ただ今2021年3月3日の雛祭りです。
 桜餅が大好きなので久々に食しましたがやはり美味いです。桜餅に合わせてお酒を飲みたいと思い今回も晩酌を進めます。その21杯目のお酒はこちら!

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 ザ・マッカラン12年
ダブルカスクです!

 過去に「ザ・マッカラン12年シェリーオーク」のレビューを投稿したことがあります。ぱっと見かなり似ている見た目なので購入の際は間違えないように気をつけましょう。

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 左がシェリーオーク、右がダブルカスクです。ラベルに書いてある樽のイラストの数も目印になりますね。液色も少し違います。
 
 何度か宣言していますが、私はかなりマッカランが好きです。このダブルカスクを次は飲み進めていきたいと思います!


  • ザ・マッカラン12年
 ダブルカスクの概要


・種類:ウイスキー

・カテゴリー:シングルモルト スコッチウイスキー

・価格:8000円前後(700ml)

・定価での入手難易度:やや低

・アルコール度数:40度

・特徴:スペイサイド地方を代表するザ・マッカラン。12年モノの中で分岐したダブルカスクシリーズのスタンダード品。

 ザ・マッカランの特徴についてはシェリーオークの回でお話ししているので省略します。
 今回は「ダブルカスク」という名前である通り、樽に違いがあります。
 マッカランはヨーロピアンオークという木材を使った樽でシェリー酒を熟成し、その空いた樽でウイスキーを熟成させています。つまりヨーロピアンオークシェリー樽です。このヨーロピアンオークを使用することでドライフルーツや濃いベリー系統の味わいが生まれるそうです。
 そしてダブルカスクにはヨーロピアンオークの他にアメリカンオークのシェリー樽熟成原酒も使われています。アメリカンオークはバニラやココナッツ、柑橘類などの風味を与えてくれるそうです。

 ヨーロピアンオークとアメリカンオーク。この2種類のシェリー樽で熟成させたそれぞれの原酒を掛け合わせたのがこの「ダブルカスク」です。

 販売は2017年3月からと記憶に新しいボトルですが、私がお酒を始めたのはその2年後なので発売当時の盛り上がりは知りませんでした。
 最近休売情報が入りましたがたまに店舗で見かけます。実際どうなのでしょうか。(2022年10月追記)


  • ザ・マッカラン12年
ダブルカスク 実飲
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 うーむ、やはりマッカランのボトルは映えますね。色は明るい琥珀、金に近いかもしれません。

  • ザ・マッカラン12年ダブルカスクの香り
 マッカランらしい重厚感、しかしドライフルーツの後にオレンジなどの柑橘、ジンジャーなどのスパイシーな香りがします。アメリカンオーク樽を足すだけでこんなに違うんですね。

  • ザ・マッカラン12年ダブルカスクの味
 まずはレーズン系の沁みるような甘さがあります。その後すぐにドライオレンジ、柑橘類の皮の苦味、ジンジャーレモン、甘さ控えめのマーマレード。
 少量の加水ではあまり変化がなく、スパイシーな香りが開くイメージです。
 余談ですが、冒頭の桜餅。非常に合います。

  • マッカラン ダブルカスクハイボール
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 贅沢なハイボール。ここに来てバニラ系の丸い甘さが引きでてきました。辛口ジンジャーエールのようなスパイシーさも残っていて、ハイボールにしてもシェリーオークとはかなり印象が異なりました。


  • ザ・マッカラン12年
 ダブルカスクの感想


香り:★★★★☆☆

味:★★★☆☆☆

ハイボール:★★★★☆☆

面白さ:★★☆☆☆☆

デザイン:★★★★☆☆

コスパ:★★☆☆☆☆

宅飲みオススメ度:やや低

総合点:★★★☆☆☆

カイ太郎コメント:友人宅とかにあると「お?久々に飲みたいなあ?(ニヤリ)」となるボトル。

  • 感想
 シェリーオークかダブルカスクか、素人の私でも違いは充分にわかるほどありました。
 どちらが優れているというより、どちらの傾向が好みかによってそれぞれ評価が変わると思います。
 高価な物なので、個人的にはシェリーオークのような重厚感を感じたいと思ってしまいました。
 滅多に買えない物で、尚且つ同じ価格でダブルカスクをチョイスして購入するかどうかは、やはり飲み比べないと判断が難しいかと思います。
 BARなどにもあると思うのでマッカランの飲み比べなどをして購入する場合は厳選すると良いかもしれません。



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