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ゴードン&マクファイル2006
グレンバーギー18年です!

 何でいきなりこんなマニアックなものを?となるかもしれませんが、先日BARで、バーテンダーさんの生まれ年のグレンバーギーを飲ませてもらったのですが、それが美味くて、、、。早速グレンバーギーを知りたいと思い調べていたら、丁度最近こちらのボトルが発売されていました。18年熟成のカスクストレングスということで、そのウイスキーを知るには文句のないスペックなのでは?と衝動買いをしました。トホホ。
 名前が長いので「G&Mグレンバーギー18年 2006」と呼びますね。


  • G&Mグレンバーギー18年 
2006の概要


・種類:ウイスキー

・カテゴリー:シングルモルト スコッチウイスキー

・価格:27000円前後

・定価での入手難易度:やや高

・アルコール度数:58.5度

・特徴:ゴードン&マクファイルは、スコットランドエルギンという場所にあるボトラーズ会社です。

 ボトラーズは今までいくつかご紹介してきましたので、「ボトラーズ」タグからご覧ください。
 簡単に言うと、自分の蒸溜所でウイスキーを作ってそのまま自分で発売する、よく目にする一般的なウイスキーは「オフィシャルボトル」と呼ぶのに対して、どこかしらの蒸溜所で作った原酒を樽ごと買い取って、独自の熟成を行ってボトル詰し販売する会社をインディペンデントボトラー、通称「ボトラーズ」と呼びます。
 そんなボトラーズメーカーを代表するくらい有名な会社がゴードン&マクファイル社、略してG&Mです。詳しい人がよくジーエムジーエムって呼んでるイメージあります。
 
 G&M社は、1895年創業の家族経営老舗ボトラーズメーカーで、ボトラーの先駆者でもあります。特にシングルモルトスコッチをメインにリリースしていて、有名なのが1968年から続くコニサーズチョイスというシリーズです。「全ての蒸溜所に独自の個性とストーリーがある」ということを広めるためにできたシリーズで、今回ご紹介するボトルもそのシリーズです。

 中身についてはボトルに色々情報が書いています。まずはグレンバーギー18年です。

 グレンバーギーは、スコットランドのスペイサイド地方にあるグレンバーギー蒸溜所でつくられるシングルモルトウイスキーです。

 グレンバーギー蒸溜所は1810年創業で、スコッチの蒸溜所の中でも特に昔からあることが分かりますね。
 ローモンドスチル(ネック部分で蒸気の流れを調節する機構が備わっているやつ。ロッホローモンドスキャパでは今も使われている)と呼ばれる円柱型のゴツいポットスチルを使って蒸留していた時代もあり、その頃はグレンクレイグという名前でシングルモルトをリリースしていたのだとか。
 現在はストレートヘッド型のポットスチルでウイスキーづくりをしています。
 
 グレンバーギーの原酒は、ほとんどブレンデッドウイスキーのブレンド用として使われています。例えばあのバランタインのキーモルトで、魔法の7柱のひとつにも数えられています。
 全体生産量の約2%ほどが、それ以外の用途、つまりはボトラーズ向けやシングルモルトウイスキーとして使われます。美味いシングルモルトって結構こういうことあるイメージですが。

 有名どころだと。バランタインのキーモルトを楽しもうというコンセプトで、バランタイン「シングルモルト」シリーズがあります。ミルトンダフグレントファーズの他にこちらのグレンバーギーがシングルモルトとしてリリースされています。1番手頃にグレンバーギーを飲むとしたら、これが良いかもですね。

 話を戻しまして、、、ボトルには他に、2006年蒸留であること、ファーストフィルのバーボンバレル18年熟成していることが書かれています。シングルカスク(一つの樽の原酒だけを使った)のカスクストレングス(水を足さないでそのまま瓶に詰めた)です。カスクNo.700668で、アルコール度数は58.5度
 ちなみに、今回のG&Mグレンバーギーは、ボトラーズブランドを主に輸入販売するJapan Import System(JIS)が選び抜いた、日本市場向けの「for JIS」という企画ボトルでもあるらしいですよ。


