今回は先日行われた北海道ウイスキー&スピリッツフェスト2024に参加し、試飲したお酒のご紹介です。フェスの詳細や入場時の様子については「入場編」をご覧ください。
それでは早速まわりましょうか!
ノックニーアン蒸溜所は2017年から蒸留を開始したとても新しい蒸溜所ですね。ジンの製造も行っています。
地球と共存できるスコッチづくりを目指し、イギリスで初めてネットゼロ認証(温室効果ガス排出がほぼ0)をうけた蒸溜所でもあります。そして持続可能であることにも重点をおき様々な環境保護活動を行いウイスキーのボトルやラベル、箱はリサイクル品でもあります。
今回試飲したのは日本限定のAONシングルカスクSTR17-115というノックニーアンのシングルカスクボトルです。AONはゲール語で「ひとつの」という意味だそう。
STR樽というノックニーアンの特徴でもある特殊な樽を熟成に使用しています。これはワイン樽の内側を焦がして削り作られた樽です。本ボトルはテンプラリーニョ赤ワイン樽をSTR加工しています。熟成期間は約6年半でアルコール度数は59度のカスクストレングスです。
飲んでみるとかなり甘いです。グレープキャンディ、キャラメル、徐々に洋梨のような爽やかさ、余韻にかけてどこか潮気を感じるもののやはりしっかりとした甘さが軸です。
甘味が強いながらもどこか気品を感じるウイスキーでした。ノーマルのノックニーアンも予習で飲んできたのですがやはりどちらも上品な甘さと複雑な移り変わりが楽しい丁寧なウイスキーという印象。
個人的にこれから期待の新興蒸溜所三選を挙げるとしたらローズアイル、アイルオブハリス、ノックニーアンかなと通ぶりながらも思っています。
こちらノックニーアンはどちらも試飲は無料!嬉しくて最初に飛び付いちゃいました。
アバフェルディはデュワーズのキーモルトにもなっているシングルモルトウイスキーなのですが今後ボトル紹介を改めてしようと思っているので、ここでの説明は省きます。
※ご指摘やご意見などがございましたらお気軽にコメントいただけると助かります。
それでは早速まわりましょうか!
- ノックニーアン シングルカスク
ノックニーアン蒸溜所は2017年から蒸留を開始したとても新しい蒸溜所ですね。ジンの製造も行っています。
地球と共存できるスコッチづくりを目指し、イギリスで初めてネットゼロ認証(温室効果ガス排出がほぼ0)をうけた蒸溜所でもあります。そして持続可能であることにも重点をおき様々な環境保護活動を行いウイスキーのボトルやラベル、箱はリサイクル品でもあります。
今回試飲したのは日本限定のAONシングルカスクSTR17-115というノックニーアンのシングルカスクボトルです。AONはゲール語で「ひとつの」という意味だそう。
STR樽というノックニーアンの特徴でもある特殊な樽を熟成に使用しています。これはワイン樽の内側を焦がして削り作られた樽です。本ボトルはテンプラリーニョ赤ワイン樽をSTR加工しています。熟成期間は約6年半でアルコール度数は59度のカスクストレングスです。
飲んでみるとかなり甘いです。グレープキャンディ、キャラメル、徐々に洋梨のような爽やかさ、余韻にかけてどこか潮気を感じるもののやはりしっかりとした甘さが軸です。
甘味が強いながらもどこか気品を感じるウイスキーでした。ノーマルのノックニーアンも予習で飲んできたのですがやはりどちらも上品な甘さと複雑な移り変わりが楽しい丁寧なウイスキーという印象。
個人的にこれから期待の新興蒸溜所三選を挙げるとしたらローズアイル、アイルオブハリス、ノックニーアンかなと通ぶりながらも思っています。
こちらノックニーアンはどちらも試飲は無料!嬉しくて最初に飛び付いちゃいました。
- スプリングバンク19年
2000 ペドロフィメネスシェリーバット
こちらのブースは様々なウイスキーが置いていましたが、その中でもスプリングバンクが多めでした。私は全然ここら辺詳しくないためお店の人に聞いたところこちらをオススメしてもらいました。
このスプリングバンクは頃末商店という酒屋さんのプライベートボトルで貴重なスプリングバンクのシェリー樽原酒を樽ごと購入しボトリング。2000年蒸留で、ペドロヒメネスシェリー樽にて19年熟成です。シングルカスクのカスクストレングスでアルコール度数は53.6度。試飲価格は2000円でした。
お味はとにかく香ばしく心地よい樽香。赤ワインのような芳醇さとニス塗りたての木製家具。スプリングバンクはあまりまだ飲めていませんがこういう味わいにもなるんですね、めちゃくちゃ美味いです。満足度の高い1杯でした。
- シングルグレーン富士
50th Anniversary Edition
富士御殿場蒸溜所のブースがありました。モルト、グレーン、ブレンデッドの富士や各個性ごとに作り分けたグレーン原酒の飲み比べなんかもできる面白い商品が盛りだくさんでした。そんな中試飲してみたのはこちらの富士御殿場蒸溜所50周年記念のシングルグレーンウイスキーです。過去にいくつか富士御殿場蒸溜所で作られているウイスキーはご紹介していますので「こちら」からぜひご覧ください。
