本日のお酒はこちら!

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ミャオイジン
ハツコイ&アンブラスモアです!

 今回は番外編として、サラッと2本セットでご紹介です。北海道に住んでいると馬追蒸溜所はどうしても気になってしまうのですが、ウイスキーの安定したリリースはまだ先のお話。そんな中、ジンは結構な種類登場していて、あちこちの酒屋にもズラリと並んでいる姿を見かけるので2種類購入してみました。さてさて新しい蒸溜所はどんな表情を見せてくれるのでしょうか。1ずつ確認していきましょう。


  • ミャオイ ハツコイ
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 ミャオイシリーズは、北海道夕張郡長沼町にある馬追蒸溜所でつくられています。元々は2006年からワイナリーとして立ち上げられました。日本最小のワイナリーと呼ばれるほどこじんまりとしたものでした。2017年にはマオイ自由の丘ワイナリーとしてリニューアル。そして、2021年にMAOI株式会社として、馬追蒸溜所を設立しました。現在はワイン、ジン、ウイスキー(現時点ではニューポット)を製造しています。
 そんなこんなで、馬追蒸溜所はジンの第1弾としてミャオイのファーストエンカウンターをリリース。ミャオイは1バッチで約50本という少量生産のクラフトジンシリーズです。道産のボタニカルをふんだんに使用して、ハンドクラフトにもこだわりました。メーカーズマークのアレみたいに完成したボトルには一つ一つ手作業で封蝋されています。

 そして、こちらのボトルはミャオイ第2弾ハツコイです。甘酸っぱかったりほろ苦かったりした「初恋」の思い出をボタニカルで演出した一本です。
 使用しているボタニカルは、ジュニパーベリーヒバハマナスラベンダーキャラウェイグレープフルーツクミンミントです。中々の変わり種ですね。
 アルコール度数は46度で、少し小ぶりの500ml。価格は5000円前後でした。

  • ミャオイ ハツコイ 実飲
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 夕焼けのような色合いがエモいボトルです。液色はこの時点では透明ですね。
 香りはヨモギや切り干し大根、かすかに塩気、柚子。
 お味は生姜、柚子、マンダリンオレンジ、根のような漢方感のある味わいが効きます。


  • ミャオイ アンブラスモア
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 こちらはミャオイジンの第3弾として2024年冬に登場しました。今作はなんと甘いの香りが特徴とのこと。また珍しいジンが出てきましたねぇ。
 競馬のことはよく分からないのですが、アンブラスモアとは日本の有名な競走馬の名前みたいですね。また、フランス語では「私にチューして」という意味なんだとか!ドヒャー!
 恋愛初期の微熱のような感覚や、見聞きするもの全てが華やぐ、夢を漂うような錯覚を表現したんだとか。ミャオイってそういう恋愛要素強めなシリーズなんですね。羨ましいこった。

 桃果汁を使用し、ボタニカルはジュニパーベリー白桃オレンジピールシナモン白胡麻ココナッツカモミールネロリ柚子キャットニップミントです。一部香料もあるみたいです。
 アルコール度数は少し下がり43度。価格は同じく500ml5000円前後です。

  • ミャオイ アンブラスモア 実飲
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 今回のラベルも色合い良いですね。もう少し夜が近くなった夕焼けでしょうか。液色は透明ですね。
 オレンジ、ミカンと桃のジュース。前作とは違いかなりフルーツがメインな香りですね。蜜っぽい甘さがあり濃厚です。
 お味はやはり甘いミカン。桃の葉や皮。余韻にはハーブ感や木のビター。全体をほのかな甘さと優しい酸味が確かに包んでくれますね。ただ、ジンというよりリキュールを飲んだ感覚になりました。

  • ミャオイのオススメカクテル
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・ミャオイソーダ
 シンプルにジンハイボールがまずはオススメです。ハツコイはもちろんですが、特に素で甘みが強いアンブラスモアはソーダ割りが何だかんだで1番好きでした。


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・ミャオイトニック
 トニック割りに。アンブラスモアは中々に個性的な甘ーいジントニックになりますが、今度はハツコイの方が乙な旨さが映えますね。ハツコイトニックかなり好みでした。


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・アンブラスモアソニック
 ミャオイのアンブラスモアは、公式でジンソニックをオススメしていました。ジントニックのソーダ割りみたいな感じです。試してみました。確かにこれなら濃い甘さがくどくなり過ぎず、良い飲み方ですね。


  • ミャオイ ハツコイの感想


香り:★★★★☆☆

味:★★★★★☆

カクテル:★★★★★☆

面白さ:★★★★☆☆

デザイン:★★★★★☆

コスパ:★★★☆☆☆

宅飲みオススメ度:やや高

総合点:★★★★☆☆

カイ太郎コメント:かなり骨太な渋い初恋だったんでしょうね。


  • ミャオイ アンブラスモアの感想


香り:★★★★☆☆

味:★★★☆☆☆

カクテル:★★★☆☆☆

面白さ:★★★★★☆

デザイン:★★★★★★

コスパ:★★☆☆☆☆

宅飲みオススメ度:やや低い

総合点:★★★☆☆☆

カイ太郎コメント:試し甲斐のある変わりモノ。

  • 感想
 どちらも面白いジンでした。クラフトジンブームと言われて結構経ちますが、新興蒸溜所は特にそのユニークな発想で勝負をしていることも多いですよね。今回は特にアンブラスモアのキャラの濃さに押されていましたが、ハツコイの方もちゃんとキャラ立ってましたよ。ハツコイジントニックの濃ゆいボタニカルが沁みます。
 難しいのはアンブラスモアの方ですね。ソーダやロックなどシンプルな副材料が合うんじゃないかなと思ってます。そのミカンのようなニュアンスから、オレンジブロッサムとかにしたら良いかも?と思い試しましたが、、、

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 ダメでした!wお試しの際は自己責任で、、。ポンジュースは別で美味しくいただきました。甘さ同士が喧嘩してケミカルなパーツが漁夫ってきました。

 でも桃が香るジンって珍しいので、工夫し甲斐がありますよね。その人のセンスが試されそうです。そして私はまだまだだと思い知らされました。ハイ、ショウジンシマス。









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