27杯目のお酒はポケットサイズですがこちら!

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ブラックニッカ 
リッチブレンドです!

 今回はまずは味見用に、安売りされていたポケットサイズ(180ml)のボトルでレビューします。かなり序盤ですが「ジムビーム」の回でも地味に同じ小さなボトルでした。
 小さいだけで中身はフルボトルと変わらないのでご安心ください。


  • ブラックニッカ 
リッチブレンドの概要


・種類:ウイスキー

・カテゴリー:ブレンデッド ジャパニーズウイスキー

・価格:1000円前後(700ml)

・定価での入手難易度:低

・アルコール度数:40度

・特徴:ニッカウヰスキーが誇る定番ウイスキーであるブラックニッカ。リッチブレンドは熟した果実香が特徴の華やかでちょっと贅沢なブラックニッカです。

 「ブラックニッカ」という銘柄は以前「ブラックニッカクリア」の回でお話ししていますのでそちらをご覧ください。
 今回のリッチブレンドは名前の通りクリアよりも一段階高級なラインナップ。価格も300円ほど上がり、アルコール度数も3度ほどアップしています。

 製法の特徴としてはシェリー樽で熟成されたモルトウイスキー原酒を使用しているとのこと。ニッカウヰスキーのモルト原酒といえばこの前レビューした「余市」「宮城峡」をシェリー樽で熟成したものが含まれているのですね。
 そこにカフェグレーンウイスキーで味をまとめているそうです。

 今までの投稿でも何度かグレーンウイスキーという言葉が出てきましたが、これは様々な穀類を使ったクリアなウイスキーです。これを単品で飲むこともありますが、ブレンデッドウイスキーの味の引き立て役として使われていることが多いです。話すと長くなるのでグレーンウイスキーについては違う時に触れたいと思います。
 カフェグレーンと書きましたが、これはニッカウヰスキーが日本で初めて導入したカフェ式連続式蒸留器を使用したもののことで、蒸留後もグレーンの香味が強く残ることが特徴です。ちなみにカフェは人名なのでコーヒーを使ったりするわけではありません。


  • ブラックニッカ
リッチブレンド 実飲

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 リッチブレンドのボトルは金色に光っていてなかなかに豪華に見えます。さすがリッチ。

  • ブラックニッカ リッチブレンドの香り
 グレーンらしい穀物の甘さが主体で、シェリー樽由来のレーズンもふんわりと奥に香ります。薄らと黄桃のような果実感もあります。

  • ブラックニッカ リッチブレンドの味
 まず強めの甘さがきます。蜂蜜、穀物系の味が強いためバニラを添えたレーズンパンのようです。味わいの中でドライプルーンのような果実系統の甘味が徐々に現れ、ピリピリとしたアルコール刺激とともに消えていきます。甘さは舌に残る感じです。
 加水をすると刺激が落ち着いて味がわかりやすくなるのでオススメです。

  • ブラックニッカ リッチハイボール
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 やはりこの価格帯はハイボールが主な飲み方となりますよね。ハイボールにすると樽由来といえば聞こえが良いですが、独特の苦味が感じてきます。
 フルーティーなハイボールではあるのですが香水のような強い香りもして好きずきがありそうです。


  • ブラックニッカ
リッチブレンドの感想


香り:★★★☆☆☆

味:★★★★☆☆

ハイボール:★★☆☆☆☆

面白さ:★★★☆☆☆

デザイン:★★★★☆☆

コスパ:★★★☆☆☆

宅飲みオススメ度:普通

総合点:★★★☆☆☆

カイ太郎コメント:ブラックニッカの一ラインナップとしてなら一度研究するのもアリ。

  • 感想
 ハイボールに期待していたので、その独特さに少し驚きました。悪くはないのですがもう少しシンプルでスマートな甘さが良かったと個人的には思います。逆にストレートに加水をすると予想以上に美味しく飲めました。
 ブラックニッカクリアを常飲している人はかなり多いと思いますがブラックニッカ愛が強い人はたまの贅沢でリッチブレンドに手を伸ばしても良いかもしれません。ただ、総合評価を星3つにしたり宅飲みオススメ度を普通にしたのは、さらに少し上のラインナップにディープブレンドやSPが存在しているという理由もあります。
 是非一通り試してみたいものですね。









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