本日のお酒はこちら!

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シングルモルト白州
ジャパニーズフォレスト
ビタースウィートエディションです!

 こちらもウイスキーフェスで初めて試飲して惚れたボトルです。中々見かけないボトルなので購入を迷いましたが、近くのBARなどには置いていなかったので買っちゃいました。後悔しないかどうかは飲んで確かめましょう。
 少し名前が長いので白州ビタースウィートと呼びますね。


  • 白州 ビタースウィートの概要


・種類:ウイスキー

・カテゴリー:シングルモルト ジャパニーズウイスキー

・価格:30000円前後
    (定価18000円)

・定価での入手難易度:かなり高い

・アルコール度数:43度

・特徴:白州は、サントリーの白州蒸溜所でつくられるシングルモルトシリーズです。白州ビタースウィートは免税店向けに登場したラインナップです。

 白州蒸留所山梨県の北杜市にあります。白州づくりに使われている水は尾白川の水で、日本名水100選にも選ばれるくらいの綺麗な川だそうです。蒸留所周辺は緑豊かな森林に囲まれているらしく、ぜひ一度見学に行ってみたいです。
 白州蒸溜所は1973年に建設されました。この年がサントリー生誕50周年だとか。今では最もポピュラーな白州NVは2012年から販売されていますが、元々は白州12年がスタンダードでした。やはり原酒不足の波にのまれてしまい年数表記のものはほとんど見かけなくなりました。また手軽に買えるようになってほしいです。
 
 白州蒸溜所では、木桶を使い発酵させたり、酵母菌も蒸溜所独自の環境が生み出す菌を使ったりと豊かな森の自然を活用したつくりをしています。
 通常の白州はバーボン樽がメインの構成であるため、あまり意識したことはありませんでしたが、白州蒸溜所も流石サントリーと言うべきか、様々な樽を使用し多種多様な原酒を揃えています。

 シングルモルト白州シリーズは、定番のNV品から12年、18年、25年の他、限定品などもあり多くのラインナップが展開しています。
 他の白州のレビューは「白州」タグからぜひご覧ください。

 今回ご紹介する白州ビタースウィートは、免税店限定で発売された商品です。同時期には山崎スモーキーバッチ ザ・ファーストも発売開始されました。どっちも美味かったの試飲の様子はウイスキーフェスの記事にてご参照ください。
 白州ビタースウィートは公開されている情報がかなり少ないのですが、スパニッシュオーク樽で熟成された原酒のみを使用した白州とのことです。過去には白州シェリーカスクや、白州ピーテッドモルトスパニッシュオークという商品が発売されていました。今回またシェリー系の白州が登場してくれたみたいですね。
 熟成年数の表記はないNVで、アルコール度数は43度です。

 付属の冊子には以下の紹介文があります。

「南アルプス・甲斐駒ヶ岳の麓に位置する白州蒸溜所。1973年の竣工以来、大自然と共生しながらウイスキーをつくり続けてきました。。仕込み水に使うのは、花崗岩に磨かれた清冽な天然水。日本の豊かな四季を通じて、ゆっくりと熟成を深めます。スパニッシュオーク樽で熟成を重ねた白州蒸溜所のモルト原酒のみを厳選してブレンド。甘くほろ苦い味わいでありながら、白州らしい軽快で柔らかな口当たりをお愉しみください。白州の森で採取した木々の葉をモチーフに、実りの季節を表現した限定デザインです。」
 

  • 白州 ビタースウィート 実飲
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 白州とは思えないほどの茶褐色ですね。ラベルも白州の木々の葉をイメージしたデザインで洒落てます。

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 ​白州NV(写真左)と比較するとこんな感じです。

  • 白州 ビタースウィートの香り
 深いレーズン、沁み渡ります。ブルーベリー飴、テイスティングノートにはあんずとも書いていますが、あんずジャムのようなイメージがあります。白州らしさとも言える森林の香りもありますね。上記の濃ゆい香りを、この森の香りが爽やかにまとめてくれます。強く嗅ぐと少し焦げた穀物感がこのアンバーな色合いにマッチしています。

