今回は漢らしくパワフルなボトルのこちら!

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ワイルドターキー8年です!


 こちら、かなり有名なバーボンウイスキーだと思います。
 私が好きな漫画「グラップラー刃牙」シリーズで花山さんというキャラがガブォガブォと一気飲みしているウイスキーです。
 私もこの七面鳥のラベルや美味そうな液色にに惹かれて序盤に購入しました。今回は渋くカッコつけていただきたいと思います。


  • ワイルドターキー8年の概要


・種類:ウイスキー

・カテゴリー:アメリカンウイスキー(バーボン)

・価格:2500円前後

・定価での入手難易度:低

・アルコール度数:50.5度

・特徴:歴代アメリカ大統領が愛飲した「キングオブバーボン」とも呼ばれるワイルドターキーシリーズ。ワイルドターキースタンダードに続くワンランク上のラインナップである8年は力強くスパイシーな味わいが特徴的です。

 ワイルドターキーは名前を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。1869年から続く老舗バーボンメーカーです。バーボンについては「ジムビーム」「バッファロートレース」を今までレビューしてきました。言葉の説明はそちらで復習していただければと思います。
 ワイルドターキーという名前は、1940年頃のオーナーの趣味が七面鳥狩りであり、狩仲間に振る舞っていたところ仲間から提案されたというエピソードが有名です。

 ワイルドターキーの製法の特徴としては大きく2つ挙げられます。
 まず、原材料のトウモロコシの割合が低いところです。バーボンは原材料にトウモロコシ、小麦、大麦麦芽、ライ麦などの穀物を混ぜて使います。その中でトウモロコシの割合を減らすとスパイシーさが増して力強い味わいになります。
 次に製造過程でアルコール度数を控えることが特徴です。蒸留の際は60度ほど、樽詰の際は55度ほどにしているそうです(法律では蒸留80度以下、樽詰62.5度以下とされている)。アルコールを抑えながら作ることで素材の味を引き出す効果が期待されているだとか。

 ただ、実際ボトルの中身のアルコール度数は50.5度のため、他のウイスキーに比べて低くはなく、むしろ高い方だと思います。「製造過程での」度数が低く保たれているということをお気をつけてください。それではいただきましょう。



  • ワイルドターキー8年 実飲

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 「いつもの、、、」とかマスターに頼んでワイルドターキー飲むのが夢です。色はかなり濃く茶褐色ですね。

  • ワイルドターキー8年の香り
 香ばしい樽の木材、麦、特にライ麦が多いからかドライな旨味。マスクメロン、未熟なバナナ、使い古した革財布のような香りもあります。

  • ワイルドターキー8年の味
 口に含むと強いバニラの甘さ、香りで感じた麦や木材の香ばしさが口の中に広がります。辛いものを食べた時のように徐々に激しくアルコール刺激が舌を刺激します。唇についたところもビリビリするので気合いがいるレベルです。

 口の中で揮発する甘さとアルコールはフレンチトーストから染み出す蜂蜜のようにも感じます。
 加水をしてもスパイシーさは健全でドライさが増します。余韻にバナナや瓜のような青臭さが若干感じられるようになりました。

 かなり力強いタイプなのでオンザロック(ロック)で飲むのもオススメです。

  • ターキー8年ハイボール
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 香りと味で分かる強いバニラとドライなスパイシーさはハイボールと相性が良いと思います。
 ハイボールにしてもしっかりとした甘味に飲み応えを感じ、余韻にはしつこくない樽感もあり噛み締めていただけます。



  • ワイルドターキー8年の感想


香り:★★★★★☆

味:★★★★★★

ハイボール:★★★★★☆

面白さ:★★★★☆☆

デザイン:★★★★★☆

コスパ:★★★★☆☆

宅飲みオススメ度:高

総合点:★★★★★★

カイ太郎コメント:私の中でバーボンと言えばコレ!


  • 感想
 はい、初の最高点となりました。入手難易度、価格ともに優しめであり宅飲みにも適していると思います。ストレート、ロック、ハイボールとどれも美味しく楽しめます。特に変えて欲しいところもないので私はこのままお気に入りにしたいと思います。

 アルコール度数が高めで味も辛いので初心者にオススメするのは気が引けますが、ウイスキーが好きな人には是非飲んでもらいたい一品です。

 ちなみにワイルドターキーはオールドボトル(昔のボトル)も大人気で、「ザ・マッカラン12年シェリーオーク」の回の終わりにも話したように、違った味わいを楽しめるそうです。

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 ミニチュアボトルですが、、、こっちを向いたカラーの七面鳥が特徴です。改めてこちらはいつかレビューしたいと思います。





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