こちら、少し大きめの酒屋さんでは意外と売っているのですが、飲んだという人はあまり多くない印象があります。

　概要でお話しするのですが、どうも話題の主役に上がることが中々ないような、、、。

　今回はこの記事の主役として活躍してもらいたいと思います。

• オーヘントッシャン12年の概要

・種類：ウイスキー

・カテゴリー：シングルモルト　スコッチウイスキー

・価格：4000円前後

・定価での入手難易度：やや低

・アルコール度数：40度

・特徴：1823年から設立したスコットランドのローランド地方を代表するシングルモルトウイスキー。12年はラインナップの中でスタンダードな立ち位置です。

　今回は新しく「ローランド地方」のウイスキーです。ローランド地方はスコットランドの南側に位置する広大な場所です。昔はウイスキー作りも盛んでハイランド地方に並ぶほどでしたが、産業の重きが他の場所に向いたため衰退してしまいました。現在はグレーンウイスキーの蒸留所が多くあるようです。

　このように影が薄くなりがちなローランドモルトウイスキーですが、伝統ある蒸留所がまだいくつか残っていて、その中でも特に有名なものがこのオーヘントッシャンです。

　オーヘントッシャンはローランドウイスキーの伝統である「3回蒸留」を今もなお行っていることが特徴です。

　普通、スコッチウイスキーは2回蒸留で、アイリッシュウイスキーは3回蒸留することが基本なのですが、オーヘントッシャンはスコッチウイスキーでありながら3回蒸留を行い、雑味を取り除いた軽快な味わいを表現します。

　

　12年以上熟成された今回のボトルはバーボン樽で熟成されているそうです。

　それではいただきましょう。

• オーヘントッシャン12年　実飲

• オーヘントッシャン12年の香り

　バニラや穀物の甘い香りもしますが、今までとはまた異質に感じる人工的な香りもします。薔薇などキツめの花の香水、薬品臭、咳止め薬。

• オーヘントッシャン12年の味

　舌触りは滑らかで、アルコール刺激は並程度。フルーティー系統のコーヒー。花の香りが染み込んだ蜂蜜、香りよりは印象が薄いものの人工的な薬品臭もします。
　加水をすると味わいが落ち着きますがアルコール系の味が強まったように感じます。

• オーヘントッシャンハイボール