本日のお酒はこちら!

IMG_0002
クラフトジン色々です!

 試し飲みやお土産で、小瓶のジンがいくつかありまして、、、それらをまとめてご紹介します。量が少ないので番外編としてひとくちコメントみたいになりますが、どうぞよろしくお願いします。
 では1本目から!

  • ザ・ボタニスト
IMG_8085 当ブログのコメントにてオススメいただいたジンでもあります。リクエストありがとうございます!
 ボタニストは、スコットランドアイラ島にあるブルックラディ蒸溜所でつくられています。きっとウイスキーが好きな方ならピンとくる名前ですよね。

 「ブルックラディ」については過去に色々ご紹介していますので、ぜひご覧ください。
 ブルックラディ蒸溜所は電子機器での管理を行わないクラフトマンシップと、地元スコットランド、そしてアイラ島愛が特に強く、ワインで言われるテロワール(品質の決め手はその土壌という考え方)を意識したつくりとなります。
 このボタニストジンのベースとなるスピリッツは、全てスコットランド産の大麦を使用しています。更にはそのうちの半分ほどはアイラ島産です。
 アイラ島在住の植物学者(ボタニスト)と協力して、30種類のボタニカルを選抜しました。そのうち22種類がアイラ島で採れたものです。商品化するのに1年ほどかかったそうですよ。
 ジュニパーベリー、レモンピール、オレンジピール、アンジェリカルート、コリアンダーシード、リコリスなど定番から、シナモン、カッシア、ニオイイリスなども。アイラ島産のジュニパーベリーも使用しているのだとか。
 そして様々な種類のミント、欧州アザミや岳樺、ヒース、カモミールに、ヨモギ、ヨモギギク、サンザシ、夏雪草、レモンバウム、松の葉、ヤチヤナギ、薮人参、セージ、ニワトコ、タイム、アカシロのツメクサ、ハリエニシダ、ペラペラペラペラ、、、とアイラ島で手積みされたボタニカルも盛りだくさん。
 アルコール度数は46度で、価格は700mlのフルボトルだと4000円くらいです。(写真は200ml)


  • ザ・ボタニスト 実飲
IMG_8087
 香りは主にフローラルが強く、ジュニパーやコリアンダー系のハーブはやや粉っぽく存在します。柑橘香もほのかで上品ですね。
 お味は思ったより甘さが強く驚きました。
ベースとなるモルトスピリッツのおかげか、基​盤のしっかりした感じやコクがあり良きです。
様々なボタニカルが現れますが、ハーブは詳しく無いのでどれがどこで出てくる!とか正直分からないですね。30種類というジンの中ではかなり多くのボタニカルの採用しているので、ハーモニーを一つの味として楽しみたいと思います。

IMG_8086
 特にジントニックを濃いめに作ると美味いです。先程のコクが強く感じられて、草花の開放的な香りが口いっぱいに広がります。

IMG_9095
 もちろんソーダやマティーニなども基本は同じ。ボタニストでカクテルを作る時、私は結構濃いめに作るのにハマりました。


  • ザ・ボタニストの感想


香り:★★★★★☆

味:★★★★★☆

カクテル:★★★★★★

デザイン:★★★★★☆

面白さ:★★★☆☆☆

コスパ:★★★★☆☆

宅飲みオススメ度:かなり高い

総合点:★★★★★☆

カイ太郎コメント:コンセプトとは裏腹にシンプルなジン


  • コッツウォルズ ドライジン
IMG_8879
 コッツウォルズドライジンは、イギリスのロンドンから車で2時間ほどの距離にあるストートンにある、2014年創業のコッツウォルズ蒸溜所で作られています。この蒸溜所ではジンの他にも、イギリスで作られるウイスキー、いわゆるイングリッシュウイスキーの製造も行っています。
 コッツウォルズジンのベーススピリッツは小麦からできていて、そこにジュニパーベリー、アンジェリカルート、コリアンダー12時間浸透させています。これらを浸透させてようやくベーススピリッツとなる贅沢さが特徴的ですね。
 その後、蒸留する前に他のボタニカルであるラベンダー、ベイリーフ、ライムピール、グレープフルーツピール、黒胡椒の実、カルダモンシードを加えます。蒸留ごとにこれらボタニカルを、平均的なロンドンドライジンの10倍の量(10kg)使用するのだとか。蒸留器は銅製の単式蒸留器を使います。
 ワールドジンアワード2016では、ワールドベストロンドンドライジンに選ばれ、以降様々な品評会で好成績を収めています。
 冷却濾過をしないノンチルフィルタードで、アルコール度数は46度。700mlのフルボトルだと価格は5000円前後です。

