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トルベイグ アルトグラン
バッチストレングスです!

 こちら、行きつけのBARで紹介された新しいボトルです。洒落てますよね。半分通っぽさとジャケ買いです。もう半分は強い興味です(後述)。
 トラベイグと呼ぶこともありますが、とりあえず調べた限りではトルベイグという発音が近いみたいなので、この銘柄はトルベイグと呼んでいきます。


  • トルベイグ アルトグラン
バッチストレングスの概要


・種類:ウイスキー

・カテゴリー:シングルモルト スコッチウイスキー
 
・価格:12000円前後

・定価での入手難易度:やや高

・アルコール度数:61.1度

・特徴:トルベイグは、トルベイグ蒸溜所で作られるシングルモルトウイスキーです。ウイスキーづくりの歩みを表現した「レガシーシリーズ」というシリーズの中の第2弾としてアルトグランは登場しました。

 このトルベイグは、スコットランドのアイランズと呼ばれる地方に分類されます。アイランズは北の方にある小さな島々をまとめてそう呼ぶのですが、トルベイグ蒸溜所はその中にあるスカイ島という小さな島に建っています。荒波押し寄せる険しい気候の島なのですが、詳しい人ならこの島の名前を聞いたことがあるかもしれません。
 その通り、みんな大好きタリスカー蒸溜所がある島なのです。

 トルベイグ蒸溜所が稼働を開始したのは2017年と、かなり最近のこと。これまではタリスカーのボトルにも「スカイ島唯一の蒸溜所」と紹介文が記載されていましたが、ひっそりとその文言は消えることとなりました。このスカイ島に新しい蒸溜所が建ったのは約190年ぶりのことらしいです!500年前からある農家小屋を4年かけて修復し蒸溜所の一部として利用しているのだとか?

 トルベイグは、様々な樽、麦の品種、酵母の種類を使い分け、最新の製法を取り入れていますが、同時に木製の発酵槽で長時間発酵をしたり、それぞれ専門の職人が工程ごとに対応するなど伝統も大切にしたつくり方をしています。

 トルベイグの1番有名な特徴は、そのピートにあります。アイラモルトなどでよく感じるいわゆる「クサさ」ですが、海や土の他に薬品感があげられることも多いですよね。トルベイグでは、その薬品臭だけを抑えウイスキーを作り出しています。この味わいは、よく調律されたという意味をもつウェルテンパードピートと呼ばれるそうです。声に出して読みたいですね。

 今回のレガシーシリーズは、できたばかりの蒸溜所だからこそ、そこの歩みを一緒に体感できるものとなります。
 レガシーシリーズの第2弾「アルトグラン」を今回飲んでみますが、ボトルにも色々情報が書いていますね。
 コンチェルト種の大麦麦芽を使用して、ピナクルMG+という酵母で発酵。蒸留したてのニューポットは78ppmのスモーキーさです。ファーストフィル8割セカンドフィル2割の割合でバーボン樽4年半ほど熟成されています。最終的に残留するスモーキーさの値は22.8ppm。タリスカーにppmで言えば結構近いんですかね。うーむマニアック。
 ファーストフィルとかセカンドフィルの説明は今までちょいちょいしてましたが、何回使い回しているかってイメージで大丈夫ですかね。雑ですが、、。

 冷却濾過無し(ノンチルフィルタード)無着色で、更に更に、今回はいきなり加水無しでボトリングされたバッチストレングス(カスクストレングス)を飲んでみます。というわけで、アルコール度数は61.1度!気合い入れていきましょう。


  • トルベイグ アルトグラン
バッチストレングス 実飲
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 海外の雑誌というか新聞みたいなラベルがオシャレです。液色は薄めのレモン色。

  • トルベイグ アルトグラン
バッチストレングスの香り
 猛烈な潮。かなりガツンと来ます。黒胡椒と岩塩を振りかけまくった香り。ガーリックやターメリックのスパイス。麦、オートミール、何か生の生地。パイ生地?軽く絞るレモン、ややバニラ。遠くからでも感じるピートはありますが重さやクドさはないですね。

  • トルベイグ アルトグラン
バッチストレングスの味
 打ち付ける荒波ですね。強烈な粗挽きブラックペッパーの旨さと辛さ。悪い意味ではなく納豆?というかそもそも豆の旨味の予感。私の口が納豆臭いだけだったらごめんなさい(グロ)。
 ライムの皮、ライ麦パン、粗く焦げた木材、刺激はそこそこありますが、61度以上あるとは思えないほどまろやか。薬品香は無くはない、、、ですが、かなり奥の方にいるイメージです。
 少量の加水でライム追加、更にトワイスアップで果汁感もアップします。ここまで加水すると更にピートも分かりやすくなります。刺激は驚くほど消えますね。ロックも少量の加水と同じような変化でした。

  • トルベイグ アルトグラン
バッチストレングスハイボール
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 薄色ハイボールですが、スカイ島のウイスキーとしてハイボールにも期待しています。ガブリ。
 香りからもう旨味が充満します。味はドライ&ビター。塩辛い空気は口の中に広がりますが、パンチというか刺激はさほどありません。ピート香り、甘口たれ、青い野菜。臭さはありながらも鋭いキレのあるキャラクター。
 このカラッとしたクサウマな潮ハイボールはヤミツキになる人もいそうです。
 ただし、ツマミと合わせて真価を発揮するハイボールでもあると思っています。濃いめに作ったハイボールを素で飲むと重厚さが楽しめますが、飲み疲れることもあります。贅沢ですがハンバーガーや焼きそばなど、結構ジャンキーな食事と合わせるのが個人的にはオススメなのです。
 

  • トルベイグ アルトグラン
バッチストレングスの感想


香り:★★★★☆☆

味:★★★★☆☆

ハイボール:★★★★☆☆

面白さ:★★★★★☆

デザイン:★★★★★☆

コスパ:★★★☆☆☆

宅飲みオススメ度:普通

総合点:★★★★☆☆

カイ太郎コメント:タリスカーと比べるなというのは無理な注文だぜ。

  • 感想
 美味いですね。スカイ島のウイスキーってこういう味になるんですかね?薄っぺらい感想だと我ながら思いますが、タリスカーに通ずる塩辛さスパイシーさは嫌でも感じてしまいますよ。
 このボトルの面白いのはウェルテンパードピート(言いたいだけ)を味調べすることです。確かにアイラモルトのようなドギツイ薬品感はありません。上品かつ強めのピートという新感覚は面白いです。ちゃんとピーティーなんですけどね。フムフム。
 そういうの抜きにしても普通に美味しい満足ウイスキーでした。こういう系のウイスキーって中々飲みたい時に出会えないんですよね。こういう系ってナニ?思ったアナタは試してみる価値があるということです。
 飲み方もタリスカーに倣いオールラウンダー。自分が好きな飲み方で楽しみましょう。
 価格について。バッチストレングスか否かでそこまで価格差がなかったんですよね。ただ、個人的にはノーマルのアルトグランから試すべきだったかな?とも思っています。ビシバシ沁みるのは良いですが、ノーマルのボトルだとどうなのか気になってしまいました。こういう塩辛さが楽しめるウイスキーのカスクストレングスってだけで今時貴重だと思うんですけどね。難しいところです。
 とかなんとか気づいたら1人で偉そうにブツブツ言ってしまいました。飽きが来ないのでガブガブ飲み進めて酔っ払ってしまいました。そういう浅くない魅力があります。今後、年数表記のトルベイグが出たら多分買います。




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