  • G&Mグレンバーギー18年 2006
実飲
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 有名ボトラーズメーカーではありますが、何か並べてると詳しい風に見えますよね?このボトル。購入に踏み切ったのはそういう理由もあります。なんちゃって。
 液色は18年という長熟ですが、シンプルなゴールド色。

  • G&Mグレンバーギー18年 2006の香り
 柔らかなバニラ、黄桃の甘い香り。程よく旨味ののった麦感。どこか暖かな香りですね。中盤からリンス、フローラルな雰囲気も出てきます。

  • G&Mグレンバーギー18年 2006の味
 ダイレクトな麦味、モルト味を感じていたらジワーっと桃缶のシロップが湧き出てきます。余韻にはややその桃の缶自体の苦さみたいなのが現れて笑ってしまいました。ドライマンゴー、余韻に向かって吹き抜ける秋の麦畑の風。全体的に黄色いイメージを持つ味わいだとめちゃくちゃ思ったのですがどうでしょうか。刺激は度数に対してそこまで強くありません。
 加水をすると刺激はその分まろやかになります。全体的にホンワカした甘さが強くなりますが、シトラスが追加されたのと、何だかやはり中盤から薬品っぽさを感じてしまうことがあります。ストレートの方ではさほど気にならなかったのですが。
 ロックにすると、むせてしまいそうな甘さとカサついた風が広がります。一瞬ピートとは違う薬臭さがありましたが、慣れると愛着が湧きそうな味わいです。

  • G&Mグレンバーギー18年ハイボール
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 これはまた一風変わったフルーティーですね。青いみかん、パッションフルーツ、桃味のお菓子、麦茶、キャラメル。ワックス、石鹸の余韻。
 面白いですが、ハイボールに合うか問われると少しとっ散らかった印象もあります。また、独特なフルーティーとケミカルのコンビネーションが人を選びそうです。


  • G&Mグレンバーギー18年 
2006の感想


香り:★★★★☆☆

味:★★★☆☆☆

ハイボール:★★★☆☆☆

面白さ:★★★★☆☆

デザイン:★★★★☆☆

コスパ:★★★☆☆☆

宅飲みオススメ度:やや低い

総合点:★★★☆☆☆

カイ太郎コメント:私のイメージカラーは黄色です。

  • 感想
 色々な味があって、1杯で多彩な表情を楽しめました。濃厚な果実を感じたかと思いきや、お菓子っぽい人工感やワックスのような独特さまで。もちろん冒頭で話したBARのグレンバーギーとはまた全然違う印象でしたが、それはそれこれはこれ。しかしどちらも体の中に黄色い風が吹くのは共通でした。
 飲み方のオススメは、やはりストレート、ボトル購入された場合はロックも一度くらい試して損はないと思います。
 価格については、一見高く感じますが、18年モノでシングルモルトのシングルカスクスなら、そんなもんよなぁって割と納得です。
 少し気になった点は、やはりこの独特なケミカルですかね。強ーい甘さに混ざって独特な桃味のお菓子みたいな空気が漂うんです。他に整髪料とか。それが好きならもっとハマりそうなのですが、私はそこまでそういうタイプに慣れていないので難しいところでした。
 グレンバーギーがそういう味なんだよってわけでもなさそうです。このボトル特有の味わいの一つだろうなと考えています。どちらにせよ他のグレンバーギーをまた飲まなきゃ、、、お安く手に入るバーギーはないかしら。
 今回は評価の難しいボトルでしたが、飲んでみたかったボトルですし、飲み屋さんにも置いてなかったので、モヤモヤして終わらずこうやって満足するまで飲めて良かったなと。味わいとは別の爽やかさを感じるカイ太郎でした。


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