  • コッツウォルズ ドライジン 実飲
IMG_9996
 柑橘とフローラルがよく香ります。しかし、お花屋さんというより、よく嗅ぐと野生の花々みたいな印象があります。
 お味も刺激は控えめで、優しく包まれるような口当たりです。やはり柑橘のビターがメインにきますが、一呼吸置いてから華やかさに支配されます。

IMG_9092
 個人的に面白いと思ったのはソーダ割でした。ベーススピリッツにしっかり味があるからなのか、ソーダ割りでも随分芯の通った味わいです。薄いトニック割みたいにシトラスと独特の甘さが感じられて飲み飽きないです。

IMG_9091
 トニックで割ると、ボタニカルから出ているエッセンシャルオイルと反応して薄白く濁るのです。


  • コッツウォルズ ドライジンの感想


香り:★★★★☆☆

味:★★★★☆☆

カクテル:★★★★★☆

面白さ:★★★★☆☆

デザイン:★★★☆☆☆

コスパ:★★★☆☆☆

宅飲みオススメ度:普通

総合点:★★★★☆☆

カイ太郎コメント:ピクニックに最適なジン。


  • レトログレイド
IMG_8493
 レトログレイドは、北海道上川郡にある鷹栖蒸溜所でつくられています。日本最北のクラフトジン蒸溜所として2021年に設立しました。古くから続くジンの作り方を踏まえつつ、自由であることをモットーにしています。
 ベーススピリッツは英国産の小麦スピリッツで、ボタニカルにはジュニパーベリー、レモンピール、オレンジピール、コリアンダー、アンジェリカルート、コリアンダーシード、カルダモン、シナモンなどベーシックな物のほかに、鷹栖産のブルーベリー、ティムールペッパー、オークモスが使われています。ズバリ売り文句はブルーベリーを使ったジン!でしょう。
 アルコール度数は47度で、価格は700mlフルボトルだと税込5500円
 感覚が麻痺してきますが5000円のジンって結構気合い入れないと買えないので、気になるけど買えずにいたジンでした。ただ、去年のウイスキーフェスに鷹栖蒸溜所のブースがあって、そこで先行販売していたハーフボトルをお土産に購入したんですよね。今では普通にハーフボトルも売っているので味見をしたい方にはオススメです。

  • レトログレイド 実飲
IMG_9997
 確かに甘酸っぱい香りがしますね。少し土のニュアンス。枝付きの葡萄のような。しかしメチャクチャブルーベリーの香りというよりも、ジュニパーベリー主体のクラシックなジンが基調であることで、先程の蒸溜所の理念を思い出しました。
 お味も香りの通りで、やはり野生のもぎたてブルーベリーというか山葡萄のイメージがあります。どこか草原、余韻にかけて徐々にシンプルなジンの味わいに収束します。北海道の大自然パワーですかねぇ。

IMG_8543
 ソーダにすると一口目は裏にビターも潜んでいますが、全体的には飴のような深い甘さがありますね。そんな中で繊細なベリーの酸味を慎重に感じ取る楽しみができます。

