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ダルモア 
シガーモルトリザーブです!

 皆様タバコはお好きですか?私は飲みニケーションならぬ吸いニケーションの時くらいしか吸わないのでタバコについてはほとんど何も分かりません。ただ、昔から葉巻には興味があったんですよね。高価ですしゆっくり吸える場所がなかったのであまり機会はありませんが、年に数本、贅沢な時に葉巻を楽しんでいます。
 葉巻に合わせるためのブランデーやラム酒はたまに見かけますが、タイトルに「シガー(葉巻)」とつくウイスキーは中々珍しいもので、しかもカッコいいあのダルモアです。こりゃあ気になって仕方がないため開封しちゃいます。
 名前は省略してダルモア シガーモルトと呼びますね。


  • ダルモア シガーモルトの概要


・種類:ウイスキー

・カテゴリー:シングルモルト スコッチウイスキー

・価格:17000円前後

・定価での入手難易度:かなり高い

・アルコール度数:44度

・特徴:ダルモアは、スコットランドのハイランド地方にあるダルモア蒸溜所でつくられるシングルモルトシリーズです。シガーモルトは葉巻と合わせようというテーマで発売されたボトルです。

 ダルモア蒸溜所は、ハイランド地方北側のロスという地で1839年に設立しました。
 
 この地は鹿のハンティングが盛んに行われていて、更には1263年と遥か昔、アレキサンダー国王3世を、ダルモアのオーナーの遠い祖先さんが雄鹿の襲撃から護ったという言い伝えがあります。それにより今のような鹿の紋章を与えられたそうな。とにかく鹿とは深い縁があるようですね。

 ダルモアは長い歴史の中で戦争や禁酒の波に揉まれながらもウイスキーを作り続けています。
 2代目の経営者がブレンデッドスコッチである「ホワイト&マッカイ」の創設者と友人関係であったことから、今でもホワイト&マッカイのキーモルトとしてダルモアが使用されています。

 ダルモア蒸留所は年中無休の24時間体制で製造や管理をされています。そのため敷地は小さいながらも膨大な製造量を誇ります。

 麦芽はノンピートで癖のない仕上がりです。2度目の蒸留に使う一部の蒸留器は、ネック部分から直径が広くなっていく独特な形状です。
 また、絶妙な温度管理を徹底して不純物を取り除き透き通った味わいにしています

 「ダルモア」は過去にご紹介したことがあるので、リンクからご覧ください。

 今回ご紹介するダルモアシガーモルトは、シガーに合わせて飲むように開発されたダルモアです。シガーとは葉巻のことです。葉巻ってなに?となる方もいると思いますが、私はタバコ関連については素人なので他の方の解説をご覧ください(放棄)。簡単なイメージだとタバコの葉っぱを巻いて、フィルターなどを使わずそのまま火をつけてスパスパします。プレミアムシガー(職人の手作業で巻いたやつ)だと1本数千〜万を超える値段がするのでトコトン金持ちの趣味ですね。ただし中には機械で作られる葉巻もあり、数百円からお試しもできるので気になる人はネットやタバコ屋さんでチェック!

 熟成に使う樽はアメリカンホワイトオークのバーボン樽オロロソシェリー樽、そしてカベルネソーヴィニヨン樽の3種で、葉巻にも負けない、葉巻の味を引き立てる構成みたいです。
 熟成年数の表記はないNA品で、アルコール度数は44度です。


  • ダルモア シガーモルト 実飲
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 何度見てもダルモアのボトルはカッコいいですね。名前もかっこいいですが和訳すると「河辺の広大な草原」という意味みたいです。
 シガーモルトだからといってパッと見違いはそこまでないですね。液色は中々濃いめの茶褐色。

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 ダルモア12年(左)と比較してみると、光の当たり方もあってシガーモルトの方が濃く見えますが実際そこまで大きく変わりません。

