本日のお酒はこちら!
シープディップ
今回も、ふと酒屋で見かけたボトルです。マイナーだとは思いますが、商品棚にポップがあったり、隠れ人気ボトル「ディーコン」が好きな人にオススメされていたりと、知る人ぞ知る晩酌ウイスキーなのかもしれません。そんな中に私も混ぜてもらいましょう。
・種類:ウイスキー
・カテゴリー:ブレンデッドモルト スコッチウイスキー
・価格:3500円前後
・定価での入手難易度:普通
・アルコール度数:40度
・特徴:シープディップは、スコットランドのスペンサーフィールドスピリッツ社でつくられるブレンデッドモルトウイスキーです。
スペンサーフィールドスピリッツ社は、クレイモアやホワイト&マッカイなどのブレンデッドウイスキーをつくるホワイト&マッカイ社から独立してできました。創業者はアレクサンダーニコル氏で、彼はラフロイグ蒸溜所や、グレンモーレンジィ蒸溜所で働いていた経験があります。
シープディップのブレンドは、ホワイト&マッカイのリチャードパターソン氏が手掛けています。シープディップという銘柄自体は1974年から存在していたそうですが、スペンサーフィールドスピリッツ社が2005年に独立してから現在のボトルになったんだとかなってないんだとか。2016年にはイアンマクロードディスティラリーズの傘下となっています。
シープディップという名前は羊用の消毒液を指します。その昔、農夫が雨に濡れた大麦からウイスキーを密造し、税を取られないように羊用消毒液タンクに隠していました。そんな背景もあり、シープディップという言葉は「ビールの次に飲む1杯のウイスキー」を意味するスラングになっていたのだそうです。
今回ご紹介するボトルは、アイラブレンデッドモルトと書いてあるように、アイラモルトを中心にブレンドされています。通常のシープディップの情報を参考にすると、8年以上樽熟成された原酒を使用していて、中には21年以上の熟成年数を誇る原酒も使用しているとのこと。最終的にファーストフィルのアメリカンオーク樽でフィニッシュ。16種類のモルト原酒をブレンドしているそうですが、詳細な銘柄は不明です。こちらのボトルはアイラモルトが比率多めなのか、メインに構成されているのでしょう。
価格帯やキャラが似ていると噂のディーコン(左)と並べてみます。やはりシープディップはやや濃い色をしていますね。
かなり強くスモーキーさが香り立ちます。シロップのような甘さ、微かにレーズン、漬けたレモン。薬品感もまずまず。
少しの加水では揺らぎませんが、トワイスアップくらいにするとカカオのビターが広がります。
うんうん、いいです。やや先ほどのビターはありますが、それが爽やかさを支えてくれてクドさがないです。蜜のような甘さもほどよく調整されて、しかもちゃんと強い薬品香やピートスモーク。
※ご指摘やご意見などがございましたらお気軽にコメントいただけると助かります。
シープディップ
アイラブレンデッドモルトです!
