本日のお酒はこちら!

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エッセンス・オブ・サントリー第4弾
シングルグレーン知多
桜樽後熟ブレンドです!

 皆様お花見はしましたか?こちら札幌はまだあまり綺麗に咲いていません。札幌の市街地は流石にないですが、少し田舎の方や峠なんかにいくと雪が積もっていたなんてニュースを先日見ました。おそロシア。
 大抵いつも5月のゴールデンウィークにちょうど綺麗に桜が咲きますね。ようやく春を実感できそうなので、ウイスキーでも存分に春を感じちゃおうと、こちらを開封していきます。
 名前が長いのでエッセンスオブサントリー知多桜樽後熟ブレンドと省略しますね。


  • エッセンスオブサントリー
知多 桜樽後熟ブレンドの概要


・種類:ウイスキー

・カテゴリー:シングルグレーン ジャパニーズウイスキー

・価格:25000円前後(500ml)
    (定価11000円)

・定価での入手難易度:とても高

・アルコール度数:50度

・特徴:サントリーが本質を追求するウイスキーづくりへの想いから作り出されたシリーズ「ザ・エッセンス・オブ・サントリー」そのシリーズの第4弾に当たる二本組のうちの一本です。
 ちなみに、知多桜樽後熟ブレンドともう一つの方はライスウイスキー。かなり初期にご紹介していますので、ぜひご覧ください!

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(写真右の白いボトルがライスウイスキーです。)

 エッセンスオブサントリーは飲食店向けの数量限定品で、挑戦的なコンセプトを感じるシリーズです。様々な樽での熟成や、麦の品種を限定したり、アイラピートを焚くなど面白い挑戦を経て出来上がった「山崎」「白州」「知多」などを飲むことができるので、どれもとても興味深いです。
 ただ、希少性が高く天下のサントリー産なだけあり、入手は結構難しいです。BARにも必ず置いているものではありませんので、かなりマニアックでしょうか。第1弾や第2弾は特に見かけないですね。

 第4弾である今回のエッセンスオブサントリーは、2020年4月に発売されました。知多桜樽後熟ブレンドは、名前の通り中身はシングルグレーンウイスキーの知多です。
 2000年に蒸留したクリーンタイプの知多グレーン原酒をホワイトオーク樽15年以上熟成し、その後さらに桜樽3年以上追加熟成した、所謂「桜樽フィニッシュ」の知多18年をベースに、12年21年以上熟成した知多グレーン原酒をそこにブレンドしています。
 裏ラベルには「桜餅を思わせる香味の特徴を活かし〜」という文章があります。桜樽パワー楽しみですね。

 現在はサントリーのブレンデッドウイスキー「響」ブロッサムハーモニーというのが毎年出ていますよね。この知多桜樽はある意味試験的というか予習的な商品だったのでしょうかね。


  • エッセンスオブサントリー
知多桜樽後熟ブレンド 実飲
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 一目で桜と伝わる良いデザインですね。「新」という文字がテーマとなっています。

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 通常のシングルグレーン知多(写真右)と比較してみます。桜の方は赤みがかった濃い色をしていますね。

  • エッセンスオブサントリー
知多桜樽後熟ブレンドの香り
 どこかヒヤッとしたシャーベットのようなアタック。桜餅?桜アイスですかね。さくらんぼ。桜だけではなく黄色い花や麦畑、強く甘い木材香、微かにオレンジマンゴー。

  • エッセンスオブサントリー
知多桜樽後熟ブレンドの味
 うほぉ、これはリアルにニヤついてしまいました。濃い味わい。甘い桜感はもちろんですが、強烈なチェリーの味わいですね。少し粉をふったような桜餅、木のビターな香ばしさ、やはり桜単体ではなく、ピンクや黄色や白の花が混ざったブーケのようなイメージもあります。余韻までしっかり桜!樽!の個性が続きます。
 味が濃いので最初は気になりませんでしたが50度なりの刺激はあります。少量の加水で刺激は落ち着き、桜をより満喫しやすいバランスに整いました。
 トワイスアップにすると刺激はなくなり、円やかさが主体になります。これもまた飲みやすくて良いですね。

  • 知多桜樽ハイボール
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 もちろんハイボールにしちゃいますよ。お花見しながら飲みたいものですが、、、とりあえずカンパーイ!
 口当たりは焦げたチェリーパイ、ダークチェリー。噛んで、咀嚼して飲みたくなるような膨らみのある香り。ややネトっと口に残る桜や樽の甘さがあるので好みは分かれそうですが、唯一無二な個性はありますね。


  • エッセンスオブサントリー
知多桜樽後熟ブレンドの感想


香り:★★★★★★

味:★★★★★★

ハイボール:★★★★☆☆

面白さ:★★★★★★

デザイン:★★★★★★

コスパ:★★★☆☆☆

宅飲みオススメ度:普通

総合点:★★★★★★

カイ太郎コメント:ここまでやりたいことを味で主張されると納得するしかない。

  • 感想
 1度目、そして別日に改めて2度目を飲んだ時にも1人でニヤァ...としちゃいました。それほどまでに美味く面白いウイスキーですね。
 桜の花びらはもちろんのこと、さくらんぼの香りがジワーっと口の中に充満するのが特に印象的でした。知多らしい甘さも順当に桜パーツを備えながら強化されていたので、知多ウイスキーを愛飲している人にもオススメです。
 オススメの飲み方はストレートから飲み始め、徐々に加水でトワイスアップでしょうか。ロックでも良いですがまずはストレートで試したいですよね。
 最近になりチラホラ見かけはしますが、桜樽で熟成したウイスキーってあんまり試す機会がないですよね。更に知多もラインナップが基本スタンダードな1種類しかないので、とても貴重な興味深いボトルだと思っています。価格、そして限定であるという希少性など敷居は高く思えますが、だからこそ飲めるうちに一度お試ししてみてはいかがでしょうか。2025年現在。まだ飲めますよ!
 きっと飲めば飲むだけ発見がありそうな気がしますが、とりあえず今回はここら辺で失礼します。



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