いつのまにか20本目のご紹介となります。今回はこちら!
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グレンドロナック12年です!

 読み方の区切りは「グレンド・ロナック」ではなく「グレン・ドロナック」であると割と最近気付きました。恥ずかしい、、、。

 私がこのウイスキーに出会ったのはかなり序盤の方でした。
 マッカランが好きだから似た傾向のものを飲みたいと思っていると、よくオススメに出てきたのがこのドロナックです。
 今回はマッカランの味を思い出しつついただきたいと思います。


  • グレンドロナック12年の概要


・種類:ウイスキー

・カテゴリー:シングルモルト スコッチウイスキー

・価格:5000円前後

・定価での入手難易度:普通

・アルコール度数:43度

・特徴:1826年から続く歴史あるのハイランドモルト。シェリー樽熟成が特徴的な貴重さと、数々の高い評価を維持する名ボトル。12年はラインナップ中のレギュラー位置。

 グレンドロナックはハイランド地方にある蒸留所です。過去の投稿にある「グレンモーレンジィ」の回もハイランドについてお話ししました。
 ハイランドといってもその範囲は広大です。グレンモーレンジィはハイランド北部ですが、このグレンドロナックはハイランド東部に位置します。スペイサイド地方のすぐ側です。

 シェリー樽熟成が特徴のグレンドロナックと書きましたが、グレンドロナックは主にオロロソシェリー樽ペドロヒメネス(PX)シェリー樽を使うことが多いです。
 「へ?」と思う方もいると思いますが過去の投稿の「ザ・マッカラン12年シェリーオーク」の回でチラリと説明していますのでご覧ください。
 今回は辛口のオロロソシェリーの他に極甘口のペドロヒメネスシェリーという言葉が出てきました。
 辛口と甘口のシェリー樽原酒がブレンドされているなんて楽しみですね。


  • グレンドロナック12年 実飲
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 シェリー樽由来の濃い液色ですね。ボトルは古風でお洒落なデザインなので結構好みです。

  • グレンドロナック12年の香り
 レーズン、熟した黒ブドウ、樽香らしい使い古した木材の年季。ラム酒を使ったスポンジケーキ。甘さが主ですが何かメリハリのある鋭さを感じます。

  • グレンドロナック12年の味
 ドライフルーツ、レーズンは当たり前のように現れます。しかしそれはレーズンと蜂蜜をふんだんに使ったパウンドケーキを思い浮かべる味です。気のせいか紅茶のようなニュアンスもあります。蜂蜜由来の甘さが心地よく余韻を残します。
 マッカランと比較すると硫黄や金属臭さのようなものが控えめに感じます。

 少量の加水で香りが開き、香ばしさやスパイシーな感じも強く味わうことができます。

  • グレンドロナックハイボール
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 少し炭酸が抜けているので微炭酸ハイボールなのをお許しください。今後新品炭酸水を使って大きく印象が変われば追記修正します。

 シェリー系ウイスキーはあまりハイボールを勧められないことが多いです。
 このグレンドロナックハイボールは甘くて葡萄が強く感じられるハイボールなのですが若干の渋い葡萄も混じったような感覚と主張しすぎた樽香もあります。
 決して美味しくないわけじゃないのですが、私はストレートと加水でいただきたいボトルです。


  • グレンドロナック12年の感想


香り:★★★★☆☆

味:★★★★☆☆

ハイボール:★★★☆☆☆

面白さ:★★★☆☆☆

デザイン:★★★★☆☆

コスパ:★★★☆☆☆

宅飲みオススメ度:普通

総合点:★★★★☆☆

カイ太郎コメント:飲む洋菓子。

  • 感想
 シェリー樽熟成のウイスキーを飲みたい!という欲を満たしてくれるエレガントな印象のウイスキーでした。シェリー樽ウイスキーってどんな味?と気になっている方は是非購入を検討してみてください!
 ティータイムのように優雅に嗜むと気分もノッて楽しかったです。意外と昼間からや屋外で飲むのもいいかもしれません。
 
 マッカランとの比較の件ですが、そっくりと言うわけではなくキャラクターは別でした。
 そのため、マッカランの「似たモノ」として見るよりは全く新しいボトルだと思って飲むことをオススメします。






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