29杯目のお酒はこちら!

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カティサークです!

 古めかしいラベルが印象的であちこちの酒売り場で見かけます。少し地味にも見えますが晩酌の味方として根強い人気があります。今回はこちらのウイスキーを家飲みしていきたいと思います!


  • カティサークの概要


・種類:ウイスキー

・カテゴリー:ブレンデッド スコッチウイスキー

・価格:1000円前後

・定価での入手難易度:低

・アルコール度数:40度

・特徴:1923年から販売され出した定番ウイスキーの一つ。有名なモルト原酒が沢山使われていて、癖がなく軽やかな味わいが特徴です。

 カティサークと言えばかの小説家、村上春樹氏を思い浮かべる人も多いです。村上氏自身、このカティサークを愛飲しているらしく小説内でしばしば登場するそうな。一冊しか読んだことがありませんので語れませんが、特に読書好きな方は雰囲気もバッチリでいただけそうですね。
 このトレードマークの帆船は「カティサーク号」というまんま名前の通りのスピード自慢の大型船だそうです。19世紀後半からイギリス〜中国間の紅茶輸送に使われていました。どうも当時の話題性に乗っかった名前とデザインだそうで深い繋がりはそこまで感じませんが、、、。

 カティサークはブレンデッドウイスキーのため様々なウイスキー原酒がブレンドされています。今回のキーモルトとして挙げられるモルトウイスキーは

・グレンロセス
・マッカラン
・ブナハーブン
・ハイランドパーク
・タムデュー

などです。グレンロセスはブレンデッドウイスキーの原酒を多く作る蒸留所で有名です。その他もピート控えめなものが多いためカティサークはウイスキー独特の癖が少なめと言えます。


  • カティサーク 実飲
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 ワインのボトルのようですね。液色はかなり薄いですが、これは無着色へのこだわりのようです。

  • カティサークの香り
 色の薄い花、軽やか系な蜂蜜、若干埃や湿った生地。フローラルな香りの香水、白ブドウ。かなりお淑やかで女性的なイメージです。

  • カティサークの味
 アルコールの刺激がありますが癖はなく落ち着いた感触。ドライイチジク、洋梨、軽やかな麦、ミルクチョコレート、花の香りの香水が口の中に広がるようです。

 飲みやすいのですが、個人的には独特な香水のような個性を感じます。
 加水をすると人工的な葡萄飲料のような甘い香りと穀物系統の味わいが強くなりますがいずれもとてもライトです。
 
  • カティサークハイボール
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 ハイボールにすると洋梨やマスカットを感じるフルーティーな香りと、穀物らしい甘さと木や紅茶の渋みある味わいになりました。


  • カティサークの感想


香り:★★★★☆☆

味:★★☆☆☆☆

ハイボール:★★★☆☆☆

面白さ:★★★★☆☆

デザイン:★★★☆☆☆

コスパ:★★★☆☆☆

宅飲みオススメ度:やや高

総合点:★★★☆☆☆

カイ太郎コメント:映画「グリーンブック」を観た後にベランダや庭で飲むと沁みる。

  • 感想
 ある意味の独特さがあり、好きな人はとことん好きになれると思いました。私は香りが結構好きなのですが、味わいに香りとのギャップを感じてしまいどこか異質な感覚になってしまいます。飲み進めるうちにそのギャップに慣れてくるのですがやはり個性的だなぁと思います。

 素晴らしいコスパも強みなので気軽にお試しできるところも良いです。気になるなあと思ったら我慢せず試してみるのがいいと思います。



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