シングルグレーン富士はまだ一度しか飲んだことがないので、いつかボトル購入をしたいとは考えていましたが、今回は今年数量限定で発売された50周年の特別な富士を試飲することができました。
この50周年のシングルグレーン富士は3種の蒸留器から作られたそれぞれの個性を持つグレーン原酒をブレンドしています。1970年代に蒸留した稀少な原酒を始め、2010年代までの各年代に蒸留したものを厳選してそれぞれ使用しているそうです。50年の集大成感が沁みますね。
発売時の価格は27500円でアルコール度数は52度です。試飲価格は400円なのでお手軽に試すことができたので早速いただきました。
まずはスッとくるハーブや穀物などなどの香り。その後クランベリーのような味わいが微かに。フルーティーな渋味やビターが意外と強くベリーの種系なイメージが残ります。余韻にかけてキャラメルや古い樽材など落ち着いていきます。
このような特別なボトルは一度試飲できると貴重な経験出来たなあ勉強になったなあと嬉しくなっちゃいますね。
- デュワーズ ダブルダブル
というわけでデュワーズダブルダブル21年と32年を注文。合わせて2000円くらいだったかな?ちょっと記憶が曖昧ですが、、、。
ちなみにダブルダブルシリーズについてですが、デュワーズお得意の後熟技術が詰まった逸品です。熟成されたモルト、グレーン原酒をブレンドしてから更に樽で熟成。しかしこれではまだ普通のデュワーズ。ここからがダブルダブルなんです。その後再度モルト、グレーン原酒を追加でブレンドし更に樽熟。そして21年、27年、32年とそれぞれのラインナップに合わせた樽に液を移し熟成。この4段階の熟成熟成!なプロセスがダブルダブルシリーズの特徴です。
ブレンドはマスターブレンダーオブザイヤーに3年連続で選ばれたステファニーマクラウド氏が担当。特にダブルダブル32年はIWC2020年の最高賞に輝いています。シリーズ全てアルコール度数は46度でこのかっこいいボトルは容量500mlなので、より高級路線なのです。
21年の方はすっきりな口当たりと円やかな余韻のバランスが良い味わいです。桃やリンゴのフルーティーと刺激は並程度で意外とハツラツとした印象。21年はオロロソシェリーの樽でフィニッシュしているそうですよ〜。
32年の方はブースのお兄さんも言っていましたがかなり違いますね。これは長熟と一口でわかる深い樽香。シェリー樽由来の重厚なレーズン。すごく年季のこもった木香が印象的でややまろやかなコーヒーのニュアンスも。32年はペドロヒメネス樽でフィニッシュしているとのこと。
どちらも美味しいですがやはり32年はまた機会があれば飲みたいですね。ボトル買いもしたいくらいですが無理なので宝くじが当たったら、、、という感じです。
- アバフェルディ ハンドフィル
スペックはこんな感じです。で、実はアバフェルディのハンドフィル。よくいくBARで一度飲んだことがあるのですがめちゃくちゃ美味いんですよね。いやホントに美味い。それを偶然知っていたので「お!またこれ飲めるのか!」と密かに再会を喜びました
アバフェルディはデュワーズのキーモルトにもなっているシングルモルトウイスキーなのですが今後ボトル紹介を改めてしようと思っているので、ここでの説明は省きます。
ダークチェリーの深い甘酸っぱさと樽香の調和が本当に気持ちいい!余韻までチェリーは香り、スタンダードのアバフェルディとはかなり印象が異なります。暗い部屋で飲みたくなるようなイカしたウイスキー。手に入らないのが悔しいですが、またBARで見かけたらいただきたいです、、、!
- エンジェルズエンヴィ
エンジェルズエンヴィ&ルイヴィル蒸溜所で作られるこちらのウイスキーは2023年から日本でも販売開始されたかなり新しいバーボンです。4〜6年熟成されたケンタッキーストレートバーボンを更に最長6ヶ月ポートワイン樽で後熟するという挑戦的な試みをした1本。エンジェルズエンヴィのラインナップにはラムカスクフィニッシュのライウイスキーといったこれまた面白い商品もあります。
アルコール度数は43.3度で価格は12000円ほど。かなりプレミアムなバーボンです。2023年のSWSCでは金賞を受賞しており、名前の通り「天使」が飲めなくて「嫉妬」してしまうほど美味なウイスキーなんだとか。
無骨なバーボンを想像していましたが、思ったより爽やか!フルーティーかつフレッシュなブドウにバニラアイスを添えたようなデザートプレートな香り。お味はややグレープガムなどお菓子のようなニュアンスとブドウの渋味を余韻に優しく残す感じ。さすが売り文句でもあるポートカスクフィニッシュの力でバーボンのバニラとグレープ感が面白くマッチしていますね。少し値が張るのでボトル購入は躊躇いますが、部屋におきたくなるデザインもgoodですよね。
と、熱く語っていたら長くなってしまったので一旦切ります。続きは「試飲編Ⅱ」でお会いしましょう!
※ご指摘やご意見などがございましたらお気軽にコメントいただけると助かります。
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