本日のお酒はこちら!

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ザ・マッカラン
クラシックカット2019です!

 開けちゃいますマッカラン。こちら発売直後に酒屋で見つけて、コツコツ貯めていたポイント全部使って購入したので印象に残っています。近年のマッカランの中でも出来が良いと評判のクラシックカット。めちゃくちゃ楽しみです。


  • ザ・マッカラン
クラシックカット2019の概要


・種類:ウイスキー

・カテゴリー:シングルモルト スコッチウイスキー

・価格:35000円〜
    (購入時20000円前後。年代や販売元により差あり)

・定価での入手難易度:高

・アルコール度数:52.9度

・特徴:ザ・マッカランはシングルモルトスコッチを代表する高級ブランドとして有名です。百貨店ハロッズ発行のウイスキー読本では「シングルモルトのロールスロイス」と評されたことも有名で、今でもマッカランの紹介文に大体書いているフレーズです。ただ余談ですが最近は「ロールスロイスって何?」となる人が結構多いようなので、知らない人は画像検索!

 話がそれました。ザ・マッカラン蒸溜所はスコットランドの「スペイサイド地方」と呼ばれる地域にあります。昔、スペイサイド地方はハイランド地方の一区域と見なされていたためマッカランのラベルにはハイランドモルトと書かれています。
 創業は1824で、ハイランドではグレンリヴェットに次ぐ政府公認第2号の老舗蒸溜所でもあります。
 マッカランといえば、シェリー樽熟成ですよね。もちろん原料の大麦や蒸溜までの過程にも並々ならぬこだわりはありますが、樽へのこだわりもまた有名なお話です。自社管理の森林から採れた木材のみを使い、提携しているスペインの会社でシェリー酒を3年間熟成させてから回収します。樽作りの工程だけで4年以上かかるらしいです。最近はスパニッシュオークのシェリー樽だけではなく、アメリカンオークのシェリー樽バーボン樽も推してきていますね。

 知らなかったのですが、マッカランって日本国内だとシングルモルト売り上げ第1位らしいんですよね。うーんブルジョワ。
 
 他にも話題は豊富な蒸溜所ですが、今回は割愛します。過去に「ザ・マッカラン」はいくつかご紹介してきましたので是非それらをご覧ください。

 今回ご紹介するザ・マッカランのクラシックカットシリーズは、いわゆる濃いめのマッカランです。マッカランカスクストレングスが終売となり、後継として登場しました。2017年から毎年数量限定で発売されていて、制作は毎回異なるブレンダーが担当し、その年のクラシックカットを作り上げています。
 アメリカンオークヨーロピアンオークシェリー樽を使用していて、近年のリリースではバーボン樽も熟成に使用しているのだとか。
 2019年のクラシックカットはスペインのヘレス産オロロソシェリー樽のみの使用で、バランスの取れた評判の良い年のボトルみたいです。そんなこと言われたら嬉しいですねぇ。
 アルコール度数は52.9度で、加水は極力抑えられていることが分かります。カスクストレングスの表記はないので、実際どうなのかは分からないんですよね。詳しい人いたら教えてください(涙)。ノンカラー表記はあるので液色は着色されていません。


  • ザ・マッカラン
クラシックカット2019 実飲
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 いいですね、何だか特別なマッカランだなと伝わる雰囲気。液色は明るくも濃い赤褐色です。

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 マッカランのシェリーオーク12年(左)と比較するとこんな感じです。やはりクラシックカットは明るい赤色ですね。

  • ザ・マッカラン
クラシックカット2019の香り
 当たり前かのように濃厚なレーズン。いちごジャム、蜂蜜、ブラックベリー。ほのかにジンジャー。徐々にカッと辛く熱くなるような香りですね。微かな硫黄、茶褐色が似合うような樽の木香がマッカランを飲んでるぜって実感できます。

  • ザ・マッカラン
クラシックカット2019の味
 うーんやはりビリビリっと濃厚な味と元気な刺激!流石に通常のマッカランとは違いが分かりやすいですね。濃厚なオレンジの甘苦さ、レーズンとチョコレート、使用感のある木の家具、スパイシーさも比較的強く感じます。余韻は結構辛く、金属のニュアンス。
 少量の加水をするとフルーティーで酸っぱい香りが強まりますね。オレンジ、金柑、白桃、ビネガー。お味は刺激がかなり落ち着くのでマッカラン特有の風味を落ち着いて楽しめます。
 ロックにするとキャンディのようなベタっとした甘さが出てきます。冷やすことでプルーン系の味わいが1本芯を通してきました。これはこれで結構イイですね。

  • マッカラン2019ハイボール
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 今回もアイリスの炭酸水です。贅沢マッカランハイボールですが合うんでしょうか。ガブリ。
 うんうん、濃厚なレーズン感、マッカラン特有のモニャッとした樽香が染み渡りますね。良くも悪くもマッカランらしさ全開なハイボールです。美味しいけど、、、美味しい。おふざけ抜きでこれが結構クセになるんですよね。自問自答しながら結局美味いやんってなるハイボールです。スパイシーさがキレを演出してくれるからでしょうかね?


  • ザ・マッカラン
クラシックカット2019の感想


香り:★★★★★☆

味:★★★★★☆

ハイボール:★★★★☆☆

面白さ:★★★★★☆

デザイン:★★★★☆☆

コスパ:★★★★☆☆

宅飲みオススメ度:普通

総合点:★★★★★☆

カイ太郎コメント:珍しく元気なマッカランから上品なビンタ。

  • 感想
 マッカランをより深く知りたいときにはもってこいなボトルでした。マッカランのスタンダード品から正統に登ってきた高級ラインナップって感じです。どちらかと言えばイメージはマッカラン12年のダブルカスクに近い雰囲気の柑橘やスパイシーがありました。私は特別ダブルカスクが好きってわけではないのですが、このように濃いウイスキーだとスパイシーさが映えて、より印象に残る旨さに進化していました。
 飲み方はやはりストレートは外せないですね。せっかく濃いめのマッカランなのでまずはそのまま、、。
 価格についてですが、マッカランお馴染みのことながら高いです。財布へのダメージは深刻なレベルですが、、、「今は余裕があるマッカラン推し」って人はかなり良い選択肢になると思っています。と、いうのも50度の度数を超える原液に近いマッカランってまぁ〜そうそう飲むことができないんですよね。概要でマッカランカスクストレングスの話をしましたが、私飲んだことありませんし、そうそう買って飲もうとはならないです。終売しちゃってますしね。そんな中でまだ現実的に自分のお家に置けちゃうクラシックカットは年に一度の贅沢な買い物などにはオススメしちゃいたいです。マッカランというネームバリューから、ウイスキーが好きな方(アルコール度数が強いのである程度飲み慣れている方が吉ですが)へのプレゼントとしてもかなり良いでしょう。




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