本日のお酒はこちら!

IMG_8356
バスカー 
アイリッシュウイスキーです!

 少し前から話題のバスカーです。気にはなっていたんです。しかし皆様ご存知の通り、私かなりの捻くれ者でして推されすぎると1歩引いてしまうんですよね。特に中々見向きもされなかったアイリッシュウイスキーを何故こんなに急に、、、とか何とか思ってたり。
 しかしもうここまでオススメされるのなら試してみるしかない!と、とりあえず1番王道と思われる緑のバスカーを購入しました。バスカーには青赤グレーなどのラインナップがありますが、当ブログではこの緑ラベルをバスカーと呼んでいきたいと思います。
 ちなみに少し飲んでから上の写真を撮りました。ご容赦ください。


  • バスカーの概要


・種類:ウイスキー

・カテゴリー:ブレンデッド アイリッシュウイスキー

・価格:2500円前後

・定価での入手難易度:低

・アルコール度数:40度

・概要:バスカーはアイルランドカーロウ州にあるロイヤルオーク蒸溜所で作られるウイスキーシリーズです。

 ロイヤルオーク蒸溜所は2016年から稼働を開始したとても新しい蒸溜所ですが、元々はウォルシュ蒸溜所(前オーナー)として2013年から建設はされていました。稼働から3年後の2019年に蒸溜所名がロイヤルオークへと改名されたのです。

 ロイヤルオーク蒸溜所の特徴としてはその設備の充実で、モルトウイスキーの製造はもちろんのこと、ポットスチルウイスキーと呼ばれる未発芽のモルトを使うアイリッシュウイスキー特有のジャンルも製造し、更にグレーンウイスキーの製造も連続式蒸留器で行っています。
 このように全てのジャンルのウイスキーの製造を一つの蒸留所だけで完結できるのはアイルランドで唯一このロイヤルオーク蒸溜所だけ
されています。つまりこのバスカーは一つの蒸溜所の原酒のみを使用した、いわゆるシングルブレンデッドウイスキーというカテゴリーに含まれるわけですね。

 バスカーはその強みを活かし青いラベルシングルモルト赤いラベルシングルグレーングレーのラベルシングルポットスチルウイスキー(ポットスチルウイスキーの詳細はこちら)をそれぞれラインナップとして発売しています。そして今回の緑のラベルはそれらをブレンドした一つの集大成と言えるでしょう。特にモルトとポットスチルウイスキーの比率が多めにブレンドされているそうですよ。

 バスカーはカーロウ州周辺で採れる大麦などを原料とし、仕込み水も近くのバーロウ川の水を使用しています。某名探偵の口癖みたいな川ですね。
 緑のバスカーに使用されている原酒はバーボン樽シェリー樽、そして少し珍しくマルサラワイン樽(シチリア島の酒精強化ワイン)で熟成されたものです。マルサラワインはフローリオという銘柄のワイン樽を厳選し使用しています。
 この樽とブレンドの力でバスカー特有のトロピカルとも称されるフレーバーが生まれるのでしょう。日本でのバスカーボトル発売は2021年と最近ですが、同年に様々な品評会で賞を受賞し瞬く間に話題となりました。
 
 こうして調べてみると、新しくもしっかりとしたウイスキーですね。飲んでいる人もお勧めしている人も多いのできっと美味しいのでしょう。ようやく勇気を振り絞って購入した私。
 天邪鬼な私はこのバスカーの調教に耐えることはできるのでしょうか、、、それではご覧ください。


  • バスカー 実飲
IMG_8362
 名前のバスカーとは街中でパフォーマンスを行う大道芸人のことらしいです。デザインがカジュアルながらオシャレであることも人気の理由かもしれませんね。ただ、ガラスの厚さがあるのか700mlなのに明らかにボトルの重量があります。
 液色は明るめですね。

  • バスカーの香り
 レモンライム系の広がりある酸っぱさ。レモンマーマレードを添えて。少し奥から蜂蜜。麦芽ビスケット。青草のような若々しさ。

  • バスカーの味
 ライムのわたのようなニュアンス。キャンディー。先程の香ばしさは存在するものの主張は強くなく。余韻にレーズン、オレンジドロップなど、甘さと共に口に残るビター。刺激は並程度。
 加水をしてもややハツラツな印象。かなり加水をするとようやくパインやバナナのニュアンスが強く感じます。

  • バスカーハイボール
IMG_8315
 これがおそらく主流の飲み方。実はまずハイボールから飲んでいました。
 うん、おいしー!サイダーのような甘い爽やかさ。レモン系の酸味や香り。余韻にはビターが訪れてキレの良さを手伝っています。ラムネを飲むかのように夏にキリッとキメたいハイボールですね。


  • バスカーの感想


香り:★★★☆☆☆

味:★★★☆☆☆

ハイボール:★★★★★☆

面白さ:★★★★☆☆

デザイン:★★★★☆☆

コスパ:★★★★☆☆

宅飲みオススメ度:高い

総合点:★★★★☆☆

カイ太郎コメント:宅飲みバリエーションが広がる爽やかサーフ系お兄さんなウイスキー。

  • 感想
 ハイボールが特に光る爽快なウイスキーでした。トロピカルな〜という口コミをよく見かけますが、ネットリした甘さというより個人的にはその中でもライムやレモンなど燦々とした日差しを受けた柑橘類をイメージできる味わいだと思っています。
 少し前までは千円台で購入できたとのことで、その場合はかなり宅飲みランキングに入り込みそうなコスパですが、現在は2500円ほど。やや無難な立ち位置へと。それでも十分ボトル購入候補には挙がると思います。
 何より今旬な話題性のあるウイスキーなので私も意地を張らずもっと早く飲んでおいて良かったなぁと反省しております。バスカー全色揃えようとは今の所思っていませんが、今後お店などで見かけた際は一通り試してみます!






※ご指摘やご意見などがございましたらお気軽にコメントいただけると助かります。