本日のお酒はこちら!

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シングルモルト 白州18年です!

 ブログ開設4周年記念として、こちらのボトルをご紹介します。たまーに飲んでいたのですが今回の記事を書くためにガバガバ飲んでいたら半分くらいなくなってしまいました、、。しかし良い経験にもなったと思っています。根強い人気のある白州の魅力を体感していきたいと思います。
 以降このボトルを当記事では「白州18年」と呼びますね。



  • 白州18年の概要


・種類:ウイスキー

・カテゴリー:シングルモルト ジャパニーズウイスキー

・価格:80000円前後
    (定価税別32000円)
・定価での入手難易度:とても高い

・アルコール度数:43度

・特徴:白州は、サントリーの白州蒸溜所でつくられるシングルモルトシリーズです。

 白州蒸留所山梨県の北杜市にあります。白州づくりに使われている水は尾白川の水で、日本名水100選にも選ばれるくらいの綺麗な川だそうです。蒸留所周辺は緑豊かな森林に囲まれているらしく、ぜひ一度見学に行ってみたいです。
 白州蒸溜所は1973年に建設されました。この年がサントリー生誕50周年だとか。今では最もポピュラーな白州NVは2012年から販売されていますが、元々は白州12年がスタンダードでした。やはり原酒不足の波にのまれてしまい年数表記のものはほとんど見かけなくなりました。また手軽に買えるようになってほしいです。
 
 白州蒸溜所では、木桶を使い発酵させたり、酵母菌も蒸溜所独自の環境が生み出す菌を使ったりと豊かな森の自然を活用したつくりをしています。
 通常の白州はバーボン樽がメインの構成であるため、あまり意識したことはありませんでしたが、白州蒸溜所も流石サントリーと言うべきか、様々な樽を使用し多種多様な原酒を揃えています。

 今まで白州はちょくちょく投稿しているので、「白州」からご覧ください。

 今回ご紹介する白州18年は、名前の通り最低でも18年以上、樽熟成された原酒のみを使用したプレミアムなボトルです。現在白州の年数表記ボトルは他に12年25年があります。中々見かけませんが10年もありますね。その中でも白州18年は世界的な品評会であるISCIWSCSWSCなどで多数の金賞最高賞を獲得してきた実績を持ちます。
 シェリー樽ホワイトオーク樽をはじめとした様々な樽で熟成された原酒をヴァッティングしています。アルコール度数は43度と標準的です。

 裏ラベルには

「南アルプス甲斐駒ヶ岳のふもと白州は、日本の名水百選・尾白川で知られる名水の里。白州蒸溜所の創設は、1973年。南アルプスの天然水で仕込み、木桶発酵、直火蒸留したモルト原酒を、森に抱かれた貯蔵庫で育んでいます。このウイスキーは酒齢18年を超える長期熟成原酒から吟味したシングルモルト。香りはドライで深く、熟した果実を思わせる。味わいは甘味とウッディネスが絶妙に調和。後味にかすかなスモーキーの心地よい余韻。最初の一杯はぜひ、ストレートでお試しください。」

 とても貴重な機会ですので、慎重にガブガブ飲みたいと思います!


  • 白州18年 実飲
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 18年なのに飾らない感じがまた良いですね。液色はハッキリとしたゴールドです。ボトルナンバーは149262と書かれています。私、初めて白州を見たとき、読み方「シラス」だと思っていました。意外と読み間違えるのあるあるだったりして、、、?

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 通常の白州(右)と比較してみると、順調に熟成してますなぁって思いますね。

  • 白州18年の香り
 白州が森なら、白州18年は森の中に聳え立つドデカイ木って感じがしました。テレビでしか見たことがない屋久杉の映像みたいな、、、御神木です。ただ、深く重いというよりはカラッとした風が吹き抜けるような爽やかさの方が印象的です。

  • 白州18年の味
 大森林ですわこれは、、。土、湿り気のある風土、気候がまるで目に見えるような感覚です。フルーティーについてはマスクメロン、リンゴ、パイナップルなど。葉っぱ系のハーブ。ミントの他に微かにセロリやパセリ、バジル。少し焦げついた木香。刺激はほぼありませんが、一呼吸おいてジンワリ舌を包むイメージです。
 加水を少しすると、少しニスを塗った家具のニュアンスが。トロピカルでまろやかな甘味がより際立ちます。
 ロックにするとややスパイシーに。うっすら生姜、他は瓜、キウイ、メロンなどの緑が楽しめました。

  • 白州18年ハイボール
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 白州はハイボールが有名ですよね。では18年だとどうなるのか、、?乾杯!
 心地良い深緑はもちろん、余韻の鼻に抜ける空気まで森の奥の空気です。これは面白い!トロピカルな味わいも健在でマンゴー、パイナップル、パッションフルーツなどを感じることもできます。試す価値はあると思います!


  • 白州18年の感想


香り:★★★★★★

味:★★★★★☆

ハイボール:★★★★★☆

面白さ:★★★★★☆

デザイン:★★★★☆☆

コスパ:★★☆☆☆☆

宅飲みオススメ度:やや低い

総合点:★★★★★☆

カイ太郎コメント:大木、大森林!なにか緑を表す言葉に「大」をつけたくなる。

  • 感想
 お見事でした。さすが人気のボトルですね。白州ってこういう風に変化していくんだなぁと勉強になりました。
 特に南国風な甘さが結構強いのが意外でした。森の香りは順当に強化されているので、木や葉の香りが好きという人はぜひ鼻を近づけて思う存分に嗅ぎましょう。
 飲み方は公式がオススメしているように、まずはストレートが良いと思いますが、ロックもハイボールも後悔しない美味さがあります。2杯目以降は直感で試してみましょう。どれも面白い味わいなのでついつい飲みすぎちゃいます。
 価格については、、、人それぞれだとは思いますが、私はしばらく飲めないと思います。定価に戻ったら十分候補には上がるのですが。お財布事情に余裕がある方、お世話になった人にプレゼントをしたい方、大きなお祝いごとなどでボトルを購入するのが無難でしょうか。
 とは言っても、外飲みで見かけた際などは是非一度お試しください。これより好きなウイスキーはあったとしても、ほとんどの人が納得してしまう最高なウイスキーの一体験として記憶に刻まれることでしょう。私はそうでした。



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