  • 白州 ビタースウィートの味
 レーズン、べっこう飴、落ち着いた木の香ばしさを纏う煙と酸味、なるほどエスプレッソ、コーヒーの酸味とビターも細やかに感じられますね。これはすごい。カカオもわかります。蜂蜜をたくさん頬張った時に鼻から抜ける甘い感覚をも楽しめるほど濃い味わいです。ドッシリとした大満足シェリー感もあるのですが、くどくないと言うか、飲みやすさを感じさせてくれる白州由来の緑があって、、、。濃いのに飲み疲れない見事なバランスです。ラベルから連想できるような秋の森というイメージですね。アルコール刺激はほぼありません。
 加水をするとコーヒーやオレンジのニュアンスがより強く感じられます。
 ロックにして冷やすとオレンジやあんずのフルーティーや、蜂蜜、樽香などの要素がバリバリ感じられますね。

  • 白州ビタースウィートハイボール
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 贅沢ハイボール。シェリー樽系ですが白州なのでハイボールにするのもありかななんて、、。いただきます。
 あぁ〜↑すごい。ブルーベリーストロベリーその他煮詰めたベリー系がこんなにハイボールにしても広がるなんて驚きです。しかもエグさというか飲み込みづらさや、重すぎるみたいな感じがしないんですよね。余韻には樽香や甘い香りは続くのですが、味自体はキレよく流石白州ですね。
 
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 せっかくなので、以前発売されていたシェリー樽原酒ブレンドの白州缶ハイボールも飲んでみました。これはこれでとても美味ですが、似てるかと言われれば違います。こちらはサッパリアレンジで、ビター&スウィートは深く轟くような濃い香りと味わいが印象的です。貴方はどっち派?ってヤツですかね。


  • 白州 ビタースウィートの感想


香り:★★★★★☆

味:★★★★★★

ハイボール:★★★★★☆

面白さ:★★★★★☆

デザイン:★★★★★☆

コスパ:★★★☆☆☆

宅飲みオススメ度:結構高い

総合点:★★★★★★

カイ太郎コメント:白州の森の多彩な表情が楽しめるような逸品。

  • 感想
 カイ太郎個人の感想ですが、めちゃ〜くちゃに美味しかったです。ドッシリとしたシェリー樽系ウイスキーは元々好みでしたが、この白州ビタースウィートは、それらの中でも素敵な個性が光ります。名前の通り甘さと苦さが本当に複雑かつ濃厚で、特にエスプレッソのようなビターが私に刺さりました。
 濃い味系とかドッシリ系とかになると、味わいの中で何かしらネガティブなひっかかりだったり、クセだったりが感じられることが今まで多かったのですが、このボトルは白州らしい爽やかさのおかげか、そういう感じが全然しなかったです。濃いのにイヤミなく飲みやすい不思議な感覚です。
 ストレート、ロックどちらもいけますが、これまた白州パワーか、ハイボールも中々に良かったです。
 価格面を考えると間違いなく高価なものですが、白州シェリーカスクなどと比較するとまだ圧倒的に手に入りやすいです。他の白州のシェリータイプを飲んだことがないので分かりませんが、こちらの白州ビタースウィートは白州の多彩な魅力を感じられて、多くの人に「美味しい」と満足してもらえるウイスキーだと思っています。白州ファンにもオススメです。1本だけでも何かのお祝いで購入するのも良いと思いますし、BARで見かけたら是非1杯試してみてほしいです。中々唯一無二です。
 というか免税店向けではなくて、割と高値でも普通に販売したらもうちょっと話題になってそうですけどね、、。何はともあれ文句なしに美味しいウイスキーでした。
 そういえば今日はクリスマスイヴ🎄​ですね。バキバキの寝不足で1人夕方に目を覚まして、そういえばと思い出しました。メリークリスマス、、。
 寒い夜にはラーメン🍜(至言)。





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