今回も、ふと酒屋で見かけたボトルです。マイナーだとは思いますが、商品棚にポップがあったり、隠れ人気ボトル「ディーコン」が好きな人にオススメされていたりと、知る人ぞ知る晩酌ウイスキーなのかもしれません。そんな中に私も混ぜてもらいましょう。
- シープディップ
アイラブレンデッドモルトの概要
・種類:ウイスキー
・カテゴリー:ブレンデッドモルト スコッチウイスキー
・価格:3500円前後
・定価での入手難易度:普通
・アルコール度数:40度
・特徴:シープディップは、スコットランドのスペンサーフィールドスピリッツ社でつくられるブレンデッドモルトウイスキーです。
スペンサーフィールドスピリッツ社は、クレイモアやホワイト&マッカイなどのブレンデッドウイスキーをつくるホワイト&マッカイ社から独立してできました。創業者はアレクサンダーニコル氏で、彼はラフロイグ蒸溜所や、グレンモーレンジィ蒸溜所で働いていた経験があります。
シープディップのブレンドは、ホワイト&マッカイのリチャードパターソン氏が手掛けています。シープディップという銘柄自体は1974年から存在していたそうですが、スペンサーフィールドスピリッツ社が2005年に独立してから現在のボトルになったんだとかなってないんだとか。2016年にはイアンマクロードディスティラリーズの傘下となっています。
シープディップという名前は羊用の消毒液を指します。その昔、農夫が雨に濡れた大麦からウイスキーを密造し、税を取られないように羊用消毒液タンクに隠していました。そんな背景もあり、シープディップという言葉は「ビールの次に飲む1杯のウイスキー」を意味するスラングになっていたのだそうです。
今回ご紹介するボトルは、アイラブレンデッドモルトと書いてあるように、アイラモルトを中心にブレンドされています。通常のシープディップの情報を参考にすると、8年以上樽熟成された原酒を使用していて、中には21年以上の熟成年数を誇る原酒も使用しているとのこと。最終的にファーストフィルのアメリカンオーク樽でフィニッシュ。16種類のモルト原酒をブレンドしているそうですが、詳細な銘柄は不明です。こちらのボトルはアイラモルトが比率多めなのか、メインに構成されているのでしょう。
- シープディップ
アイラブレンデッドモルト 実飲
ラベルはダークな羊さん。ツノの生えた生き物私好きなんです。液色はしっかりしていますね。価格帯やキャラが似ていると噂のディーコン(左)と並べてみます。やはりシープディップはやや濃い色をしていますね。
- シープディップ
アイラブレンデッドモルトの香り
- シープディップ
アイラブレンデッドモルトの味
クサ甘!イイ感じのピーティーです。そしてじゅわっと溢れ出るケーキシロップ、黒蜜、リンゴのニュアンス、タバコの煙。刺激は並み程度です。余韻は少しの金属感と、甘さ臭さがしっかり。少しの加水では揺らぎませんが、トワイスアップくらいにするとカカオのビターが広がります。
- シープディップアイラハイボール
うんうん、いいです。やや先ほどのビターはありますが、それが爽やかさを支えてくれてクドさがないです。蜜のような甘さもほどよく調整されて、しかもちゃんと強い薬品香やピートスモーク。
- シープディップ
アイラブレンデッドの感想
香り:★★★★☆☆
味:★★★★☆☆
ハイボール:★★★★★☆
面白さ:★★★★☆☆
デザイン:★★★★☆☆
コスパ:★★★★★☆
宅飲みオススメ度:高い
総合点:★★★★★☆
カイ太郎コメント:モルト好きも、臭いもの好きもニッコリの晩酌ウイスキー。
- 感想
さすがブレンデッドモルトというか、個性あり飲みごたえありの高級感漂う味わいで、普段からシングルモルトを飲むような贅沢さんにもオススメできます。甘いところはボウモア、カサついた灰のようなアードベック、薬品臭いラフロイグみたいなパーツ。実際どこのモルト原酒が使われているか分かりませんが、これらのパーツをもうちょっと安価に楽しみたいという方にオススメです。
人気のウイスキーである、ディーコンと比較するとシープディップの方がよりアイラがメインに感じてクセ者好きや上級者にオススメできそうです。
飲み方はハイボールでガンガンやっちゃってもイイと思います。美味いですよ。
3000円台で少し贅沢な晩酌をしたい方は必見ですね。逆にアイラモルトを日々の晩酌にしていて、財布がピンチな方はアイリーク、ディーコン、ピーツビースト、そしてシープディップらへんを巡ることになるんだろうなと思いますが、このどちらかと言えばマイナーなシープディップ。中々イケますよ〜。ぜひ晩酌酒の旅で立ち寄ってみてください。
私はとりあえずノーマルのシープディップの味わいが気になっています。
※ご指摘やご意見などがございましたらお気軽にコメントいただけると助かります。
コメント
コメント一覧 (4)
カイ太郎
が
しました
アイラブレンデッドモルトにしては良心的な価格で美味しそうですね😋
安価でピートを楽しめていたカネマラやフィンラガン等軒並み上がってしまいましたから…
(まあシングルモルトはしょうがないですよね😓)
アイラ系ではないですが、コンパスボックスのスパイスツリーというブレンデッドモルトが中々美味しかったので、もしも見かけられたら是非。
キーモルトにはクライヌリッシュが使われているそうです🐈
カイ太郎
が
しました