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オルトモア12年です!
一昨年のウイスキーフェス(こちらを参照)で、デュワーズのブースにいたウイスキーなんですよね。特に並ぶこともなく無料試飲できる地味な印象だったのですが、私は2年経ってもこうして忘れないくらい好きだったのです。時間が経ってしまいましたが、ようやく1本通して試すことができます。
・種類:ウイスキー
・カテゴリー:シングルモルト スコッチウイスキー
・価格:7000円前後
・定価での入手難易度:普通
・アルコール度数:46度
・特徴:オルトモアは、オルトモア蒸溜所でつくられるシングルモルトシリーズです。その中でもオルトモア12年は最もスタンダードなボトルです。
オルトモア蒸溜所は、スコットランドのスペイサイド地方の端の方にあります。フォギーモスという霧の濃い湿地帯にあり、神秘的な雰囲気を感じる佇まいです。仕込み水もこの地の泉から採水しています。また、蒸溜所の発電は蒸気機関によって行われるそうで、どこまでも水属性を感じる蒸溜所ですね、、、。
オルトモア蒸溜所は1897年に、アレクサンダー氏によって設立されましたが、この人はベンリネス蒸溜所やクライゲラキ蒸溜所の設立にも携わっている大物です。設立後は買収されてオーナーが変わったり閉鎖してしまったりと安定しない時期もありましたが、現在はバカルディ社の傘下で安定した製造を行うことができています。
オルトモアの原酒のほとんどは、ブレンデッドウイスキーの材料になっています。詳しい方ならご存知かもしれませんが、大人気ウイスキーのデュワーズのキーモルトとして、アバフェルディの他にこのオルトモアも採用されています。他に、VAT69など様々なブレンデッドウイスキーに使われています。
オルトモアは基本的にノンピート麦芽で作られ、クセのない味わいです。
最近は様々なシェリー系の樽を使ってカスクフィニッシュをしたボトルもリリースされていますが、今回ご紹介するオルトモア12年はバーボン樽で熟成されています。表記のある通り熟成期間は12年以上。アルコール度数は割としっかりめに46度です。
ちなみにですが、オルトモア蒸溜所は搾りカスや残留廃液などを固めて家畜の飼料にリサイクルをした初めての蒸溜所らしいです。エコですね。
※ご指摘やご意見などがございましたらお気軽にコメントいただけると助かります。
オルトモア12年です!
一昨年のウイスキーフェス(こちらを参照)で、デュワーズのブースにいたウイスキーなんですよね。特に並ぶこともなく無料試飲できる地味な印象だったのですが、私は2年経ってもこうして忘れないくらい好きだったのです。時間が経ってしまいましたが、ようやく1本通して試すことができます。
- オルトモア12年の概要
・種類:ウイスキー
・カテゴリー:シングルモルト スコッチウイスキー
・価格:7000円前後
・定価での入手難易度:普通
・アルコール度数:46度
・特徴:オルトモアは、オルトモア蒸溜所でつくられるシングルモルトシリーズです。その中でもオルトモア12年は最もスタンダードなボトルです。
オルトモア蒸溜所は、スコットランドのスペイサイド地方の端の方にあります。フォギーモスという霧の濃い湿地帯にあり、神秘的な雰囲気を感じる佇まいです。仕込み水もこの地の泉から採水しています。また、蒸溜所の発電は蒸気機関によって行われるそうで、どこまでも水属性を感じる蒸溜所ですね、、、。
オルトモア蒸溜所は1897年に、アレクサンダー氏によって設立されましたが、この人はベンリネス蒸溜所やクライゲラキ蒸溜所の設立にも携わっている大物です。設立後は買収されてオーナーが変わったり閉鎖してしまったりと安定しない時期もありましたが、現在はバカルディ社の傘下で安定した製造を行うことができています。
オルトモアの原酒のほとんどは、ブレンデッドウイスキーの材料になっています。詳しい方ならご存知かもしれませんが、大人気ウイスキーのデュワーズのキーモルトとして、アバフェルディの他にこのオルトモアも採用されています。他に、VAT69など様々なブレンデッドウイスキーに使われています。
オルトモアは基本的にノンピート麦芽で作られ、クセのない味わいです。
最近は様々なシェリー系の樽を使ってカスクフィニッシュをしたボトルもリリースされていますが、今回ご紹介するオルトモア12年はバーボン樽で熟成されています。表記のある通り熟成期間は12年以上。アルコール度数は割としっかりめに46度です。
ちなみにですが、オルトモア蒸溜所は搾りカスや残留廃液などを固めて家畜の飼料にリサイクルをした初めての蒸溜所らしいです。エコですね。
- オルトモア12年 実飲
シンプルながら洒落たボトルです。箱のデザインはこのウイスキーの味わいを上手く表していると思います。液色は明るいですね。
- オルトモア12年の香り
- オルトモア12年の味
少量の加水ではそこまでの変化はなく、トワイスアップでリンゴが花開きます。ロックにするとビターが伸びて爽やかさが増します。
- オルトモア12年ハイボール
さてさて、美味そうな見た目ですが、果たしてお味の方は、、、ごくり。
澄み渡るリンゴですね。余韻までリンゴリンゴ。気持ちのいい果樹園の風が吹きます。モルト由来の爽やかな香ばしさが漂いながら、一瞬中間あたりにモワッと溶かしたようなキャラメルが現れます。濃いめに作るとリンゴ味も更に濃くなるのでオススメです。
- オルトモア12年の感想
香り:★★★★★☆
味:★★★★★☆
ハイボール:★★★★★☆
面白さ:★★★☆☆☆
デザイン:★★★★☆☆
コスパ:★★★★★☆
宅飲みオススメ度:高い
総合点:★★★★★☆
カイ太郎コメント:漂う、揺蕩う、微睡み、泥濘、、、な文学的ウイスキー。
- 感想
癖があるとか、ここぞという特徴があるってわけではないのですが、全て高水準にまとまったシングルモルトって感じです。私のお気に入り銘柄に追加しました。こうなると更に長期熟成のモデルや、ボトラーズリリースのカスクストレングスなオルトモアを試さなきゃってなりますね。ボーナス時期ですがそんなことはできないので機会を改めます。
飲み方のオススメは特にありません。オールラウンダーなお利口さんだと思います。オーソドックスな飲み方なら好きな方法で研究してみましょう。このような素直な酒質だと他の樽で熟成した時は顕著に個性が出てきそうですね。
価格についてですが、7000円くらいですか、、、。うーんギリギリ買いです。ここは惜しむことなく試してみましょう。マイナーだからこそそこまでプレ値の波に揉まれていないようなイメージがあります。
滅茶苦茶褒めましたが、クセの強いウイスキーに慣れているとイマイチ刺激が足りないゼと感じることもあるでしょう。無音の美術館で、芸術作品と向き合った時の気分で深読みしながらお試しください。
※ご指摘やご意見などがございましたらお気軽にコメントいただけると助かります。
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