本日のお酒はこちら!
花と動物シリーズ
先日、久しぶりにお酒でブッ潰れました。学生の頃を思い出すなぁとかエモいことは考えられず強烈な二日酔いに苦しんでいました。カルマですね。珍しく用事のない日でも丸2日はお酒を飲まず回復料理を意識して食べていました。
こういうことがある度にもう酒やめようかなとか、家にある酒全部売ったりあげたりしちゃおうかなとか思ったハズですが、なぜでしょう、もうこんなに闘いたい!(飲みたい)
そんな病み上がりのような状況で優しく迎えてくれそうな酒は〜と選んだのがこちらです。前にもこんな導入したようなしてないような、、?
以降このボトルはリンクウッド12年と呼びますね。それでは概要へ。
・種類:ウイスキー
・カテゴリー:シングルモルト スコッチウイスキー
・価格:10000円前後
・定価での入手難易度:普通
・アルコール度数:43度
・特徴:リンクウッド12年はスコットランドのスペイサイド地方にあるリンクウッド蒸溜所でつくられるウイスキーです。
リンクウッド蒸溜所は1821年創業ですが、実際に生産開始された時期が少しズレていたり、古い蒸溜所を取り壊して新しい蒸溜所に建て直していたりします。 また、1972年にはリンクウッドの蒸溜棟Bが建設され、1985年からは古くから使用されていた蒸溜棟Aが閉鎖したり稼働したりで、現在は期間限定の稼働となっているそうです。今回ご紹介するリンクウッド12年を含め、今はB棟での生産がメインでブレンドが行われています。
現在リンクウッド蒸溜所は大手ディアジオ社の傘下にあり、2012年には設備の増設が行われ生産量も少しずつ伸びています。
生産にはミルビュイズ湖周辺の泉の水を仕込み水とし、ノンピート、ピーテッド麦芽両方を使用しています。発酵槽(ウォッシュバッグ)はカラ松の木製です。
オフィシャルからのシングルモルトはリリースされていないので、リンクウッド蒸溜所で生産されたウイスキーの99%はブレンデッドウイスキーの一部としてブレンドされることとなります。主にジョニーウォーカーやホワイトホースなどに使用されていることが有名ですね。
ボトラーズ(詳細はタグから)ではリンクウッドをシングルモルトでリリースすることはしばしばありますが、やはり最もオーソドックスで蒸溜所の公式シングルモルトとされるリンクウッドはこの「花と動物シリーズ」のリンクウッド12年でしょう。
「花と動物シリーズ」とはディアジオ社の前身であるユナイテッドディスティラリーズから続くシリーズです。
ディアジオ社が所有する数多くの蒸溜所の中から選抜された蒸溜所のウイスキーをラインナップしたシリーズで現行品は10種類くらいですが、過去のラインナップも含めると25種類以上の多様性あるシリーズです。
花と動物シリーズに選ばれる蒸溜所はどれも比較的マイナーな部類で、ブレンデッドウイスキーの原酒として使用されることが大半の銘柄ばかりです。そんな隠れた銘酒をシングルモルトで楽しめるという、面白い発見や出会いが見つかりそうなシリーズですね。また、名前の通り、ラベルにはその土地に由来する動植物がデザインされています。
今回ご紹介するリンクウッド12年の詳細な樽構成は不明ですが、蒸溜所では主にアメリカンオークのバーボン樽やスパニッシュオークのシェリー樽が熟成に使用されています。樽での熟成年数は表記の通り12年以上となります。
リンクウッド含めて花と動物シリーズの現行品はアルコール度数が43度で統一されています。
それでは夜も更けてきたので乾杯!