IMG_8494
 ジントニックにすると途端に俺はここだ!と言わんばかりのベリー味が出てきました。答え合わせのカクテルとでも言いましょうか。


  • レトログレイドの感想


香り:★★★★☆☆

味:★★★★☆☆

カクテル:★★★★☆☆

面白さ:★★★★★☆

デザイン:★★★★★☆

コスパ:★★★☆☆☆

宅飲みオススメ度:★★★★☆☆

総合点:★★★★☆☆

カイ太郎コメント:カクテルでどう化けるか予測不能な面白さがポイント。


  • 火の帆 Wento2022
IMG_8544
 火の帆ジンは、北海道の積丹郡にある積丹ブルー蒸溜所でつくられています。この蒸溜所は積丹スピリット株式会社のもと稼働していて、「人々の魂に火を灯し、勇気と希望を与える火の酒をつくる」という理念を持っています。
 2020年から稼働を開始して、今では多彩なジンやアブサントの製造をしています。積丹ブルーのアブサントはこの前BARで飲みましたが凄かったですよ(小並感)。
 積丹で手積みされたボタニカルをふんだんに使用し、BAR Benfiddich鹿山氏(YouTubeでこの人のカクテルづくりのシーンを見てみよう!面白いよ)を筆頭とした著名なバーテンダーさん監修のもとレシピを練ってつくられています。
 使用するボタニカルは多種多様で、ジュニパーベリーの近縁種であるミヤマビャクシンの他、アカエゾマツやキハダ、ハマナスなど積丹の魅力が詰まった草花実がつかわれています。(詳しくは積丹スピリットのHP参照)
 そしてこの火の帆Wentoは面白いことに「まかないジン」として社員に楽しまれていたジンだったのです。ハートとか呼ばれますが、蒸留した時に、蒸留し始めとし終わりの部分は製品に使用されないことがあるんですよね。安定した味わいをキープするために、蒸留が安定している中間のタイミング(ハート)でできたスピリッツのみを使うということです。
 ただ、このし始めと、し終わりの部分は賄いとして社員で楽しんでいたそうです。しかし、それが中々に好評で製品にしてみよう!ということになり出来上がったのがこのWentoです。25種類近くのボタニカルで、使われなかった部分をまとめて精留し、ボタニカルの残り香をジンにしました。
 アルコール度数は45度で、このボトルのみ300mlでの販売です。そのサイズでお値段は1400円前後
 当ブログの過去記事をご覧になられている方は既視感があるかもしれません。「余市・積丹遠征」の記事で火の帆希望ブルーを味見していて、その際に触れました。それをご存知の方、本当にありがとうございます。


  • 火の帆 Wento2022 実飲
IMG_9998
 すごい!これでもかとパンチのある松の木の香り。木の皮に鼻をつけているかのような。
 お味はすごいワイルドで、野草、苦い木の実、木々感満載。森のジンですね、積丹っていうと海のイメージですが。これぞ火の帆って感じのウレシイ味なのですが「賄い」の低価格バージョンでこのレベルなのかとオドロキ。こりゃあ賄いジンが滅茶苦茶売れてしまうのでは、、、?!

IMG_9999
 ソーダにしても飲みごたえ抜群。この力強さはヤミツキになります。

IMG_9067
 トニックで割ると、ヨモギ系の香りがぶわり。草生えるwトニックになって渋美味いです。


  • 火の帆 Wento2022の感想


香り:★★★★★☆

味:★★★★★★

カクテル:★★★★★☆

面白さ:★★★★★☆

デザイン:★★★★☆☆

コスパ:★★★★★☆

宅飲みオススメ度:高い

総合点:★★★★★★

カイ太郎コメント:北海道積丹の地、この趣ある地元味をお家で。


  • まとめ
 いかがでしたか?日本のジンは北海道に偏りましたが、意図的な物ではありません。かなり駆け足な感想となりましたがミニボトルをじっくり堪能しましたよ。ソーダやトニック以外はマティーニやネグローニをメインに裏では試しました。
 こうやって色々ジンを飲み比べると多彩というか自由というか、楽しいですね。一言でいうなら完成されたボタニスト開花したコッツウォルズ変化するレトログレイド究極の賄いWentoって感じです。直感で気になるジンがありましたら是非お試しください。今回はハズレないと思いますよ。
 今後も色々なジンを試していきたいなと思うことができました。ウイスキーがメインとなりますが、私の中でサブはジンという感じの立ち位置なので、また面白いジンと出会えたら記事にしますね。皆様のオススメジンもどしどしコメントください!


ザ・ボタニスト [ ジン 700ml ]
THE BOTANIST (ザ・ボタニスト)





※Amazonでは火の帆Wentoが見つからないためリンクは貼りません。ご了承下さい。


※ご指摘やご意見などがございましたらお気軽にコメントいただけると助かります。