味があるのでそこまで気になりません。追記です。しばらく置いてから飲みましたが非常にナッツの味わいが強まりました。
加水を少しするだけでかなり円やかになります。ワイン系のパーツが全体を占めてくるのでそちら側に集中したい時にオススメ。
ロックも加水と同じく樽由来の風味に集中して飲むことができます。
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バーガンディハイボール
ベタっとしたザラメ系の甘味がはじめにきますが、それを越えた後に吹く華やかな赤や紫の果実の風。口当たりは人を選ぶかも知れませんが余韻がどうも心地よく、どのタイミングで飲むべきか戸惑ってしまうようなハイボールでした。
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バーガンディカスクフィニッシュの感想
香り:★★★★☆☆
味:★★★★☆☆
ハイボール:★★★☆☆☆
面白さ:★★★★☆☆
デザイン:★★★★★☆
コスパ:★★★★★☆
宅飲みオススメ度:高い
総合点:★★★★☆☆
カイ太郎コメント:手軽にゴージャスな味わいを試すことができる!
- 感想
他のシェリー樽ウイスキーのようにストレートやロックが特にオススメです。プレゼントなどにも予算別に考えた時候補にあがりそうです。
他のボトルや更なる長熟のタリバーディンも試したくなりますが、より濃く原酒に近いタリバーディンを特に飲んでみたくなりました。
※Amazonでは今回ご紹介した商品が見つからないためリンクは貼りません。ご了承下さい。
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