ラベルには蒸溜所の敷地にある池に毎年飛来するという白鳥が描かれています。そういえば宮城峡蒸溜所の池にも白鳥さんいたなあ。
液色は結構明るくシャンパンゴールド的なほにゃららです。
よく言われるパインっぽさは、言われるとそうですねぇ、、、と思いましたが、加水をするとハッと気づきました。更に加水をある程度すると香りには独特の木材香やスパイシーさが出てきて一気にダンディーな渋さを感じます。お味は熟しきっていない柿や白桃がチラチラと。
トワイスアップくらい加水をすると刺激は消えてフルーティーウッディースパイシーのそれぞれがバランスよく味わうことができました。
ロックにすると樽感がビシバシと前面に叩き出されてきます。ロックが好きな人も多そうです。
ややカスタードのまろやかな甘さと柑橘が添えられたような味のハイボールです。これはグイグイいけちゃいますね。それといって大きなクセもないのですが、だからと言って代わりになるウイスキーも思い浮かばない絶妙なベーシックさを覚える憎い1杯。美味いね!と声に出したくなるハイボールでした。
香り:★★★★★☆
味:★★★★☆☆
ハイボール:★★★★★☆
面白さ:★★★★☆☆
デザイン:★★★★☆☆
コスパ:★★★☆☆☆
宅飲みオススメ度:意外と高い
総合点:★★★★★☆
カイ太郎コメント:これぞモルトウイスキー。静かかと思いきや話が面白いタイプのお兄さんキャラ。
この爽やかさと複雑さが同居して、ちゃんとモルト感がメインで柱になっている味わいは「あ〜私モルトウイスキー飲んでる、、、」と当然のことながらウットリしたひと時を演出してくれます。「あぁ〜なんかシングルモルト飲みたいけど何飲んで良いか分からない」って時には特にオススメです(そんなことあるかな?)。
ストレート、加水、ロック、ハイボールどれも美味しいですが、強いて選ぶならトワイスアップかハイボールが印象的でした。
価格に関しては10000円の壁にちょうど居座るような立ち位置です。それだけ払えば文句なしに美味い酒飲めるよね、そうあるべきよねと思っていましたが、リンクウッドはちゃんとそれに答えてくれました。飲み方の柔軟性も加味し、ボトル買いもアリです。
モルトウイスキーとは何か。一心不乱に変わり種や限定品に飛びついていた私に、どこか一喝入れられたような気持ちになりました。いろいろなウイスキーを飲みたいと思っている方には一度でも立ち寄ってもらいたい一本でした。
※ご指摘やご意見などがございましたらお気軽にコメントいただけると助かります
花と動物シリーズ
リンクウッド12年です!
先日、久しぶりにお酒でブッ潰れました。学生の頃を思い出すなぁとかエモいことは考えられず強烈な二日酔いに苦しんでいました。カルマですね。珍しく用事のない日でも丸2日はお酒を飲まず回復料理を意識して食べていました。
こういうことがある度にもう酒やめようかなとか、家にある酒全部売ったりあげたりしちゃおうかなとか思ったハズですが、なぜでしょう、もうこんなに闘いたい!(飲みたい)
そんな病み上がりのような状況で優しく迎えてくれそうな酒は〜と選んだのがこちらです。前にもこんな導入したようなしてないような、、?
以降このボトルはリンクウッド12年と呼びますね。それでは概要へ。
- リンクウッド12年の概要
・種類:ウイスキー
・カテゴリー:シングルモルト スコッチウイスキー
・価格:10000円前後
・定価での入手難易度:普通
・アルコール度数:43度
・特徴:リンクウッド12年はスコットランドのスペイサイド地方にあるリンクウッド蒸溜所でつくられるウイスキーです。
リンクウッド蒸溜所は1821年創業ですが、実際に生産開始された時期が少しズレていたり、古い蒸溜所を取り壊して新しい蒸溜所に建て直していたりします。 また、1972年にはリンクウッドの蒸溜棟Bが建設され、1985年からは古くから使用されていた蒸溜棟Aが閉鎖したり稼働したりで、現在は期間限定の稼働となっているそうです。今回ご紹介するリンクウッド12年を含め、今はB棟での生産がメインでブレンドが行われています。
現在リンクウッド蒸溜所は大手ディアジオ社の傘下にあり、2012年には設備の増設が行われ生産量も少しずつ伸びています。
生産にはミルビュイズ湖周辺の泉の水を仕込み水とし、ノンピート、ピーテッド麦芽両方を使用しています。発酵槽(ウォッシュバッグ)はカラ松の木製です。
