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ラフロイグ10年
カスクストレングス バッチ16です!

 おかげさまで300杯目になりました。ここまでご覧くださり本当にありがとうございます。キリの良い数字なので今回はカイ太郎オススメウイスキーのご紹介をしたいと思います。
 ラフロイグ。お酒に詳しくない人でも名前を知っていたり、必ず熱狂的なファンがウイスキーコミュニティ1つに1人はいるようなウイスキー、、、なのですが、私カイ太郎は苦手意識を持っていました。
 アードベッグやポートシャーロットなど同じくらいピートの強いウイスキーは好きなのですが、ラフロイグ独特の強すぎる薬臭さが苦手だったのです。通常の並行ラフロイグ10年しか飲んだことがなかったのですが。

 いつか撲○されそうなことを言っていますが、その後続きがありまして、イタリア流通品のラフロイグを飲んだ時「あれ?美味しいかも?」となりました。それは味も度数も違ったんですよね。そしてラフロイグ10年のシェリーオークやその他ボトラーズでラフロイグへの固まったネガティブなイメージを変えていきました。
 そして現在、同じオフィシャルのラフロイグ10年でもカスクストレングスで飲んでみて「あ〜^」となりました。
 前置きが長くなりましたが、そんなラフロイグという認識を完全にキメてくれた1本をご紹介します。


  • ラフロイグ10年
カスクストレングス バッチ16の概要


・種類:ウイスキー

・カテゴリー:シングルモルト スコッチウイスキー

・価格:15000円前後

・定価での入手難易度:やや高い

・アルコール度数:58.5度

・特徴:ラフロイグは、アイラ島ラフロイグ蒸溜所でつくられるシングルモルトシリーズです。今回ご紹介するボトルは、そこのカスクストレングスです。

 ラフロイグは過去にいくつかご紹介していますので「ラフロイグ」からご覧ください。

 軽くおさらいですが、ラフロイグ蒸溜所は1815年から続く歴史ある蒸溜所です。ラフロイグという名前はゲール語という現地の言葉で「広い入江のそばにある美しい窪地」という意味だそうです。
 英国王室からも愛される味わいで、アイラの王などと呼ばれる人気蒸溜所です。
 アイラモルトならではの強いクセが特徴で、アイラ島で採れたピートを沢山使って原料の麦芽を乾燥させています。立地ならではの潮風も使って長時間乾燥させます。ちなみに原料の一部は自社栽培の大麦を使っているこだわりもあります。
 また、麦芽を乾燥させる時には伝統的なフロアモルティングという方法を採用しています。これはかなりの重労働で、職人の手腕が必要なためどんどんこの方法は採用されなくなっていますが、ラフロイグは今でも続けています(フロアモルティングについては「モンキーショルダー」の投稿をご覧ください)。
 熟成にはほとんどがファーストフィルのバーボン樽を使用しています。稀に酒精強化ワインの樽も使うことがあります。

 そんな海の潮と泥炭の香りが染み込んだクセ強ウイスキー。フェノール値(ppm)というスモーキーさを数値化したものによるとおおよそ40〜50ppmの間あたりとのこと。他のクセ強ウイスキーであるボウモアは約25ppm、カリラは約35ppm、ポートシャーロットは約40ppm、アーベックは約55ppmと数値にしてもその個性の強さが分かりますね。ただあくまでも数値は参考程度に。実際は飲んでみないと分かりません。

 今回ご紹介するボトルは名前の通りこんな癖強ウイスキーのカスクストレングスですゴクリ。ボトラーズでも人気のラフロイグなのでカスクストレングスの存在自体はそこまで珍しくもないのですが、意外とオフィシャルのラフロイグカスクストレングスを飲んだことがないという人が私の周りに多かった印象です。
 ウイスキーはボトル詰めする前に普通は水を加えてアルコール度数を40度くらいに調整するのですが、カスクストレングスとなると水を加えないで果汁100%みたいなウイスキーを楽しむことができます。
 リリースされた時々でバッチナンバーが変わり、今回いただくのは016です。アルコール度数は58.5度です。熟成は表記の通り最低10年以上しています。

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 箱の中にはこのように小さな冊子?が入っています。


  • ラフロイグ10年
カスクストレングス バッチ16 実飲
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 通常のラフロイグ10年が今切らしているので比較できないのですが、かなり濃い色合いをしています。ラベルなどはパッと見て通常のラフロイグに似ているので説明しないと気づかれないかもしれません。

  • ラフロイグ10年
カスクストレングス バッチ16の香り
 おおう!これはすぐヤバさに気づきます。強烈な薬品香、八角、みたらし、磯。奥によく干したレーズン。本来ネガティブなはずのアルコール臭がこれらと相性良いのです。

  • ラフロイグ10年
カスクストレングス バッチ16の味
 もちろん臭いという感想もありますが、すぐにその強い甘味に着目します。ラフロイグってこんな甘味があるのかと。バニラクッキー、糖度の高いレーズン、海苔。余韻へブラックコーヒーの苦味。香ばしい焙煎感。味わいが濃いので薬臭さとかより味に意識が向いて素直に美味いウイスキーだなと感じます。もちろん強烈なピートとアルコールはあるのですが、臭い辛いでは終わらない濃厚なラフロイグです。
 少量の加水でもアルコール刺激はかなり収まり、磯の香り、プラム、コーヒーなどの味わいが濃く現れます。トワイスアップでもじっくりゆったりこれら臭いやビターを楽しめます。

  • ラフロイグカスクストレングスハイボール
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 ラフロイグのハイボールは人気ですが、カスクストレングスのハイボールとなるとまた違うものなのでしょうか。乾杯。
 ゴクゴクゴクっといきました。最初はチョコビスケット、リンゴと葡萄?となりましたがその後深く沈み込むようなピート、薬品香がじんわり残ります。さすがラフロイグ。軽快さはないので普通のラフハイの方が好きという人も多そうです。


  • ラフロイグ10年
カスクストレングス バッチ16の感想


香り:★★★★★☆

味:★★★★★★

ハイボール:★★★★☆☆

面白さ:★★★★★★

デザイン:★★★★☆☆

コスパ:★★★★★☆

宅飲みオススメ度:かなり高い

総合点:★★★★★★

カイ太郎コメント:サイコーのラフロイグピリオド。

  • 感想
 いや〜美味い。OC。ラフロイグのカスクストレングスOC(たれぞう)。
 他バッチのラフロイグ10年カスクストレングスもいくつか外で試飲してみましたがどれも美味いですね。中にはカスタードのような強い甘さがあるものもありましたが、今回のバッチも外れることなく美味かったので、とりあえずオフィシャルが出すラフロイグのカスクストレングスは美味いんだなという信頼感があります。
 臭いウイスキーは好きなんだけど、ラフロイグはイマイチなぁ、、、という方はぜひこのカスクストレングスも試してみてから改めてラフロイグへの持論を持ってほしいと思います。そんなこと言うとキリがないのですが正直それくらいオススメということなのです。
 飲み方はどれも良かったですが、やはりストレートからチビチビお好み加水をするのがこういうボトルの外さない楽しみ方ですね。
 価格は1万円以上します。私の経済状況的にも1万円以上するボトルを買って飲んだ後、「本当にこの金額出す価値はあったのだろうか」と野暮なことをどうしても考えてしまうのですが、このラフロイグカスクストレングスは素直に買って良かったなと思いました。そのため購入を迷っている方には後押ししちゃいたいです。
 う〜む久々に両手放しで美味しいウイスキー飲んじゃったなぁ。




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