  • ダルモア シガーモルトの香り
 レーズンは仄かに。ミックスナッツ、オレンジ、甘いレモンティー。しっかりとした樽香のおかげで随分落ち着いた高級感があります。

  • ダルモア シガーモルトの味
 オレンジマーマレード、ジンジャー、焼きリンゴ、徐々に炒ったナッツ、やはり年季ある樽の香りが良いですね。熟成年数の表記はありませんが12年と同じかそれ以上の熟成感はあります。加水によりより甘さが芳醇になり広がります。トワイスアップでは本来いた柑橘香が伸びます。

  • ダルモアシガーハイボール
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 カッコ良すぎるハイボール。ゾクゾク。いただきます。
 ふむ。ややレーズンのようなねちゃっこささありますが、かなり清々しいですね。若干のチェリー。樽香、ビスケット。ハイボールにするとぶっちゃけよく分からんくなるので自己責任でお願いします。間違いなく「美味しいハイボール」なのですが、シガーモルトである意味は疑問符がつきます。

  • 葉巻とあわせてみると
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 手頃な葉巻があんまりなかったので、バーボンシガーという名前ではありますが、ted'sバーボンシガージュニアを合わせます。メーカーズマークシガーでしたが、商標登録の関係から現在はバーボンシガーという名前になっています。私は昔買ったやつなのでちゃんとメーカーズマークの名前がついていました。サイズはパナテラ。メーカーズマークの香り付けがされているプレミアムシガーです。価格はたしか2000円しないくらいでした。1本吸うのに30分くらいかかるので、色々なウイスキーと飲み吸いして相性の良さも考えてみました。
 葉巻はすごく久々なので、下手くそな吸い方なのはお許しください。

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 ダルモアシガーモルト以外にも、メーカーズマークシガーならメーカーズマークをと「メーカーズマークカスクストレングス」を。そして葉巻に合うと言われがちなアードベッグから「アードベッグウーガダール」をチョイスして飲み吸いくらべをしました。
 結果、どれも良かったですがダルモアシガーモルトが頭一つ抜けて相性良いです。お互いがまろやかになり、ダルモアのシルキーな舌触りが優しく包んでくれます。葉巻を頻繁にスパスパすると辛くなってしまうこともありますが、そうだとしても良いカバーをしてくれるのでスパイシーなシガリロなんかとも相性が良さそうです。余韻の癖がないので葉巻の味も邪魔せず、程よい樽香でお互いの高級感を高め合っているかのようです。


  • ダルモア シガーモルトの感想


香り:★★★★☆☆

味:★★★★★☆

ハイボール:★★★★☆☆

面白さ:★★★★★☆

デザイン:★★★★☆☆

コスパ:★★★☆☆☆

宅飲みオススメ度:普通

総合点:★★★★☆☆

カイ太郎コメント:樽。その深みを活かすには。

  • 感想
 完成度の高い美味しいウイスキーでした。12年と比較すると結構キャラが変わり柑橘や樽香がより渋く深く感じられました。この比較に関しては好みが分かれそうですが、私はシガーモルトの方が好みでした。
 シガーと合わせると、名前の通り非常に相性が良かったです。お互い邪魔せず円やかにまとめてくれます。安めの葉巻、なんならタバコとの相性も良いのでしょう。高級感の付与をしてくれました。
 飲み方はストレート、ロックの他にハイボールも美味しいです。ただし、面白みのあるハイボールではないので余裕がある時にお試しください。
 価格について。私が買った時は1万円しないくらいだったのですが、今は2万円に近づいていますね。正直キツイですが、シガーがどうのと言っている時点で1万2万の差はどうってことねぇってなりそうですよね。背伸びして常飲するものではなく、優雅に戸棚に置いていたいボトルって感じです。
 シガーがなくても、単体のウイスキーとして樽香る良いウイスキーなので、タイトルに関わらず試したい人はオススメです。タバコを吸わない人は甘い洋菓子なんかと合わせと美味しいです。とりあえず流石はダルモアといったところでしょうか。




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