オフィシャルからのシングルモルトはリリースされていないので、リンクウッド蒸溜所で生産されたウイスキーの99%はブレンデッドウイスキーの一部としてブレンドされることとなります。主にジョニーウォーカーやホワイトホースなどに使用されていることが有名ですね。
ボトラーズ(詳細はタグから)ではリンクウッドをシングルモルトでリリースすることはしばしばありますが、やはり最もオーソドックスで蒸溜所の公式シングルモルトとされるリンクウッドはこの「花と動物シリーズ」のリンクウッド12年でしょう。
「花と動物シリーズ」とはディアジオ社の前身であるユナイテッドディスティラリーズから続くシリーズです。
ディアジオ社が所有する数多くの蒸溜所の中から選抜された蒸溜所のウイスキーをラインナップしたシリーズで現行品は10種類くらいですが、過去のラインナップも含めると25種類以上の多様性あるシリーズです。
花と動物シリーズに選ばれる蒸溜所はどれも比較的マイナーな部類で、ブレンデッドウイスキーの原酒として使用されることが大半の銘柄ばかりです。そんな隠れた銘酒をシングルモルトで楽しめるという、面白い発見や出会いが見つかりそうなシリーズですね。また、名前の通り、ラベルにはその土地に由来する動植物がデザインされています。
今回ご紹介するリンクウッド12年の詳細な樽構成は不明ですが、蒸溜所では主にアメリカンオークのバーボン樽やスパニッシュオークのシェリー樽が熟成に使用されています。樽での熟成年数は表記の通り12年以上となります。
リンクウッド含めて花と動物シリーズの現行品はアルコール度数が43度で統一されています。
それでは夜も更けてきたので乾杯!
- リンクウッド12年 実飲
ラベルには蒸溜所の敷地にある池に毎年飛来するという白鳥が描かれています。そういえば宮城峡蒸溜所の池にも白鳥さんいたなあ。
液色は結構明るくシャンパンゴールド的なほにゃららです。
- リンクウッド12年の香り
- リンクウッド12年の味
よく言われるパインっぽさは、言われるとそうですねぇ、、、と思いましたが、加水をするとハッと気づきました。更に加水をある程度すると香りには独特の木材香やスパイシーさが出てきて一気にダンディーな渋さを感じます。お味は熟しきっていない柿や白桃がチラチラと。
トワイスアップくらい加水をすると刺激は消えてフルーティーウッディースパイシーのそれぞれがバランスよく味わうことができました。
ロックにすると樽感がビシバシと前面に叩き出されてきます。ロックが好きな人も多そうです。
- リンクウッドハイボール
ややカスタードのまろやかな甘さと柑橘が添えられたような味のハイボールです。これはグイグイいけちゃいますね。それといって大きなクセもないのですが、だからと言って代わりになるウイスキーも思い浮かばない絶妙なベーシックさを覚える憎い1杯。美味いね!と声に出したくなるハイボールでした。
- リンクウッド12年の感想
香り:★★★★★☆
味:★★★★☆☆
ハイボール:★★★★★☆
面白さ:★★★★☆☆
デザイン:★★★★☆☆
コスパ:★★★☆☆☆
宅飲みオススメ度:意外と高い
総合点:★★★★★☆
カイ太郎コメント:これぞモルトウイスキー。静かかと思いきや話が面白いタイプのお兄さんキャラ。
- 感想
この爽やかさと複雑さが同居して、ちゃんとモルト感がメインで柱になっている味わいは「あ〜私モルトウイスキー飲んでる、、、」と当然のことながらウットリしたひと時を演出してくれます。「あぁ〜なんかシングルモルト飲みたいけど何飲んで良いか分からない」って時には特にオススメです(そんなことあるかな?)。
ストレート、加水、ロック、ハイボールどれも美味しいですが、強いて選ぶならトワイスアップかハイボールが印象的でした。
価格に関しては10000円の壁にちょうど居座るような立ち位置です。それだけ払えば文句なしに美味い酒飲めるよね、そうあるべきよねと思っていましたが、リンクウッドはちゃんとそれに答えてくれました。飲み方の柔軟性も加味し、ボトル買いもアリです。
モルトウイスキーとは何か。一心不乱に変わり種や限定品に飛びついていた私に、どこか一喝入れられたような気持ちになりました。いろいろなウイスキーを飲みたいと思っている方には一度でも立ち寄ってもらいたい一本でした。
※ご指摘やご意見などがございましたらお気軽にコメントいただけると助かります
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